高校野球
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どこよりも早いセンバツ優勝予想 専門家2氏と本紙が占う 「本命」「対抗」「ダークホース」8校
第96回センバツ高校野球大会の選考委員会が26日に開かれ、出場32校が決定した。昨秋の明治神宮大会を制した星稜、能登半島地震で甚大な被害を受けた石川・輪島市にある日本航空石川が、北信越地区で選出された。高校野球に詳しい専門家2氏と本...
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甲子園球場の飛球の難しさはスタンドが切れていること 外野手の「風の読み方」教えます
26日に出場校が決定したので、今回はセンバツに向けた調整法、春の甲子園で注意する点を披露したい。 プロ野球の開幕は3月29日、センバツは同18日。プロは2月1日のキャンプインと同時に実戦的な練習が始まる。高校生も2月から実戦...
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護摩行の成果は…広島・中村奨成“スキャンダルまみれ”が母校・広陵後輩プロ入りの障壁に
今年こそはブレークできるのか。 広島の中村奨成(24)が9日、鹿児島・最福寺の護摩行に初めて参加。先輩の會澤翼(35)、堂林翔太(32)らとともに約1時間、燃え盛る火柱と格闘し、顔を真っ赤に腫らした。 その中村は広陵...
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「足が速い」と「走塁がうまい」は別モノ 打てなくても点が取れる野球を目指す
新年、あけましておめでとうございます。今年もなにとぞ、よろしくお願いします。 専大松戸の野球部は春のセンバツへの出場はかないませんでしたが、その分、すでに夏に目を向けて厳しい練習の日々を過ごしています。 基本となる走...
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大谷翔平ら輩出の花巻東に異変!「岩手純血主義」からの方針転換に全国の強豪校も真っ青
高校野球の岩手県の強豪・花巻東が今、ますます勢いに乗っているという。 巨人からドラフト1位で指名された西舘勇陽(21=中大)が23日、花巻市内のホテルで入団祝賀会に出席。集まった母校・花巻東の同級生や関係者ら約270人の前で...
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高校野球「2年後の日本代表監督」適任者は広陵・中井哲之氏…いまだ尾を引く16年前の“苦言”
2023年は野球界もいろいろあった。 私がテレビで対談した栗山英樹監督率いる侍ジャパンが、3月のWBCで世界一。投打で活躍した大谷翔平は今季、ムダな動きをそぎ落としたノーステップ打法でア・リーグの本塁打王となった。エンゼルス...
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イチロー氏が通算8校目、今年2校目の直接指導に離島の宮古高校を選んだワケ
マリナーズの会長付特別補佐兼インストラクターのイチロー氏が、16、17日の2日間で、沖縄の離島、宮古島の宮古高校の野球部を指導した。 宮古は甲子園出場経験こそないが、今春の沖縄大会では8年ぶりに決勝進出。夏の県大会は準決勝で...
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教員の働き方改革はけっこうだが…「公立校の部活動制限」には危機感が募る
声を大にして、言いたいことがある。私は、「公立校の部活動制限」はどうかなと思っているひとりです。 国は2018年、公立中学に対し、部活は「週2日以上の休養日を設けること」「活動時間は平日2時間程度かつ、休日は3時間程度」とい...
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「飛ばない金属バット」導入で…強豪校による有望中学生投手の勧誘が激化している
来春のセンバツ甲子園から「飛ばない」新基準の低反発金属バットが導入される。 北海(北海道)は先月の明治神宮大会でこの低反発バットを出場チームで初めて使用。初戦で作新学院(関東・栃木)に1-2で敗れた。平川敦監督は「いい角度で...
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「野球と暴力」の著者に聞く 安楽パワハラ問題と高校野球強豪校“勝利至上主義”の関係
複数の後輩選手へのパワーハラスメント疑惑が浮上した楽天の安楽智大投手(27)が自由契約となった。30日に森井誠之球団社長(49)は「これまで報道されていた事象について、ほぼ事実と判明した。保留選手名簿への記載をしない結論に至った」と...
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対外試合禁止期間の投手育成法とは…妥協も容赦もしない徹底的な走り込み
12月になり、対外試合の禁止期間に入りました。高校球児の成長は雨後のタケノコのごとし。試合ができなくても練習次第では見違えるほどに進化できます。今回は冬の間の投手の取り組みについてお話しします。 特に重視しているのが走り込み...
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楽天・安楽智大の陰湿イジメ騒動は生徒集めに影響していますか? 母校の済美を直撃した
楽天の右腕・安楽智大(27)が日常的にチームメイトに行っていた陰湿イジメ問題が、球界内外に大きな波紋を広げている。 「(安楽の悪行は)今、いくつか耳に入ってきています」とは森井誠之社長(49)。25日に予定されていた安楽の契約...
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どこよりも早い!来春センバツV候補3校の「強みと弱み」 明治神宮大会出場の有力校を先取り
明治神宮大会は大阪桐蔭(大阪・近畿)が17日の準々決勝で関東第一(東京)に5-9で敗れ、史上初の3連覇を逃した。それでも「怪物1年生投手」を登板させないなど、戦力は分厚い。来春のセンバツで優勝候補に挙げられる作新学院(栃木・関東)、...
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チーム内の競争を煽り、選手を成長させるあの手この手
「このままじゃ、甲子園なんて夢のまた夢だ!」 このところ、私が口を酸っぱくして選手たちに言い聞かせている言葉です。 秋季関東大会を初戦敗退したことで、来春のセンバツ出場の機会を逃しました。このメンバーで聖地の土を踏むに...
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横浜高“走れない投手御三家” あの伊藤将司が日本Sで投げるとは…阪神38年ぶり日本一に貢献
第7戦までもつれた日本シリーズは、阪神の38年ぶりの日本一で盛り上がった。横浜高時代の教え子で阪神の伊藤将司が第7戦の6点リードの六回からリリーフ登板。第3戦に先発して負け投手となっていたが、雪辱を果たした。それにしても、あの伊藤が...
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イチローが旭川東で熱血2日間 濃密アドバイスが「12回目の正直」甲子園出場を生む予感
マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクターのイチローが4、5日の2日間、旭川東(北海道)の野球部員たちを教えた。 きっかけは旭川東の関係者から「悲願をかなえたい」と連絡があったこと。同校は過去10回、北北海道大会の決勝に駒を...
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教え子に恨まれようが、時には「プロ志望届を出すべきではない」と伝えています
プロ野球の一大イベント、ドラフト会議が終わりました。 今年は支配下72人、育成50人が指名され、プロ野球選手として第一歩を踏み出す。選手やその親御さま、指導に携わった方々は本当におめでとうございます。 ドラフトにはた...
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花巻東・麟太郎が米国留学決断も…最高峰NCAA留学生が明かす華やかな世界の「表と裏」
プロ志望届を提出せず、アメリカへの留学を決断した花巻東の佐々木麟太郎(18)。9月中旬には母校の先輩である菊池雄星(32=ブルージェイズ)の代理人を務めるスコット・ボラス氏の事務所のアテンドにより、強豪のバンダービルト大学などを現地...
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投打の注目高校生2人 広陵・真鍋慧と沖縄尚学・東恩納蒼が指名漏れした「然るべき理由」
4位までの指名を見届けるや、会見場から席を立った。 高校通算62本塁打の広陵・真鍋慧である。 【写真】この記事の関連写真を見る(33枚) かねてプロ志向が強かった真鍋は、4位以下で指名された場合、大学進学の意向...
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秋季関東大会は初戦敗退…この敗北が「すべて私の責任」である理由
2-9の八回コールドで完敗しました。21日に行われた秋季関東大会の常総学院(茨城)との初戦です。 相手の方が一枚上手だから、厳しい戦いになると思っていました。それでも隙があれば何とか攻略してやろう、その気持ちで臨みましたが、...
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佐々木麟太郎の後を追う球児が続出? 米国野球留学の実態を現役選手2人が打ち明ける
高校通算140本塁打をマークする花巻東(岩手)の佐々木麟太郎が目指しているアメリカの大学への留学は決して楽な道ではない。 一定以上の成績を収めなければ、部活動に参加することが認められないし、「カット」と呼ばれる、いわゆる「ク...
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常総学院との対戦に特別な感情はないが、島田監督にはある…秋季関東大会初戦の相手は前任校
21日に開幕する秋季関東大会の組み合わせが発表され、初戦は常総学院(茨城)との対戦に決まりました。 そう、2003年から07年にかけて私が指揮を執った学校です。竜ケ崎一と藤代で高校教員として監督を務めた後、“職業監督”に転身...
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甲子園出場35回の名将 大垣日大・阪口慶三監督の勇退発表は胸に刺さった
21日開幕の関東大会に向け、チームの底上げに奮闘しています。そんなところに、心を揺さぶるニュースが飛び込んできました。 大垣日大(岐阜)の阪口慶三監督(79)が今年いっぱいで勇退されることです。母校・東邦(愛知)で22歳から...
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ドラフト当日、ライバル球団に出し抜かれた顛末…ある高校生の動向が筒抜けだったワケ
数年前のこと。ドラフト直前のこの時期、部長が、オレが担当する神奈川の高校生野手を見たいって言い出したんだ。 投手と外野手をやってたんだけど、「肩は強いし、ひょっとしたらショートも守れるかもしれない。だから練習を見られるように...
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秋季大会決勝での敗北は、勝利よりもはるかに価値があった
1日の秋季千葉大会決勝で中央学院に1-7で敗れましたが、まったく悲観はしていません。 勝負事だから勝つに越したことはない。そのつもりでいたけれど、負けたことで得た収穫が想像していたよりもはるかに大きかったからです。私は次のよ...
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専大松戸・平野大地を直撃! 夏の甲子園で投げなかった「世代ナンバーワン右腕」の心境
投げないエース──。今夏の甲子園でこう呼ばれたのが専大松戸(千葉)の平野大地だ。 春のセンバツでは最速151キロの直球を武器に2完投、チームの8強入りに貢献した。「世代ナンバーワン右腕」の呼び声も高かったが、今夏は千葉大会の...
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夏の甲子園決勝を戦った慶応&仙台育英がセンバツ絶望…県8強止まりそれぞれの事情
夏の甲子園準優勝だった仙台育英が、秋の宮城大会準々決勝で東陵に1-2。107年ぶりに優勝して騒がれた慶応も、神奈川大会準々決勝で桐光学園に0-4で敗れた。2校とも来春センバツ出場は絶望である。 多くは7月中に新チームとなり、...
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選手・保護者との距離の取り方…挨拶されても誰の保護者か分からないし、知る必要もない
私は人付き合いの中で徹底していることがあります。 まず第一に「嫌なヤツには近づかないこと」です。心から憎たらしく思う人がいたとして、誰かにその人について根掘り葉掘り聞かれたとしても「苦手」と言うくらいにとどめておきます。周囲...
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野球U18W杯「投手力と小技」で初の世界一 馬淵監督が携帯電話の向こうで嘆いていたこと
台湾で行われていたU18W杯で、馬淵史郎監督(明徳義塾)率いる高校日本代表が、初優勝を飾った。 10日の台湾との決勝では、エースの前田悠伍(大阪桐蔭)がキレのいいチェンジアップなどを駆使して完投した。牽制やクイックのレベル...
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今年のドラフトは大学生・社会人が豊作といわれるが…そんな時こそ高校生が狙い目な理由
今年は大学生・社会人投手が例年になく豊作といわれる。ドラフト上位指名の大半は彼らで埋まると、もっぱらだ。 大学4年と社会人の投手で、直球の最速150キロをマークする選手は100人超。153キロ以上に絞っても、確認できる限りで...