プロ野球
-
選手チェックで重視した手足の親指の使い方 技術以外ではルックスも評価項目に入っていた
鈴木には球場で視察するときの指定席がある。一塁側か三塁側、目当ての選手のベンチでの様子が見える場所で、立ち居振る舞い、しぐさ、クセも含めてチェックする。 投手を評価する上で重視していたのが、足の親指の使い方だ。 「根本...
-
日本ハム山﨑福也が5勝でリーグトップ 好調の秘密はOB絶賛「超速テンポの初球ストライク率」
「特筆すべきはテンポの良さです。打たれることを恐れずにどんどんストライクを投げ込み、四球が少ない。この日も3失点した二回を除けば、初球ストライク率が高かった。そりゃ、野手のリズムも良くなり、打線の援護が期待できますよね」 現役...
-
西武ドラ1武内夏暉が完封目前で緊急降板…名球会OBが「故障リスクが増す」と怒る選手とベンチの無為無策
スタンドでは、何人もの西武ファンが祈るように両手を合わせていた。 19日のソフトバンク戦の九回。八回まで強力ホークス打線を4安打無失点に抑えていた西武先発のドラ1左腕・武内夏暉(22)が、プロ初の完封勝利を目前にして突然、マ...
-
小久保ホークスが首位に立つ必然 突っ込みどころがなさすぎて少し意地悪な視線でウオッチしている
小久保裕紀監督(52)が率いるソフトバンクが好調だ。正直、彼を記事にするのは難しい。まともで真面目。やることに破綻がないから、突っ込みどころがないのだ。 今季、3番・柳田悠岐から4番・山川穂高、5番・近藤健介と続くクリーンア...
-
球宴全セ岡田監督が巨人菅野“わざわざ選出“の深謀遠慮 「阪神からは?」に歯切れの悪い答えも
「菅野投手は復活の意味を含めて。もともとセ・リーグのナンバーワン投手なのでぜひ選びたい」 17日に大阪市内で行われたマイナビオールスターゲーム2024の記者発表、06年以来、18年ぶりにセ・リーグの指揮を執る阪神の岡田彰布監督...
-
DeNAに問われる「ドラ1度会隆輝を育成する覚悟」…8日以降はベンチに干されついにプロ初の二軍落ち
昨16日、DeNAドラ1新人の度会隆輝(21=ENEOS)が出場選手登録を抹消され、プロ初の二軍落ちとなった。 オープン戦で首位打者を獲得すると、セ・リーグ新人初の開幕戦から2試合連続本塁打。2戦目の3月30日の広島戦は第1...
-
弱すぎる西武に「ライオンズブルーの呪い」の声…もはやユニフォームを水色に戻すしか?
5月15日、西武は日本ハムに3-12で敗戦。借金は同日時点で今季最多タイとなる11に膨れ上がり、チームはパ・リーグ最下位とまさに泣きっ面にハチだが、その最下位が定着し始めた4月下旬から「ライオンズブルーの呪い」というフレーズがX(旧...
-
日本ハム万波中正は「使い込まれて」真価発揮するタイプ 新庄監督の“特別扱い”は逆効果だった
昨季、本塁打王に1本差の25本塁打を放った万波中正(24)にエンジンがかかってきた。 15日の西武戦は、初回に先制の5号3ランを放つなど5打数3安打4打点。今季2度目の5連勝に貢献し、チームの貯金は今季最多を更新する「7」に...
-
DeNA筒香嘉智にまさかの「内角速球克服説」急浮上…“因縁”の巨人は手詰まり状態
DeNAの筒香嘉智(32)が14日、富山で行われた“因縁”の巨人戦に、日本球界復帰後、初めて出場した。 巨人陣営は「筒香には打たせるな」が合言葉。なぜか。さる球界関係者がこう言った。 「開幕後に、日本復帰を決断した筒香...
-
過去最大のボロ儲けに阪神ナイン高笑い! 親会社が“日本一効果”如実な決算発表
日本一効果は37億円で過去最高水準だという。 14日、阪神の親会社である阪急阪神ホールディングスが2024年3月期決算を発表。昨年、岡田監督(写真)率いる阪神が38年ぶりに日本一を達成したことで、「エンタテインメントセグメン...
-
関東大会進出と同じくらい嬉しい教え子の活躍...巨人・高橋礼の「人生ベストボール」を振り返る
おかげさまで専大松戸は春季千葉大会を制し、18日開幕の関東大会に進むことができました。初戦は東海大相模さんとの対戦です。引き続き応援のほど、よろしくお願いいたします。 関東大会進出と同じくらい、うれしいニュースがありました。...
-
巨人の救世主になるか?緊急補強したヘルナンデスは10年以上マイナー塩漬けの苦労人
巨人が10日、前レンジャーズ傘下3Aラウンドロックのエリエ・ヘルナンデス(29)を獲得すると発表した。 ドミニカ共和国出身の右投げ右打ちの外野手は、今季3Aで20試合に出場し、打率.289、2本塁打、10打点。今月3日に契約...
-
巨人・大勢の危険すぎる見切り発車…「10日間最短復帰」で守護神は肩痛再発の可能性大
右肩違和感のため4日に出場選手登録を抹消された巨人の大勢(24)が、週明けにも一軍復帰する可能性が出てきた。 3日の阪神戦の九回に登板。2死から3連打を許して1点を失ったところで、自ら右肩の変調を訴え、「投げられないなという...
-
日本ハムのさらなる躍進を予感させる「育成システム」の復活 一軍好調の裏で二軍もぶっちぎり首位
昨年までの2年間、貯金をひとつもつくれなかった日本ハムが気を吐いている。 昨季、本塁打王に1本差の25本塁打を放った万波(24)は目下、3本塁打、打率.230。7年目の清宮(24)は二軍暮らし。4番候補の野村(23)は不調で...
-
岡田監督の「広島恐怖症」が阪神連覇の壁に…鯉キラー大竹耕太郎でも勝てず甲子園で4連敗
阪神の岡田彰布監督(66)にとって、痛い一敗になりそうだ。 8日の広島戦は、昨季6勝無敗の鯉キラー、大竹耕太郎(28)が先発するも、1-3で敗戦。これで甲子園での対広島戦4連敗となり、対戦成績もリーグで唯一負け越しの2勝4敗...
-
DeNA26年ぶりVは筒香よりメキシコで奮闘中のバウアー次第 6月以降に復帰交渉が本格化
この日も一番の歓声が起きた。8日のヤクルト戦。スタメン発表で復帰2戦目となる筒香嘉智(32)の名前がコールされると、横浜スタジアムのボルテージが一気に上がった。「6番・左翼」で出場したこの日は3打数無安打2三振に終わったものの、6日...
-
巨人・大城卓三が今オフ国内FA権行使か…監督交代で評価と立場が一変、出場数も激減
「成績もそうだし、一番は気分転換ということで落とした。2人で話をして本人も納得した。野球が楽しいという、そういう原点に戻ってきてくれと言った」 8日、選手会長・大城卓三(31)の出場選手登録を抹消した阿部慎之助監督(45)はこ...
-
巨人・秋広が今季初昇格も阿部監督「全く期待していない」…のんきな性格がアダで早くも背水の陣
巨人の秋広優人(21)が7日の中日戦で今季初の一軍昇格を果たした。 球団OBのゴジラ松井の背番号「55」を継承する4年目の大砲候補だが評判はあまり良くない。 中日戦前の練習中、オフに自主トレをともに行っている中日・中...
-
ゴジラはつらいよ…「長嶋茂雄DAY」で白羽の矢 ミスターからも阿部監督からも引っ張りだこ
相変わらずの人気ぶりである。巨人、ヤンキースなどで活躍した松井秀喜氏(49=ヤンキースGM付特別アドバイザー)が3日、「長嶋茂雄(終身名誉監督=88)」として開催された阪神戦の前に始球式を行った。 場内アナウンスで名前が呼ば...
-
後のサブローことPL学園・大村三郎は「隠し玉」としてドラフト4位で指名するつもりだった
1985年ドラフトの清原和博、桑田真澄をはじめ昭和、平成期のPL学園は逸材の宝庫だった。 鈴木もPL学園には何度も足を運んだ。93年ドラフトで松井稼頭央を3位指名した翌94年、「隠し玉」として温めていたのが、サブローこと大村...
-
4月だけで貯金12でもまだ足りぬ…ソフトバンクが怯える昨季のトラウマ
いくら貯金を稼いでも、安心するにはまだ早いか。 5月1日は楽天に敗れたものの、開幕から27試合で18勝7敗2分と好調をキープしているソフトバンク。4月終了時点で貯金12を作ったのは、南海時代の1955年以来、69年ぶりだ。 ...
-
西武・中村剛也は目標の「500本塁打」まで現役安泰? 29日SB戦で田淵幸一に並ぶ通算474号
敗戦の中、一服の清涼剤にはなったか。 昨29日、西武はソフトバンクに逆転サヨナラ負け。そんな中、福岡に集まった獅子党を歓喜させたのが中村剛也(40)の一発だ。 四回、0-1の2死から左翼テラス席に飛び込む同点の3号ソ...
-
日本の先発投手に改めて問いたい「もっと投げたくはないか」
開幕前、ロッテの吉井理人監督と話をした。 「あれだけの投手を中6日、中7日で使うのはもったいない。最低でも中5日で放らさにゃ」 と、佐々木朗希(22)の名前を挙げて、私は言った。これまで、ロッテと吉井監督は慎重に慎重を...
-
和田一浩の外野転向&2000安打達成を支えた大きな武器
西武、中日で2000安打を達成した和田一浩(現・中日コーチ)は、県岐阜商、東北福祉大、神戸製鋼を経て、捕手として1996年のドラフト4位で西武に入団した。 この年のドラフトは、井口忠仁(資仁、青学大=ダイエー1位)、黒田博樹...
-
阪神・青柳晃洋は移籍か、残留か…今オフFA権行使を左右する「マウンドからの景色」
阪神の杉山オーナーが26日、大山、坂本らのFA権取得に関し、「現場の意見を最大限、尊重しようと思う」と話した。 26日のヤクルト戦に先発した青柳晃洋(30)も、今季中に取得資格の権利を満たす予定だ。最多勝、最高勝率を2度(2...
-
DeNA度会隆輝が満塁弾含む3安打4打点! 因縁の「8番打者」で上げた逆襲の狼煙
打った瞬間、スタンドインを確信した。 DeNAのドラ1・度会隆輝(21=写真)が26日の巨人戦の八回、試合を決定づける満塁本塁打を右翼席に叩き込んだ。 この日は、開幕から全21試合で務めた1番を外れ、8番に降格してい...
-
「28年間で素材は一番」 清原以上の大砲候補を和歌山の小さな分校で見つけた
「28年間のスカウト人生で素材は一番。高校1年時の夏の大会でたまたま目についたショートがいた。リストは強いし、パワーもある。肩も強い。体も大きくて185センチくらいあった。足も50メートル6秒を切る。こりゃ、3年になったらすごく良くな...
-
DeNA筒香嘉智を待ち受ける「フラれた恨み骨髄の巨人戦」怨念含んだ胸元えぐる内角攻めに要注意
5年ぶりにDeNAに復帰した筒香嘉智(32)が25日、二軍戦出場3試合目で初めて守備についた。日本ハム戦に「4番・左翼」で先発し、3打数1安打。「海外と日本の投手の違いを感じている。その辺の感覚がまだ戻ってない。見えているのと、実際...
-
山川穂高は後ろ指さされてもソフトバンク移籍が大正解 強力打線でマーク分散、打点トップ独走中
幕張の夜空に「どすこい」がこだました。 25日のロッテ戦の四回、ソフトバンクの山川穂高(32)が今季5号となる2ラン。先制点にして決勝打という貴重な一打となった。 ここまで全試合4番で出場し、打率.233でも、5本塁...
-
阪神がアレよアレよと首位浮上…球団歴代最多勝利も近づき岡田監督の威光は増す一方
あれよあれよと首位に立ったのが、昨季セ・リーグ覇者の阪神だ。 開幕から2カード連続で負け越すなど、出足こそモタついたものの、24日のDeNA戦は1-3の九回に4点を奪い逆転勝ち。14日からは2つの引き分けを挟んで7連勝を飾っ...