大相撲
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3月場所は「マイペース稽古」の御嶽海が有利? コロナ禍で力士全員が実戦不足の異常事態
異様な本場所である。 ■250人以上が感染 1月場所後、相撲協会では親方や力士を含めた250人以上が新型コロナに感染。横綱照ノ富士をはじめ、関取衆にも感染が広がり、2月の合同稽古は中止となった。いまだ禁止中の出稽古は当...
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大相撲トーナメントも中止に…コロナ禍で「力士間格差」がますます大きく
本場所以外の行事やイベントが次々と中止になっている大相撲。6日に行われる予定だった「日本大相撲トーナメント」も、力士のコロナ感染が相次ぎ、2年連続で中止となった。 4日のPCR検査では、横綱照ノ富士ら力士12人に加えて親方数...
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賭博2力士に「1場所出場停止」「けん責」大甘処分の違和感 朝乃山は内規違反で6場所出場停止
前例主義といえばそれまでだが……。 相撲協会は27日、理事会を開き、違法賭博に関与した平幕の英乃海(32)と十両の紫雷(30)への処分を発表した。英乃海は1場所出場停止と2カ月20%の減俸、紫雷はけん責となり、2人の師匠であ...
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御嶽海は「名門部屋復活」が琴線に…力士勧誘時に親方がささやく“口説き文句”
大関・御嶽海が誕生する。御嶽海というしこ名、出身の長野県には海がないのになぜ「海」なのか不思議だったが、なるほど、出羽海部屋だから「海」を付けたのだな。将来大関間違いなしの才能と言われながら再三の大関昇進のチャンスも海の苦しみ、(も...
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御嶽海の「原点」を2人の歴代指導者が語る 勝負根性と驚異の身体能力、バック転すら軽々
「人一倍、気迫のある相撲を取りたい。絶対に誰にも負けたくないという思いが出てくる」 大関昇進確実の御嶽海(29)が、24日の一夜明け会見で持ち前の「負けん気」を口にした。 1月場所を13勝2敗で制して、自身3度目の優勝...
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御獄海も“短命ダメ大関”の仲間入り? 粗製乱造の弊害と求められる昇進基準改革
「みなさん、注目していてください」 3度目の賜杯を掴み取った御嶽海(29)が、力強く言い切った。 千秋楽までもつれにもつれた大相撲1月場所。23日はまず、阿炎が琴ノ若との3敗対決を制した。結びで横綱照ノ富士が御嶽海に勝...
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横綱・照ノ富士vs関脇・御嶽海 一騎打ちの初場所賜杯争いで有利なのはどっち?
一騎打ちの様相を呈してきた。 21日、2敗同士の関脇御嶽海(29)と阿炎(27)が激突。立ち合いのもろ手突きで相手の動きを止め、怒涛の突っ張りを浴びせようとした阿炎に対し、御嶽海は止まることなく前進。たまらず引いた阿炎を御嶽...
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横綱・照ノ富士が痛恨の2敗目…賜杯への欲と焦りで小結明生に敗れる
横綱といえども人の子──ということだ。 20日、横綱照ノ富士(30)が小結明生に敗れ、2敗目。1敗で並走していた御嶽海は阿武咲に敗れ、阿炎は2敗をキープ。3力士が2敗で争う展開となった。 それにしても珍しかったのが、...
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若元春は「稽古しない天才肌」卒業 荒汐部屋3兄弟の次男、しこ名は毛利3兄弟に由来
毛利3兄弟由来のしこ名を持つ、荒汐部屋3兄弟の次男。兄は幕下・若隆元、弟はすでに幕内で活躍している前頭筆頭・若隆景だ。 兄弟中、もっとも素質に恵まれた天才肌といわれていたが、今場所が新入幕と遠回りした。 「とにかく稽古...
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阿炎は好調維持で賜杯圏内! “キャバクラ豪遊”の不祥事→幕下陥落のドン底見て逞しく
本当に人が変わったかのようだ。 もっか8勝2敗と好調をキープしている前頭の阿炎(27)。先場所は12勝3敗で優勝争いを演じるなど、いまや上位陣にもひけを取らない存在になっている。 18日は隠岐の海を撃破。ともに1敗の...
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御嶽海3度目Vと大関昇進へ唯一の障害は「連敗癖」…後半大崩れ過去に何度も
できれば賜杯まで電車道で猛進したいだろう。 関脇御嶽海(29)が初日から怒涛の9連勝。17日は隠岐の海をものともせずに寄り切った。 横綱照ノ富士はすでに1敗しており、無敗はただひとり。仮に優勝ならば、大関昇進も夢じゃ...
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関脇・御嶽海が無傷8連勝で給金 大関ダメダメの初場所は“狼少年”に期待するしかないのか
期待していいものなのか。本当に期待するしかないのか。 横綱照ノ富士(30)が関脇御嶽海(29)を星の差1つで追う大相撲。16日は御嶽海が初日から8連勝でストレート給金を決めれば、横綱も結びで圧勝。差が縮まることも広がることも...
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照ノ富士が金星配給…玉鷲にノド輪で体起こされ、昨年9月場所の“デジャビュ”
快進撃を止めたのは、やはり押し相撲だった。 横綱照ノ富士(30)が14日、モンゴルの先輩・玉鷲(37)に金星を配給した。立ち合いで左まわしを狙うも、怒涛の突き押しに防戦一方。ノド輪で体を起こされ、前のめりになったところを突き...
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「大鵬の孫」王鵬は素質一級品も…“お坊ちゃん気質”からの脱却が課題
入門から5年目で新入幕は早いのか、それとも遅いのか。 今場所、初めて幕内の土俵を踏んだ「大鵬の孫」。昭和の名横綱の血縁とあって期待も高い。 埼玉栄高を卒業して角界入りした時点で183センチ、135キロ。現在は191セ...
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大関・貴景勝は宇良にコテンパン…取り直しで1日“2敗”の不甲斐なさ
この日、一番盛り上がった取組だった。 11日、大関貴景勝(25)が今場所2敗目を喫した。対戦相手は技巧派の宇良(29)。まわしを与えず、距離を取って当たろうとするも宇良がそれを許してくれない。逆にまわしを取られて振り回される...
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照ノ富士また苦戦も冷静対処で連勝 攻められた際の対応力も格段進化!
「おっつけられるとすぐに差し手を抜いて抱え込める」 解説を務めた元横綱稀勢の里の二所ノ関親方も、こう言って舌を巻いた。 横綱照ノ富士(30)が初日から2連勝。10日は若隆景に腕をたぐられるも、冷静に対処して小手投げで仕...
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“ダメ大関”正代は初場所で奮起できるか…照ノ富士を昨年同場所で何度も追い詰める
誰が横綱の一人旅を止めるのか。 7日、大相撲1月場所(9日初日)の取組編成会議が行われ、横綱照ノ富士(30)は初日に大栄翔(28)、2日目は若隆景(27)と戦うことになった。 この一人横綱は先場所で通算6度目の優勝。...
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どん底からの大復活! 横綱・照ノ富士直撃インタビュー「みんなに認められて初めて『横綱』に」
2021年は賜杯を掴むこと4度、77勝(13敗)で年間最多勝にも輝いた。一時は大関から序二段にまで転落しながら、不屈の闘志で大復活。波瀾万丈の土俵人生を送る横綱照ノ富士(30)が語る、理想の相撲、そして横綱としての姿とは──。 ...
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大相撲夏巡業再開に暗雲…コロナ第6波に戦々恐々、力士や親方は基礎疾患持ちが多い
不穏な空気が漂い始めた。 日本相撲協会は4日、田子ノ浦部屋で師匠(元前頭隆の鶴)をはじめ、力士2人、床山1人が新型コロナに感染したと発表。元大関の高安(31)など所属力士全員が1月場所(9日初日)を休場することになった。 ...
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朝乃山「コロナ禍キャバ通い」醜聞のウラで囁かれる高砂部屋継承のドタバタ
今年5月に発覚した元大関朝乃山(27)のキャバクラ通い。協会の聴取にウソをついていたこともあり、6場所出場停止処分という重い処罰を食らった。 当時、高砂部屋は高砂親方(元関脇朝赤龍)が通いのため、夜間は不在。部屋付きの若松親...
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“裏カジノ通い”発覚…英乃海&紫雷の「意外な評判」 2人は高校・大学で先輩後輩の間柄
22日に発覚した、現役力士の裏カジノ通い。木瀬部屋の前頭英乃海(32)と新十両紫雷(30)に違法賭博関与の疑いがあるとして、1月場所の休場が発表された。 相撲協会に報告をしたのは2人の師匠でもある木瀬親方(元前頭肥後ノ海)。...
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角界激震! 英乃海、紫雷が違法賭博関与の疑い、初場所は謹慎休場へ
日本相撲協会は22日、いずれも木瀬部屋所属の幕内英乃海(32)と、来年1月の初場所が新十両の紫雷(29)が違法賭博に関与した疑いがあると発表した。処分対象となる可能性があるため、師匠の木瀬親方の判断によって謹慎し、初場所(東京・両国...
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荒磯親方(元横綱・稀勢の里)が「二所ノ関」襲名のナゼ? 名跡譲渡は角界でもレアケース
角界総出の「育成計画」幕開けだ。 荒磯親方(35=元横綱稀勢の里)が現在の名跡から「二所ノ関」になると、複数のスポーツ紙が報じた。 現在の二所ノ関親方の元大関若嶋津は、来年1月で定年の65歳。定年延長制度を利用すると...
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日大・田中前理事長の逮捕が及ぼす角界への波紋…“アマ相撲界のドン”は東欧ルートにも影響力
脱税容疑で逮捕された日大の田中英寿理事長(74)の辞任が1日の臨時理事会で決定した。 田中理事長はマンモス大学の経営者と同時に「日大相撲部総監督」という顔も持つ。「アマ相撲界のドン」として君臨し、大相撲に与える影響力も大きか...
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照ノ富士1強に“待った”かけたい貴景勝 千秋楽横綱戦を「理想の相撲」と言われた屈辱がバネ
「勝ち癖がついているのかと思った」 大胆不敵にもそう言ったのが、横綱照ノ富士(30)だ。 29日の優勝一夜明け会見。晴れ晴れとした表情で全勝優勝について語り、「これまではガムシャラだったけど、今は立場的な責任も感じるよ...
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照ノ富士が初の全勝V!「1強時代」到来は相撲界にとって吉か凶か
強すぎることがアダとならなければいいが。 28日の千秋楽で大関貴景勝を下し、自身初の全勝優勝を果たした横綱照ノ富士(30)は今回が通算6回目のV。大鵬以来、59年ぶりとなる史上5人目の新横綱からの2連覇という偉業も達成した。...
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阿炎“キャバクラ豪遊”の厳罰から返り入幕でV争い 来場所以降もストイックさを維持できるか
怒涛の突っ張りが炸裂した。 26日、幕内復帰の阿炎(27)が息をつく暇もない猛攻で大関貴景勝を撃破。1敗をキープし、27日は無敗の横綱照ノ富士と対戦する。 昨年はコロナ禍でのキャバクラ通いで3場所出場停止という厳しい...
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阿炎が返り入幕で5連勝!「体」より「精神面」にテキメンだった謹慎効果
文字通り、人が変わったかのようだ。 前頭15枚目の阿炎(27)が18日、天空海に快勝。幕内では自身初となる「初日から5連勝」となった。 阿炎は昨年7月場所中、コロナ禍にもかかわらず数度キャバクラに行ったことが発覚。協...
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不動の横綱・照ノ富士を脅かすのは「技よりパワー」 大栄翔の強烈な押し相撲に大苦戦
192センチ、184キロ。この巨漢の横綱照ノ富士(29)を倒すにはどうすればいいか? そのヒントを提示したのが、大栄翔(28)だ。 15日は結びの一番で横綱と対戦。立ち合いから押し相撲で圧倒し、一時は横綱がつま先立ちで徳俵に...
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横綱・照ノ富士が大鵬以来の「横綱昇進→2場所連続V」へ好発進! “技”で霧馬山を撃破
「力」で動かし、「技」で仕留めた。 14日に初日を迎えた11月場所。横綱照ノ富士(29)は同じモンゴル出身の後輩、霧馬山を撃破して白星発進を決めた。 得意の右差し左上手には持ち込めなかったものの、強引な左下手投げで霧馬...