高校野球
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温暖化のせいだけじゃない! 近頃の高校球児が暑さにやられる理由
今年の夏も、とにかく暑い。 専大松戸のグラウンドがある千葉県松戸市では6月中から最高気温30度超えの日が続き、7月に入ると日を重ねるごとに厳しさが増す一方です。報道によれば今年の夏は全国的に例年以上の猛暑になるそうですね。 ...
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東海大相模は野球部弱体化…県大会2回戦でノーシードに大苦戦、目指すはラグビー強豪校?
“東の横綱”の称号は過去のものになりつつある。夏の甲子園出場を懸けた、10日の神奈川大会2回戦。春夏通じて5回の全国優勝を誇る東海大相模が初戦を迎えたが、ノーシードの湘南学院に五回まで0-4とリードを許す、大苦戦を強いられたのだ。 ...
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麻生vs菅が神奈川県予選で激突!ポスト岸田めぐる“前哨戦”?試合前からSNSで大盛り上がり
《このカードは注目だな》《これは何かを暗示しているのかも…》 全国で熱戦が始まった第105回全国高等学校野球選手権の神奈川大会予選をめぐり、ネット上で“思わぬ好カード”などと話題となっていた試合がある。9日に川崎市の等々力球場...
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握り潰されたスタンドの金網を見て痛感 選手が胴上げすべきは私じゃない
「主役は選手たち」 私のモットーのひとつです。 だからこそ、夏の大会が迫るこの時期になると、余計に思うことがある。 選手たちがメディアから取材をしてもらい、意気込みや目標を尋ねられた時、「監督のために」なんて言...
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50年以上やっていても不安に襲われる 夏の地方大会で起こる「大番狂わせ」の謎解き
3年生にとって最後の夏が目前に迫りました。 時間が過ぎるのはあっという間です。春のセンバツが終わると息をつく間もなく春季大会、関東大会に突入。そして今度は夏の千葉県大会ですからね。シード権を獲得した専大松戸の初戦は7月11日...
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あなたは「最後の夏」に控え選手を「記念出場」させますか?
突然ですが、読者の皆さんに質問です。 舞台は夏の県大会。大きく得点を離された試合の九回、相手チームの勝利がまず揺るがない状況だとします。あなたが監督をしていたら、最後の夏になる3年生のベンチメンバーを「記念出場」させますか?...
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唯一の趣味は車 今年4月に愛車が届くもタイミングが悪かった
今回は趣味の話です。 私は酒もたばこも、ギャンブルも一切やりません。起きている時間の大半を野球につぎ込んでいるから、旅行に行く暇もない。そんな私の数少ないお金の使い道が車です。 大会や練習試合がない限り、月曜日と水曜...
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花巻東・佐々木麟太郎は清宮タイプ? 3試合連続の通算134本でも「ドラ1指名」が困難なワケ
「上位指名する球団はあるだろうけど、DHのないセ球団は手を出しにくい」(セ球団スカウト) 3、4日に行われた第9回愛知県高野連招待試合で最も観客を沸かせたのが花巻東(岩手)の佐々木麟太郎だ。1日2試合が行われるスケジュールで4...
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投手の実力を見極めるコツは「何も言わないこと」 日本ハム上沢直之がいい例
28日に閉幕した春季関東大会はベスト4で締めくくることができました。 関東大会は、結果はともかく、平野以外の投手の育成、発掘を心掛けました。夏の甲子園は球数制限があるし、選手の将来を考えると「1人エース」では勝てない。今は夏...
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松坂大輔が高校入学早々にわずか5球でマスターした「スライダー」の投げ方を公開する
投手は一にも二にもコントロールである。高校生なら、まずは内外角と高低を狙って投げられるようにする。よく「低めに投げろ」と言うが、配球においては、高めも重要。ストライクゾーンである胸のマークからアゴの下あたり、つまりボール2、3個分高...
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「鬼の持丸」と言われた私がなぜ変わったか…プロ野球OBからの一言にハッとした
私の周囲には日刊ゲンダイの愛読者が少なくないようです。 4月中旬のある日のこと。野球部のグラウンド付近を散歩していると、工場の前で捨てられたサボテンを見つけました。今にも朽ち果てそうな姿で、あまりにふびんだった。工場内の人に...
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絶対王者・大阪桐蔭の泣き所…春季大会決勝で金光大阪に惜敗、府大会56連勝でストップ
絶対王者が負けた。 今春センバツ4強の大阪桐蔭が、昨18日に行われた春季大阪大会決勝で金光大阪に1-2で敗れ、府内での連勝が56でストップした。 先発した背番号10の平嶋桂知(2年)が初回2死満塁から適時二塁打を浴び...
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プロスカウトが高校生ドラ1候補と評価する「左腕2人」と「左のスラッガー」の真価
高校野球の春季大会が各地で行われている。アジア野球選手権大会に向けて先月行われたU18日本代表候補の合宿を視察したプロのスカウトの評価が高かった中で、ドラフト1位の可能性のある「左腕BIG3」の2投手と左のスラッガーを取り上げた。 ...
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春は「馬なり」が強豪高の基本…高校球児はGWをどう過ごしているのか
各地で高校野球の春季大会が行われている。20日からは関東大会が開幕するが、春は「馬なり」が基本である。 翌春のセンバツ甲子園出場のかかった秋の関東大会は、勝ちにいく大会のため、メンバーをほぼ固定して戦う。 一方で春の...
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花巻東・佐々木麟太郎に「いきなりメジャー」の可能性 先輩の菊池や大谷も早くから表明
「ひょっとしたら、あるかもしれません」 こう言うのは在京球団のスカウト。 9日の春季岩手県大会地区予選で高校通算129本塁打を放った佐々木麟太郎(花巻東)が、高校からいきなり「メジャー挑戦します」と言い出す可能性につい...
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山梨学院の部長体罰報道は「事実無根」と断言できる 文春砲にはガッカリした
山梨学院の県勢初優勝で幕を閉じたセンバツ甲子園。すると、今週号の週刊文春に「山梨学院野球部で暴言・体罰証言 監督の息子が……」という記事が掲載された。 【写真】この記事の関連写真を見る(40枚) しかも、かつて臨時コー...
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山梨学院高校・吉田洸二監督を直撃! 苦節10年でセンバツV、春夏連覇への意外な思い
今センバツで山梨県勢初の甲子園大会優勝を果たした山梨学院高校・吉田洸二監督(53)が日刊ゲンダイの単独インタビューに応じた。 清峰(長崎)時代の2009年センバツに続く優勝で、2校で全国制覇した監督は原貢監督(三池工、東海大...
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“100のセオリーとプレー”…甲子園で勝ち切るために繰り返した守備と走塁練習を公開
「こんなプレーは教わっていません」 私の信念は、選手たちにこう言われないようにすることだ。だから、実戦で起こりうる、ありとあらゆることを想定して練習する。100試合に1回しか起こらないようなものも含めて100近いプレーやセオリ...
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健人部長に授けた「小倉野球」の一部を公開 100個伝授した中でも特殊な「2つ殺し」とは
2018年8月から臨時コーチを務めた。100近いプレーやセオリーを教えるのに3年かかった。私がいなくても練習を継続できるよう、選手はもちろん、吉田洸二監督の長男・健人部長に全てを授けた。 【写真】この記事の関連写真を見る(40...
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甲子園常連校はこうして球児を名門大学へ“ねじ込む”…進学かプロかは監督が決めるケースも
「強豪校のAは明大への進学が決定しています。正直、実力が伴っているとは言い難いけど……」 さるスカウトはため息交じりにこう言った。 球児やその保護者が高校を選ぶ際、必ずと言っていいほど野球部員の進学実績までチェックする...
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大谷翔平の母校・花巻東を襲う不正告発の怪文書…学校側は「事実無根」と全否定
事実か捏造か。 エンゼルス大谷翔平の母校、花巻東(岩手)に怪文書騒動だ。 4月3日、日刊ゲンダイ宛に差出人不明の封書が届いた。A4の用紙が3枚。冒頭には「花巻東高等学校 コンプライアンス委員会」とある。 内容...
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酒田南の“変貌”にライバル校が要警戒!集団喫煙事件が「膿を出すきっかけになったかも」
春夏11回の甲子園出場経験を誇る強豪校の野球部員11人の喫煙が発覚──。 昨夏、メディアがこのように報じ、世間に大きな衝撃を与えたのが酒田南(山形)の集団喫煙事件だ。昨年8月、寮の管理人がゴミの分別の際に、空き缶の中から吸い...
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エース林謙吾ら投手二枚看板は中学時代ともに野手 高校で選手が伸びる仕組みと施設
2018年8月から3年間、臨時コーチを務めた山梨学院が、今センバツで県勢初の優勝を飾った。一番の立役者は選手である。 【写真】この記事の関連写真を見る(40枚) 主将の進藤天や4番の高橋海翔ら、春夏連続で甲子園に出場し...
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ドラフト上位候補「赤点」事件のトホホ…血眼で探した答案用紙に採点ミスがあった!
プロがドラフト上位候補に挙げている強豪校のAは、野球の実力はピカイチでも、アタマのデキはイマイチだという。 Aが所属する高校は定期テストで赤点を1つでも取ると練習に参加できないという罰則がある。オマケに監督からの大目玉も付い...
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センバツ優勝を呼び込んだ吉田監督と健人部長の情熱 「横浜野球」伝授には丸3年かかった
山梨学院のみなさん、本当におめでとう! でも、まさか優勝するとは思わなかった。 1日に行われたセンバツ決勝。2点を追う五回に一挙7点を挙げ、7-3で報徳学園(兵庫)に逆転勝ちし、山梨県勢として初の甲子園優勝の快挙を成し遂げた...
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大阪桐蔭はセンバツ連覇ならず…それでも今夏の本命は変わらない
やっぱりここまでか、というのが正直な感想だ。 昨秋の明治神宮大会を制し、今センバツも優勝候補筆頭だった大阪桐蔭が3月31日、準決勝の報徳学園(兵庫)との関西対決に破れ、センバツ連覇はならなかった。 大阪桐蔭は三回に連...
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プロで通用する? 大阪桐蔭・前田悠伍と広陵・真鍋慧「掛け値なし」の評価
「今年は全体的にスケールが小さくて、高校生のうちに指名しておこうと思える選手が少ない。ドラフトは大学生の指名に偏ると思います」 29日に4強が出そろった春のセンバツについて、セ・リーグのスカウトはこう言った。 それでも...
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甲子園でナゼ本塁打激減?センバツ8強揃った28試合で8本…コロナ禍以外に「2つの原因」
コロナ禍以降、甲子園に華がない。 開催中の春のセンバツはマスクを外しての声出し応援が認められ、ブラスバンドも復活。スタンドの声援と活気が球場全体を包んでいるが、それでも依然として元に戻らないのが本塁打数だ。 28日ま...
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高知、仙台育英、高松商も…甲子園で中学野球出身の監督が目立ってきた背景
甲子園常連校の監督といえば、名うてのベテランがほとんど。高校野球界で確固たる実績を築き、強豪に引き抜かれる甲子園請負監督は枚挙にいとまがない。 しかし、近年は必ずしもそうでない監督も目立つ。高知、仙台育英(宮城)、高松商(香...
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大阪桐蔭・前田や専大松戸・平野が…ドラフト候補投手の球速が落ちて変化球頼みのナゼ
ネット裏から春のセンバツを見ていて、気になったことがある。 ドラフト上位候補と評価していた投手たちが、軒並みピリッとしないからだ。 例えば、大阪桐蔭の左腕・前田悠伍。昨年からエースとして150キロ近い速球を、右打者の...