大相撲
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素質一級品の英乃海拓也「翔猿の兄」止まりでは終われない
気鋭の弟に負けじと奮闘――していればいいのだが……。 今場所、2018年3月場所以来となる幕内に返り咲いた英乃海。今となっては「翔猿の実兄」と言った方がわかりやすいかもしれない。 「知名度ではすっかり3歳下の弟に水をあ...
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照ノ富士の大関復帰に暗雲…「下がる相撲」で初黒星の最悪
順風満帆かと思われた大関復帰の青写真に雲がかかった。 初日から4連勝の照ノ富士(29)が18日、阿武咲と対戦。立ち合いの「待った」で歯車が狂ったのか、一方的に押されて土俵を割った。 今場所9勝以上なら大関昇進ノルマと...
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白鵬改め白トンビ 2度ほど餌横取りしてまた巣ごもりですか
大相撲は毎場所毎場所、大関から幕尻まで、上下分け隔てなく賜杯をふんだくり合う、史上まれにみる群雄割拠の時代。コロナ禍で間引いたとはいえ、熱心なジジババの静か~な声援を受けつつ、目減りしてるだろうに、佃煮屋さんやら昔から熱心なスポンサ...
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白鵬引退後の親方就任がパアの可能性…元小結・板井の事例
医者からは「この状態で相撲を取ったら、もう二度と取れなくなる」と言われたようだが、丸1年間休場しておいて今更何をか言わんや、だ。 16日、横綱白鵬(36)が突然休場を発表した。相撲協会に提出した診断書には「右膝蓋大腿関節軟骨...
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貴景勝17キロ減が奏功 “おもり”外れ初日から2連勝の快進撃
先場所とはまるで別人のような相撲だ。 大関貴景勝(24)が初日から2連勝。15日は先場所を制した大栄翔との押し相撲対決に臨み、得意の突き落としで仕留めた。 【写真】この記事の関連写真を見る(12枚) 昨年11月...
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白鵬が捨て身技で229日ぶり白星 狙うは“休場のための優勝”
延命のためならエンヤコラ、である。 昨年7月場所以来、4場所ぶりに土俵に上がった横綱白鵬(36)。14日の初日は先場所V力士の大栄翔を下し、白星発進となった。 【写真】この記事の関連写真を見る(12枚) 注目の...
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鶴竜「次こそは」で5月場所出場でも…4日目で休場の根拠
これがプロレスならば興行を盛り上げるスパイスにもなるだろう。 師匠の陸奥親方(元大関霧島)を通じ、3月場所休場を表明した横綱鶴竜(35)。5場所連続休場でも引退するつもりはさらさらなく、「次は、次こそは」と言い張っているとい...
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鶴竜が5場所連続休場…「引退勧告」覚悟で現役続行の事情
これで5場所連続の休場となる。14日に初日を迎える春場所(両国国技館)を休むことになった横綱鶴竜(35)のことだ。 陸奥親方(元大関霧島)によれば、9日の稽古中に左足を痛めたという。どうやら太ももの肉離れらしい。 ■パ...
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高見盛は1年限定師匠「東関部屋」後継者不在で閉鎖の真相
誰が悪いということではなく、すべてが悪い方向に転がってしまった。 9日、元小結高見盛(44)が師匠を務める東関部屋が閉鎖の危機に瀕していることが明らかになった。 東関部屋の創設者は初の外国出身関取で、関脇まで出世した...
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大関貴景勝 実質2カ月17kg減が波紋…短期ダイエットの吉凶
鏡餅のように肥え太った体形から、大福餅くらいにはなったか。 14日に初日を迎える3月場所に向け、183キロから166キロと17キロ減量した大関貴景勝(24)。初優勝を果たした2018年11月場所の160キロに近くなった。 ...
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横綱白鵬の聖火リレー出走に障害が…予定日は千秋楽の翌日
名誉と本業、どちらを選ぶのか。 大関正代が辞退を申し出た聖火リレー。本来ならば5月5日に故郷・熊本県宇土市を走る予定だったが、なにせ5月場所(9日初日)の4日前だ。相撲協会はコロナ対策として、本場所の2週間前から外出を禁止し...
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白鵬「年1横綱」化は待ったなし それでも引退できないワケ
いよいよ年1興行に舵を切るのではないか――角界ではそんな声でもっぱらである。 20日から25日まで行われた大相撲の合同稽古。最後の2日間に顔を出し、順調な調整具合を見せた横綱白鵬(35)だ。 24日は若隆景、25日は...
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新時津風親方も東農大…「学閥人事」災い転じて福となすか
雨降って地固まる、となればいいが。 度重なる不祥事で前時津風親方(元前頭時津海)が退職した時津風部屋。22日の臨時理事会で間垣親方(35=元前頭土佐豊)が「時津風」の名跡を継ぎ、今後は師匠として部屋の運営に当たることが決まっ...
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時津風親方の「我慢できない性分」協会追放も反省の色なし
誰からも同情されないまま、角界を去っていった。 22日の臨時理事会で「退職勧告処分」とされた時津風親方(47=元前頭時津海)。コロナ禍により、不要不急の外出が禁止されていた1月場所中、5日連続で雀荘に通い、さらにマッサージ店...
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進退かかる横綱鶴竜 合同稽古で御嶽海コテンパンの皮算用
20日から始まった大相撲の合同稽古に2日連続で参加したのが、4場所連続休場中で進退のかかる横綱鶴竜(35)だ。 20日の初日は御嶽海に16戦16勝、21日も同じ相手に14戦全勝。計30勝で「体の状態もいい」と、3月場所(14...
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上位陣総コケの初場所 相撲甚句で「正代の正体見たり」
国技館近く両国の飲み屋のバアサマの噂話。 「いつもなら場所帰りに一杯ひっかけてくひいきがサ。みんなマスクしたまま通り過ぎちゃって、みんな両国駅から電車に乗って帰っちゃうんだもの、商売あがったりだわよ」 「商売もだけど、正...
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初V大栄翔「親孝行できた」と笑顔 大関昇進の現実味と課題
「夢がかなったようなもの。うれしい思いしかない」 初場所を13勝2敗で制した大栄翔(27)が、一夜明け会見で万感の思いを語った。 母子家庭で育ち、親に負担をかけないために角界入りしただけに、「親孝行ができた」と頬を緩ま...
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大栄翔が初優勝 平幕V続出「戦国時代」の裏の“角界の凋落”
令和3年も平幕力士のVで幕を開けた。 24日に千秋楽を迎えた大相撲1月場所。2敗で単独トップに立っていた前頭筆頭・大栄翔(27)が隠岐の海を突き出し、自身初の賜杯を手にした。埼玉県出身としても、追手風部屋所属力士としても初め...
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初場所賜杯争い正代に無言の重圧…吹っ切れた大栄翔に勝機
賜杯の行方は千秋楽まで持ち越しとなった。 ともに2敗で優勝を争う大関正代(29)と平幕の大栄翔(27)。22日はいずれも白星を手にしたものの、果たして「軍配」はどちらに上がるのか。 苦しい立場なのが正代だ。横綱不在と...
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50代で勝ち越し「華吹」は何者? 大相撲116年ぶりの快挙!
21日は大関朝乃山が4敗目を喫し、優勝争いは2敗の正代と大栄翔に絞られた。そんな華やかな土俵から遡ること数時間、まだお客さんも少ない時間帯に、なんと1世紀ぶりの記録が飛び出た。 序ノ口9枚目の華吹(50)が同11枚目の桜と対...
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明瀬山光彦は重くても器用 腰の状態さえ良ければ幕内上位
史上4番目の遅さで幕内に返り咲いた。 埼玉栄から日大と相撲のエリートコースを歩み、木瀬部屋に入門。前相撲から十両昇進まで3年足らずと、順調に出世階段を上っていた。しかし、腰痛に悩まされ、その後は幕下と十両を行ったり来たり。2...
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貴景勝綱とりから急転直下 人生山あり谷ありと言うけどさ
大関貴景勝の部屋の親方は今、弟子にどんな言葉を掛けてやれるだろうか? 「おまえはまだ若いから分からんだろうが、人生山あり谷あり」 そんなねえ、ジイサマが縁側の日だまりで孫に人生訓を垂れてる場合じゃないと思うぞ。いくらな...
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大関・貴景勝の休場は左足故障で…「太りすぎ」原因の指摘
10日目の19日、休場届を提出した大関貴景勝(24)。「左足関節靱帯損傷で今後約3週間の加療を要する見込み」と診断された。 9日目の時点で2勝7敗。来場所はカド番となった。 負傷したのは3日目の北勝富士戦だという。4...
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貴景勝“カド番M1”で休場…押し相撲での綱とりは時間僅か
大関貴景勝(24)が、カド番まで「マジック1」となったところで休場となった。10日目の19日、日本相撲協会に休場を届け出た。 18日は遠藤の引き落としで今場所7度目の土。綱とり場所だったはずが、あと1つ負ければ来場所カド番と...
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大栄翔がストレート給金 躍進支える“ネズミ”退治と経験値
苦戦しながらもストレート給金を手にした。 速射砲のような突っ張りを武器に、初日から3大関を破り、関脇、小結も蹴散らした前頭筆頭の大栄翔(27)。17日は輝の攻めに泡を食ったのか、土俵際まで押し詰められた。それでも上体をのけ反...
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元小結・白馬毅さんに10年前の“八百長”疑惑を改めて聞いた
新型コロナウイルス関連で横綱・白鵬はじめ65人もの力士が休場する中、10日に初日を迎えた大相撲。コロナに翻弄される日本を象徴するかのようだが、ちょうど10年前も大相撲は存続の危機に立たされた。“八百長”疑惑である。関与したとして引退...
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貴景勝が屈した「綱とり」という魔物…5日目ようやく初日
「角界でもメンタルの強さは指折りなんだが……」 ある親方が嘆息する。 【写真】この記事の関連写真を見る(14枚) 大関貴景勝(24)が14日にようやく1勝。綱とり場所で初日から4連敗というもろさに、好角家からは「...
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翠富士一成の最大の武器は「肩透かし」技との相性が抜群
多彩な技を持つ力士でも、四つ相撲なら「寄り切り」、押し相撲なら「押し出し」が決まり手の多くを占める。しかし、翠富士は「肩透かし」を得意技にしている、珍しい力士だ。 前に出てくる相手の肩を押して、前に転ばせるのが肩透かしという...
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朝乃山は稽古不足で悪癖が…御嶽海に完敗で目覚めはまだ先
何をしに土俵に上がったのか。 カド番大関の朝乃山(26)が12日、結びの一番で御嶽海に完敗。立ち合いから左脇を固める小結に対して何もできず、一瞬で押し出された。 【写真】この記事の関連写真を見る(14枚) 朝乃...
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大関貴景勝が初日から2連敗…今場所の綱とり“ジ・エンド”
綱とりの夢があっという間に散った。 大関貴景勝(24)が初日から2連敗。昇進は絶望的だ。 【写真】この記事の関連写真を見る(14枚) 初日は御嶽海相手に土。前に出るべき場面で消極的になり、押し出された。11日の...