黒田東彦
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日銀“様子見”出口戦略で大暴落 今後の株価、物価、景気はどうなる?
ついに日銀が異次元緩和の修正に踏み切った。「利上げではない」と黒田総裁は言ったが、市場はそう受け止めてはいない。 想定外の“サプライズ”に、20日は決定直後から為替も株価も大混乱。日米の金利差が縮まることから円が買われ、一時...
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黒田日銀「異次元緩和策」修正なぜこのタイミングで? 専門家に聞いた
なぜ、このタイミングで政策の見直しに動いたのか──。 日銀は20日開いた金融政策決定会合で、現在の大規模な金融緩和策の一部修正を決定した。長短金利操作を柱とする緩和策の枠組みは維持しつつ、0%程度に誘導する長期金利の許容変動...
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日銀内で“反アベノミクスの乱”! 異次元緩和の根拠となる政府との「共同声明」改定へ
日銀は19日と20日、今年最後の金融政策決定会合を開く。会合直前に、異次元緩和の根拠となる政府・日銀の「共同声明(アコード)」が改定されると報じられた。いよいよ、アベノミクスの終焉が近づいてきた。 共同通信は17日、複数の政...
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日銀・黒田総裁「異次元緩和策」検証渋る…任期切れまでの時間稼ぎで責任追及逃れモード?
「2%の物価目標の安定的な実現までになお時間を要する」 6日の衆院財務金融委員会で、現在の「異次元緩和策」や物価安定目標の検証について問われ、日銀の黒田東彦総裁(78)はこう答弁していた。 「目標実現が近づいてくれば、出...
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前代未聞の批判噴出 国民が突きつける黒田総裁退場勧告
「総裁はつらい気持ちで生活する人の気持ちを分かっていない」──。そんな怒りの声が日銀に殺到したという。黒田総裁が「家計の値上げ許容度が高まっている」との暴言を吐き、後に撤回した今年6月。国民から日銀に直接寄せられた批判的な意見が計73...
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アベノミクスの亡霊にこの国の資産は食い潰される 「安倍・黒田勘定」で清算を
岸田政権、そして日銀は歴史的敗北に向かっている。ゼロ金利を続ける金融政策は旧日本軍の「インパール作戦」そのものだ。岸田首相、黒田日銀総裁、財務省の神田財務官。3者の頭にあるのは目先の円安阻止だけだ。 足元で繰り返される円買い...
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日銀・黒田総裁退任後に「住宅ローン金利」は急上昇するのか…大手銀3行が引き上げ
今後、住宅ローンの金利は上昇していくのか。大手銀行3行が10月31日、11月の住宅ローン金利を引き上げると発表した。固定期間10年の基準金利を引き上げた。 10月と比べた上げ幅は、りそな銀0.03%、三井住友銀0.10%、み...
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異次元緩和10年のツケを押し付け 庶民が黒田バズーカの尻拭い
世界中の中央銀行が、一斉に「インフレ抑制」に動いているのに、またしても黒田日銀はノーアクションだった。 予想通り、日本銀行は、28日に開いた金融政策決定会合で、現行の「異次元緩和」を続けていくことを決定した。異次元緩和を続け...
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英国の次は日本だろう 円安は進み、物価は高騰、しかし、賃金は上がらない
「急激な円安で消費者や企業が困っていることは事実だ。政府には焦点を当てた対策をしっかりとやってほしい」 17日、東京都内で記者会見した経団連の十倉雅和会長。さすがに今の円安局面に対して、こう危機感を募らせていたが、18日も円安...
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黒田日銀総裁が予言「来年、インフレは止まる」は無責任の極み! 物価見通しは8年間ハズレ
17日、衆院予算委員会に呼ばれた黒田日銀総裁の発言に呆れ返った国民も多いのではないか。 物価の見通しについて、「エネルギーや食料品、耐久財などの価格上昇により、年末にかけて上昇率を高める可能性が高い」「国際商品市況や円安の影...
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米利上げでも動けない日銀の今後 日本政府は円安・物価高を放置するのか
FRB(米連邦準備制度理事会)が景気減速を覚悟して利上げを続けている。 米国は国債を爆買いする量的緩和を3月に終了。連続利上げによって企業の借り入れや住宅ローンなどが減り、消費や景気が後退局面に入れば、必然的に今の歴史的なイ...
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国民苦しめる物価高…岸田首相も黒田総裁も具体策なしで「円安」まるで他人事?
どこか他人事のような答弁だった。17日の衆院予算委員会で、2023年4月8日までの任期が迫った日銀の黒田東彦総裁(77)の後任に対する考えを問われた岸田文雄首相(65)のことだ。 後任人事について岸田首相は「(金融政策の)予...
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勝負に出ない雨宮副総裁から遠のく日銀総裁の座…水面下で進む黒田後継人事の行方
財界通(以下=財) 臨時国会で円安や物価高対策などの質疑は続くが、任期が半年を切った黒田東彦日銀総裁の後継人事の動きは見えてこない。でも、水面下では人選が進んでいるのだろう? 政界通(同=政) 当然だ。国会に人事案を諮る岸田文雄...
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茶番の為替介入…日銀よ、おまえたちは手品師のつもりなのか
24年ぶりに政府が踏み切った円買いドル売りの為替介入。しかし、自国通貨買いの介入では、非常に難しい2つの現象が起きる恐れがある。 自国通貨売りならば、介入資金はいくらでもあるが、自国通貨を買うとなると外貨を用意しなくてはいけ...
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かたくなな日銀・黒田総裁にイラ立つ岸田官邸…為替単独介入決断の背景
「黒田総裁が頑なに金融緩和の維持を主張して譲らない。(為替介入について)米国の理解も得られたので、とりあえず単独介入でしのごうということです。145円が介入ラインとなったが、いつまでもつか……」 政府関係者は、今回の政府・日銀...
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円安加速「為替介入」約3兆円が1週間足らずで水の泡…年内弾切れ、物価上昇5%へ秒読み
日米金利差の拡大を背景にした円安進行に歯止めがかからない。足元の円相場は1ドル=144円台をウロウロ。政府と日銀は22日にドル売り円買いの為替介入を実施し、24年ぶりに抜いた「伝家の宝刀」によって140円台まで戻したが、効果は4日ほ...
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黒田日銀は利上げに動けるのか 日経平均採用銘柄の入れ替えに注目
先週、ドル円は一時1ドル=145円台に迫る24年ぶりの円安を示現、150円も視野に入ったという。 この円安の要因は、日米金利差とする報道が目立つが、日本の経済ファンダメンタルズもある。貿易の交易条件で、リカードの比較生産費説...
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何からなにまでトンチンカン 岸田・黒田コンビと日本は沈んでいくのか
「岸田総理からは特別な指示や要望はなかった」──。だったら、岸田首相は何のために日銀の黒田総裁を呼び出したのか。 2人は9日、首相官邸で会談し、為替市場の動向を巡って意見交換した。 黒田は会談後、「急激な為替レートの変...
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国を挙げて葬るべきは「元首相」ではなく「黒田日銀」ではないか
安倍元首相の横死を機に噴出した統一教会(現・世界平和統一家庭連合)をめぐる問題の出口が見えない中、国葬に対する世論の反発が強まっている。統一教会と自民党との関わりの本家本元が安倍で、教団票を差配していたのも安倍なのだから、国を挙げた...
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安倍元首相急死と参院選自民大勝で…「日銀vsヘッジファンド」勝負の行方は?
安倍晋三元首相が凶弾に倒れ、参院選で自民党が大勝したことを受け、市場の注目は、日銀による大規模金融緩和の転換時期に集まっている。「安倍氏が亡くなったことで、大規模金融緩和がどうなるのかが最大の関心事です。出口戦略が早まるとみるのか、...
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円安はどこまで進むのか…1日2円下落で24年ぶり「1ドル=139円台」に突入
また「円」が急落した。14日の円相場は東京為替市場で1ドル=139円台をつけた。139円台をつけるのは、1998年9月以来、24年ぶりだ。たった1日で2円も値下がりしている。 市場では1ドル=140円を突破するのは時間の問題...
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戦犯は暴言幹事長 自壊が続く自民党はどんどん票を減らしている
自民党の圧勝だとみられていた「7.10参院選」。序盤の朝日新聞の情勢調査でも、自民党は現有の「改選55議席」から「66議席」に大きく議席を伸ばすと予測されていた。 ところが選挙戦の後半に突入し、潮目が変わりはじめている。「物...
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日銀が恐れる株価暴落とさらなる円安 金融引き締めに動けない理由
日本銀行の黒田東彦総裁は17日、現時点での金融引き締めや利上げは景気の下押し圧力になり「適切でない」との見解を示した。欧米の中央銀行がエネルギー価格の急騰などから相次いで利上げをする中、異次元緩和政策を続ける。 2013年4...
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焦り出した岸田首相…参院選公示前に日銀黒田総裁と「会談アピール」の姑息
「どうも雲行きが変わってきた。先週の嫌な流れが今週も続いている」 参院選公示を22日に控え、自民党幹部らが焦り出した。 「嫌な流れ」とはメディアの世論調査結果のこと。10~13日に実施した時事通信と11~13日に実施した...
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日本銀行は「物価の番人」であり「株価の番人」「政府の番犬」ではないはずだ
1882年に創業された日本銀行は日銀法に基づく認可法人で、1983年に株式を上場している。資本金は1億円で、財務大臣が55%の出資者となっている。 それはともかく、元首相の安倍晋三が「日銀は政府の子会社」と発言したり、現総裁...
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円安放置で軍拡外遊 こんな岸田自民党が勝ったら世も末だ
「黒田円安」「岸田インフレ」に苦しむ庶民の生活実感とは、かけ離れた政策決定だ。物価高を助長する円安が進む中、日銀は17日の政策決定会合で異次元レベルの大規模金融緩和策の維持を決めた。かたくなに緩和を続ける黒田東彦総裁の異常さは、世界各...
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安倍元首相が防衛次官の交代人事に激オコ! 岸田首相に直談判もあえなく却下される
霞が関は人事の季節だが、防衛省事務次官の交代劇が波紋を広げている。 17日の閣議で防衛省の島田和久次官の退任人事が正式に決まったことは、政界で驚きをもって受け止められた。岸田首相が安倍元首相にケンカを売ったとみられているのだ...
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日銀黒田総裁の常識は「世界の非常識」 緩和継続・円安放置で海外投資家の笑いモノに
もはやテコでも動かず、円安を放置だ。日銀は17日まで開いた金融政策決定会合で、異次元緩和の継続を決定した。 会合後の会見で、黒田東彦総裁は「最近の急激な円安は経済にとってマイナス」との認識を示したが、「為替をターゲットに政策...
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日銀総裁「ポスト黒田」の有力候補に浮上…対照的な経歴の「2人の名前」
いま金融界で密かに読まれている本がある。前日銀副総裁の中曽宏氏(東大大学院経済学研究科金融教育センター特任教授、大和総研理事長)が著した「最後の防衛線 危機と日本銀行」(日経BP日本経済新聞出版刊)だ。5月中旬に発売されたばかりで、...
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このままで岸・黒恐慌 岸田首相よ、この相場で投資を勧めるのか
13日、対ドル相場で一時1ドル=135円台前半となり、バブル崩壊後の金融危機が深刻化して市場が「日本売り」の様相を呈していた1998年以来の水準にまで急落した外国為替市場。同日開かれた参院決算委で、日銀の黒田総裁は「政府と緊密に連携...