ゴルフ
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渋野日向子は予選落ち…「ポアナ芝嫌い」公言はかえってマイナスに作用とスポーツ心理学者が解説
【パロスベルデス選手権】第2日 先週に続いて、今大会もカリフォルニアのコースが舞台。渋野日向子(23)は初日、5オーバー131位と大きく出遅れた。 原因はポアナ芝のグリーンだ。国内でいう「スズメノカタビラ」という雑草の...
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マスターズにあって日本男子ツアーにないもの 「誰もがワクワクするコース選定」の大切さ
「短いのに何でこんなに難しいんだろう?」 世界アマチュアランク1位資格で初めてマスターズに挑戦した中島啓太が、アーメンコーナーの12番パー3で味わった驚きと戸惑いの声だ。距離は155ヤードとウエッジやショートアイアンでも届くが...
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優れた上半身の感覚が大事 ゆったり見えた“ジェット尾崎”のドライバーショット
今ぐらいの季節になると懐かしく思い出されるのは「フジサンケイクラシック」です。会場はいまの「富士桜カントリー倶楽部」ではなくて私らの年代では、やはり「川奈ホテルゴルフコース富士コース」です。 相模湾に面した風光明媚なリゾート...
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サンドウエッジのスピン性能は溝形状よりボールのほうが影響大
今どきのゴルフクラブはドライバーだけでなく、アイアンも飛距離性能を追求したモデルが増えています。飛ぶことがゴルフクラブの必須条件になりつつありますが、例外もあります。バンカーショットやグリーン回りで使うサンドウエッジ(以下SW)です...
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パットはボールが止まるまで見届ける 合田洋プロのパター奇策に学ぶこと
レイクグリーンGC(岐阜)で開催された1994年「日本プロ選手権」の最終日最終組の最終18番ホールです。 グリーン手前のバンカーの中でサンドウエッジを手にして考えている合田洋を、私は「サンドウエッジのリーディングエッジでコツ...
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「飛ばし」より方向性重視 ドライバー練習は目的意識を持って取り組む
ゴルフ練習場では、ドライバーばかり一生懸命に振っているアマチュアをよく見かけます。 練習開始の1球目からドライバーを使い、しばらくしてアイアンの各番手を一通り打ってから、またドライバーに戻るといった具合に、大半をドライバー練...
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ジョン・ラーム コンパクトなトップから放たれる“圧倒的飛距離”の凄さ
2020年「メモリアルトーナメント」でPGAツアー4勝目を挙げて、25歳という若さで世界ランク1位の座についたジョン・ラーム。 その後、「全米オープン」というビッグタイトルを含む2勝を挙げて、世界ランク上位の常連というよりも...
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圧倒的飛距離のジャンボ尾崎に1打差まで迫られた合田洋の意外なパター選択
1994年5月15日の「日本プロ選手権」最終日です。スタート時点は合田洋7アンダー、私、海老原清治2アンダー、ジャンボ尾崎1アンダーというのが最終日最終組の顔ぶれです。 私を含めた大方の予想通りジャンボの猛追が始まりました。...
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大画面で飛距離を自動表示 距離計測器はセルフプレーの強い味方
プレー料金が手ごろなセルフプレーを楽しむアマチュアが増えている。 同時に初めてラウンドするゴルフ場でキャディーがいなくても、ピンまでの残り距離などコース情報を知ることができる距離計測器が対前年比120%と売り上げを伸ばしてい...
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畑岡奈紗が米ツアー6勝目 悪い流れを断ち切り「圧勝」へと導いた強靭メンタル
「目標は15アンダー。達成できてよかった」 LPGAツアー6年目の畑岡奈紗(23)が、先週の「DIOインプラントLAオープン」で通算6勝目を挙げました。 2位に4打差をつけて単独首位スタートの最終日は第3ラウンドと同じ...
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畑岡奈紗が米ツアー6勝目でメジャー射程も…ヒタヒタと忍び寄る渋野日向子の足音
「今年こそは……」と思っているに違いない。 米女子ツアー「DIOインプラントLAオープン」で、畑岡奈紗(23)が2位に5打差をつける通算15アンダーで米ツアー6勝目(日米通算11勝目)を挙げた。 畑岡は2016年10月...
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ジャンボの猛追かわし国内メジャー初優勝 目の前で見た合田洋のバンカーからパターの奇策
1994年「日本プロゴルフ選手権」(レイクグリーンGC・岐阜)は合田洋プロの初優勝が日本中で話題になりました。 みなさんは忘れていると思いますが、あの大会で最終日最終組に私も入っていたのです。 ですから、合田洋とジャ...
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初Vの桂川有人にも強い海外志向 男子“黄金世代”の優勝が国内ツアーに与える深刻影響
【ISPS HANDA 欧州・日本、とりあえず今年は日本トーナメント!】最終日 先週は男女ツアーとも黄金世代が初優勝した。 男子はツアー2年目の桂川有人(23)。今季は1月のアジアンツアー共催大会「SMBCシンガポール...
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髙橋彩華が念願のツアー初優勝も…「川奈でプロ初Vは大成せず」の不吉なジンクス
【フジサンケイレディス】最終日 第40回の記念大会を制したのは高橋彩華(23)。初日から首位を守り通算12アンダーでツアー初優勝を手にした。 会場は2005年から川奈ホテルGC富士Cに定着。この地でツアー初Vを遂げたの...
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フリンジからのパターで打つ前に前方にあるフリンジ上のピッチマークを直したケース
ボールはグリーンのフリンジ(カラー)に止まっていた。ボールがフリンジに落ち、バックスピンで戻ったようで、ボールの約30センチ先にボールマークのへこみがあった。 パターで打つ際に気になったのでグリーンフォークで直したところ、「...
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急なつま先上がりのライからのアプローチでは「右ひじを脱力させる」こと
真っ平らな河川敷コースでもない限り、わが国のゴルフ場では「つま先下がり」「つま先上がり」「左足下がり」「左足上がり」とトラブルになりやすいさまざまなライに遭遇します。 とくにアップダウンのきついコースなど、右サイドがのり面に...
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中原まことさん(1)ゴルフデビューは30歳の時の漫画原作がきっかけ
ゴルフ漫画の原作を書いてみないか、と言われたのがきっかけで、ゴルフとの縁が深くなりました。 27歳でアテもなく脱サラしたときには、すでに2人の子供がいたので、塾講師をしながら漫画の原作を書いていました。漫画の原作というのは穴...
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稲見萌寧は本調子ではなく表情暗いが…今は体を整えるのが先
統合された2020-21年シーズンに9勝(20年1勝、21年8勝)を挙げて初の賞金女王に輝いた稲見萌寧は、東京五輪でも銀メダル獲得と昨年は大活躍でした。 しかし、今年はここまで未勝利です。 1年前は「明治安田生命レデ...
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正確なインパクトにはダウンでシャフトの角度を変えないことが大事
先週の国内女子ツアー「KKT杯バンテリンレディスオープン」は、6ホール2時間に及ぶプレーオフの末、植竹希望が念願のツアー初優勝を手に入れた。 これで黄金世代のツアー優勝は10人目となったわけだが、植竹のスイングの特徴はダウン...
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昨年“隔離破り”の石川遼が激怒させた主催者に頭を下げるも…初日出遅れで水に流せず
国内男子ゴルフツアーの新規大会「ISPS HANDA 欧州・日本、とりあえず今年は日本トーナメント!」(茨城・PGM石岡GC)が開幕。写真は前日に行われたプロアマ戦のスタート前の一幕だ。 主催者(国際スポーツ振興協会=ISP...
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時代はパーシモンからカーボンドライバーへ 契約メーカーの商品開発はユニーク
現在、ロングアイアンに取って代わりそうな勢いで、プロアマ問わずユーティリティークラブが使用されています。 その元祖とも言うべき通称「タラコ」を私はいち早く使い始めていたという話をしました。契約するPRGRの「インテスト」です...
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スコッティ・シェフラーは初勝利から6戦4勝 強さの秘訣は「深い信仰心」にあり
「マスターズ」でメジャー初優勝を挙げたスコッティ・シェフラーは、2月の「フェニックス・オープン」での初優勝から2カ月間で4勝と勢いに乗っています。 いま世界ランク、フェデックスランク、賞金ランクのトリプルトップです。PGAツア...
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クラブのバランスをすべて揃えても振り心地は同じになるとは限らない
テニスや野球と異なり、ゴルフでは複数のクラブを同時に使用します。 ドライバーからフェアウエーウッド(FW)、ユーティリティー(UT)、アイアン、そしてウエッジと用途が異なるクラブを使ってプレーします。 複数のクラブを...
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青木功さんの「7番アイアンでロブショット」の真意
ドライバーはドロー、フェードと球筋のコントロールが大事なので、スピンコントロールを考える必要があります。とはいえ基本は飛距離を稼ぐ道具ですから、極端な言い方をすれば、ノースピンの棒球でも構いません。 それに対して、アイアンの...
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井戸木鴻樹の抜群の安定感は、コンパクトなスイングを崩さないから
昨年シニアツアーで3勝を挙げた井戸木鴻樹プロは、2013年「全米プロシニア選手権」を制した功績で永久シード権があります。 しかし、昨年の開幕戦直後に行われた、あるメディアのインタビューで、「いつまでも、これ(永久シード)に甘...
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青木功さんからは「もっとベタ足で打て」と注意されていた
1985年の「中日クラウンズ」最終日、中嶋常幸に2打リードで迎えた最終18番ホールは、2オン、2パットのパーを取って、私はツアーで初優勝しました。 18番パー4は、右のOBにさえ行かなければ、パーを取るのは、それほど難しいホ...
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急増する女性ゴルファー取り込み目指して新ブランド「B-LD」を立ち上げ
コロナ禍が全国に広がり、感染しにくく、運動不足解消にいいと屋外スポーツのゴルフに多くの人が関心を寄せて、ここ数年は若者や女性などゴルフを始める人が増えている。 2021年3月に矢野経済研究所が発表した調査結果では、この2年間...
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渋野日向子が米ツアーでの勝利をつかむにはグリーン上の精度アップが不可欠
LPGAツアー本格参戦1年目の渋野日向子が、自身5戦目の「ロッテ選手権」で今季ベストの2位フィニッシュでした。 最終組で一緒に回り、逃げ切り優勝のキム・ヒョージュとはスタート時に3打差でしたが、17番では1打差まで迫り、追い...
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「クラブヘッドフォーカス」効率よくヘッドを動かすことに意識を集中させる
布団叩きを例えとして、クローズスタンスが、非力な人にとってオープンスタンスよりもいかにパワーを集中できるのか、利点を解説しました。 下半身が布団を叩きにいって、それに連動して布団叩きを持った上半身が動き出せば、パワーを集中し...
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渋野日向子は2打差2位で惜敗…来季シード権当確も「勝てる試合」を落とした影響は?
【ロッテ選手権】最終日 悔やむ試合にならなければいいが。 通算7アンダー2位タイ発進の渋野日向子(23)は、首位に立つキム・ヒョージュ(26・韓国=世界ランク13位)とは3打差と、米女子ツアー本格参戦5試合目に優勝のチ...