高校野球
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コロナ禍と長雨でドラフト指名候補選手の評価は慎重に
「おまえなぁ、アイツをリストから外したってのはどういうことだ!」 夏の甲子園直前のスカウト会議で、部長にいきなりカミナリを落とされたよ。 オレたちスカウトには大会前、ドラフト指名候補選手のリストが渡される。甲子園ではそ...
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夏の甲子園“1強”大阪桐蔭の唯一の敵は「不吉な日程」…勝ち上がると大会終盤で過密に
3月のセンバツを圧勝した大阪桐蔭は、地方大会7戦7本塁打、54得点と圧倒的な強さで勝ち上がった。今大会も「1強」と言われるぶっちぎりの優勝候補だ。 【写真】この記事の関連写真を見る(25枚) 初戦は第5日第1試合で旭川...
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8.6開幕!夏の甲子園大会「完全予想」初戦で残る・散る高校は?【対戦表付き】
6日に開幕する夏の甲子園大会の組み合わせ抽選会が3日に行われ、初戦の対戦相手が決まった。今センバツを制し、「1強」といわれる大阪桐蔭は旭川大高と対戦。新型コロナウイルス集団感染と判断された九州学院、有田工、帝京五、浜田の4校を含む3...
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夏の甲子園出場10校で計26人がコロナ感染…救済措置は抽選会まで、球児は今年もビクビク
早くも暗雲が垂れ込めている。 2日、日本高野連などは6日開幕の夏の甲子園に出場する代表49校1641人が受けたPCR検査の結果、10校で計26人のコロナ感染が判明し、九州学院(熊本)、有田工(佐賀)、帝京五(愛媛)、浜田(島...
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この夏の甲子園にも危険な兆候…出場決めた有田工と帝京五で新型コロナ感染判明
今夏も荒れに荒れそうだ。 1日、6日に開幕する夏の甲子園に出場を決めた有田工(佐賀)と帝京五(愛媛)の部員に新型コロナの感染が判明。いずれも複数が感染しており、甲子園への出発や壮行会を見合わせた。 両校ともに辞退の意...
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夏の甲子園の大本命・大阪桐蔭にひと泡吹かせるか? プロ注目の好左腕を擁する4校の名前
最後の1校が決まった。 31日に行われた西東京大会決勝は、日大三が東海大菅生を下して優勝。甲子園に出場する全49校が出揃った。 <b>【写真】</b><a href="https://mo...
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横浜のしぶとさの秘密は村田監督の「読み」にあり 宿敵・東海大相模下し2年連続切符
私が臨時コーチを務める横浜が東海大相模を1-0のサヨナラ勝ちで下し、2年連続の夏の甲子園出場を決めた。 2020年4月から指揮を執る村田浩明監督(36)は、就任3年目で神奈川連覇。捕手出身だけに野球をよく知っている。 ...
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「日本ハムには選手を預けたくない」高校野球の取材現場で聞こえる新庄監督への冷めた反応
前半戦は勝敗を二の次にして、若手を積極的に起用しながらチームを育ててきた日本ハムの新庄剛志監督(50)。その甲斐あってか、両リーグで打率首位(.355)の松本剛や、自身最多の11本塁打をマークする清宮幸太郎など、花開いた選手がいるの...
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横浜が“宿敵”東海大相模にサヨナラ勝ち 名伯楽も「最低でも甲子園で2勝できる」と太鼓判
27日の神奈川大会決勝で、横浜が宿敵・東海大相模を1-0のサヨナラ勝ちで下し、2年連続20度目の夏出場を決めた。 2020年4月から指揮を執る村田浩明監督(36)は、就任3年目で神奈川連覇。立役者は先発した2年生エース・杉山...
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高松商・浅野翔吾が清原和博氏に並ぶ64号 狙うは“不作”甲子園でアピール&ドラ上位候補
26日の香川大会決勝で高松商が6-4で秋春王者の英明を下し、3大会連続22回目の夏の甲子園出場を決めた。 プロ注目のスイッチヒッターのスラッガー、浅野翔吾外野手(3年)は2点リードの四回に左中間に3ランを放つなど3打数3安打...
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山梨学院&創志学園(岡山)が地方大会V 夏の甲子園ではダークホース2校が旋風起こす
高校野球は地方大会が大詰めだ。 山梨県では山梨学院が17-1の決勝最多得点の圧勝で甲府工を下し、3年ぶり10度目、春夏連続の甲子園出場を決めた。 総合力の高さを見せつけたのは、準決勝の強豪・東海大甲府戦だ。無安打で先...
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花巻東・佐々木麟太郎まさかの敗退…甲子園“目玉なし”で高野連とテレビ局が早くも悲鳴
怪物2年生の早過ぎる夏が終わった。 岩手大会の優勝候補の大本命・花巻東が23日に行われた盛岡中央との準決勝で敗退。春夏連続の甲子園出場を逃した。 高校通算74本塁打の佐々木麟太郎(2年)は盛岡中央のプロ注目右腕、最速...
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花巻東・佐々木麟太郎“岡本超え”74号! 西武が3人体制で視察、巨人と阪神は大警戒
この男が今夏の主役になるか──。 花巻東の佐々木麟太郎(2年)が、21日に行われた岩手大会準々決勝の水沢戦に「3番・一塁」で出場。四回に相手左腕のカーブを右翼席にこの夏1号となる74号2ランを叩き込んだ。5打数4安打4打点の...
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プロ球団は高校2年生を重点マーク! 専大松戸・平野大地が投手転向1年半で150km
19日、千葉県の天台野球場がどよめきに包まれた。 甲子園の地方大会で専大松戸がベスト16進出を決めた4回戦。7点リードの九回、2番手として登板した2年生の右腕・平野大地がマウンドに上がった直後だ。この回の先頭打者を相手に、自...
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高校野球「夏の地方大会」で番狂わせ続出…強豪や春の王者が初戦で消えるカラクリ
偶然か、はたまた理由があるのか。 各地で行われる高校野球の夏の地方大会で、強豪校や春の王者といった「本命」が早々と姿を消す番狂わせが起きている。 12日はシード校の西城陽(京都)が京都外大西に1-8で完敗。相手も強豪...
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千葉明徳が初戦快勝!「イチロー効果」二度あることは三度? 指導受けた高校は好成績
これで勢いがつきそうだ。 11日、夏の千葉大会2回戦で千葉明徳が成田西陵に9-0で七回コールド勝ち。初回に足を使った攻撃が奏功し、2安打で4得点を挙げた。 千葉明徳は昨年12月、イチロー(マリナーズ会長付特別補佐兼イ...
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夏の甲子園が3年ぶり「観客制限解除」もコロナ第7波突入…高野連がおびえる“大炎上”
夏の甲子園に大観衆が戻ってくる。 6日、日本高野連が臨時運営委員会を開催。8月6日に開幕する甲子園の新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドラインを定め、春夏を通じて3年ぶりに観客数に制限を設けないことを発表した。 コロ...
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“コロナ禍入学”の高校球児を待つ超酷暑…練習量半減で熱中症リスク高まる 高野連の対策は?
高校球児にとって、地獄の夏となりそうだ。 各地で過去最も早い梅雨明けを迎えるに伴い、ニッポンは記録的な「超酷暑」となっている。25日に群馬県伊勢崎市で40.2度を記録。30日は東京、名古屋で6月の最高気温の記録を更新するなど...
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花巻東“怪物”佐々木麟太郎の進路はこの夏次第 プロ入りには課題山積も環境一変の可能性
「プロ入りするのか、大学へ行くのか……」 高校屈指の強打者といわれる花巻東・佐々木麟太郎(2年)の進路について、プロ球団のスカウトがこう言って苦笑いを浮かべた。 先日の大曲農(秋田)との親善試合で高校通算71号をマーク...
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夏の神奈川大会は四つ巴の大混戦と予想する 監督交代の東海大相模はV率20%
高校野球の夏の神奈川大会の組み合わせが11日に決まった。今年はかつてないほど大混戦になりそうだ。現地で見たのは春の準決勝に進出した4チームだけだが、分かる範囲で展望を記してみる。 今春優勝の桐光学園は関東大会初戦で高崎健康福...
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福島・聖光学院が春季東北大会“カムバック”制覇 夏の甲子園出場なら台風の目に
13日に行われた高校野球春季東北大会決勝で東北(宮城)を4-3で下して4年ぶり4回目の頂点に立ったのが聖光学院(福島)だ。 東北大会初戦は甲子園常連校の盛岡大付(岩手)にコールド勝ち。今春のセンバツでは1回戦で二松学舎大付(...
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思い出す97~98年の横浜高44連勝 それでも神奈川県内で負けそうな試合があった
昨秋の新チーム結成以降、無敗だった大阪桐蔭がついに負けた。 5月29日の近畿大会決勝で相手は昨夏の甲子園を制した智弁和歌山。阪神や巨人でプレーした中谷仁監督が繰り出したタイプの違う4投手の継投が的中し、強力打線を2点に抑え、...
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近畿大会決勝で智弁和歌山に敗れ公式戦30連勝ならず…大阪桐蔭はむしろ春夏連覇が近づいた
絶対王者がついに負けた。 今春センバツ優勝校の大阪桐蔭が29日、春の近畿大会決勝で智弁和歌山と対戦。先発したエース左腕の前田悠伍投手(2年)がいきなり先頭打者本塁打を浴びると、2死後に連打と四球で2死満塁。ここで守備力に定評...
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甲子園出場&優勝を目指す学校が今やるべき練習、選ぶべき試合相手
エンゼルスの大谷翔平が日本時間15日にメジャー通算100号を放った。 開幕当初は警戒され、低めを攻められていた。本塁打を打つには、低めより高めの球の方がポイントが前になるため、打球が飛ぶ。投手に「低めに投げろ」と言うのは、長...
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コロナで練習不足…「不作」と言われる高校生の掘り出し物を探せ!
さすがのオレもキレたね。 高校生は来週末から関東大会が始まる。いつも通り、オレは関東大会を視察することになったんだけど、部長はこう言ったんだ。 「今年は近畿と東海も同じ時期にスタート。オレも含めて、そっちに人手を割かな...
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強豪校はこうして監督を交代する 東海大相模で甲子園4度優勝の門馬敬治君が創志学園へ
東海大相模(神奈川)前監督の門馬敬治君(52)が今夏の大会後、春夏甲子園5度出場の創志学園(岡山)の監督に就任することが決まったようだ。 69歳の長沢宏行監督は今夏限りで退任するという。門馬君は強豪の東海大相模を率いて、甲子...
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「夏の甲子園」の入場券が大幅値上げ! 高野連&朝日新聞が“金儲け”より先にやるべきこと
値上げラッシュが高校野球にも波及した。 日本高野連は27日、今夏の甲子園大会の入場券を値上げすると発表。料金改定は2018年夏にも行われており、それ以前の入場料から比較すると、中央特別指定席は2000円→2800円→4200...
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プロで一流になると太鼓判を押せる3年生は、センバツには一人もいなかった
春のセンバツはマイッタよ。 これは……って選手がいない。まったくいないわけじゃないんだけれども、センバツを見た限りではプロでも一流になると太鼓判を押せる選手は残念ながら3年生にいなかった。 ■柔らかく速く振れるか ...
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センバツVで公式戦20連勝の大阪桐蔭にライバルなし 98年横浜の44連勝はおそらく抜かれる
大阪桐蔭の強さばかりが目立ったセンバツだった。 3月31日の近江(滋賀)との決勝を制し、センバツでは4年ぶり4度目の優勝となった。1大会のチーム最多本塁打記録を大幅に更新する11本塁打で決勝は4発で圧倒。前田悠伍ら投手陣も盤...
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東洋大姫路の監督は「うちに来てくれれば甲子園に出られたのに」と
中学3年の私を熱心に誘ってくれた東洋大姫路を丁重に断り、淡口憲治さん(元巨人)が通った三田学園を志望した。 当時の日下隆監督に「三田学園に行きたいんですけど」と売り込むと、「いや、オレはちょうど今年で終わっちゃうんだよ(後に...