高校野球
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ドラフト上位候補の野手に《利き腕の肘の故障説》急浮上!水面下ではスカウトたちが情報戦
「良い選手ですよ。打撃も守備もいいし。じゃあドラフトで指名するか? うーん、それは……」 あるセのスカウトがこう言って口を濁すのが、今大会に出場したドラフト候補の野手だ。 かねてからプロの評価は高く、プロ志望届を提出し...
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山陰まで及ぶ大阪桐蔭・西谷監督のスカウト活動範囲…《最新車で乗り付けてきた》の声も
有望中学生の勧誘に血眼になっている甲子園常連校。大社(島根)の活躍で脚光を浴びた山陰地方も例外ではない。 地元のボーイズリーグ関係者が言う。 「年に数回、全国大会の山陰予選が行われ、決勝に近づくにつれてネット裏には関西...
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京都国際がタイブレーク制し、春夏通じ甲子園初V…熱戦の裏で起きていたSNSの“場外乱闘”
関東一(東東京)と京都国際(京都)が熱戦を繰り広げた23日の「第106回全国高校野球選手権大会」の決勝戦。9回まで互いに得点が奪えず、決勝戦では初の延長タイブレークに突入。2-1で京都国際が競り勝ち、初優勝を成し遂げたのだが、そんな...
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京都国際が初の甲子園決勝進出 躍進の原動力「左腕二枚看板」掛け値なしのスカウト評価
春夏通じて初の決勝進出を果たした京都国際。切れ目のない打線もさることながら、躍進の原動力となったのが左腕の二枚看板、中崎琉生(3年)と西村一毅(2年)だ。 今大会ではいずれも3試合に登板して2試合ずつ完投。青森山田(青森)と...
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夏の甲子園「2部制」導入のタイミングは…ナイター経験者は肯定的もスンナリいかない複雑事情
高校野球が大きな変革時期を迎えている。 熱中症対策として7回制や甲子園以外でのドーム球場での開催が検討される中、今大会で試験的に導入された1日2部制もそうだ。 実施されたのは大会初日からの3日間。初日は開会式後の午前...
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甲子園で安打を放った4選手が教える「低反発バット対策」…スカウトは《選手を評価しづらい》と嘆き
今春から導入された低反発バットが甲子園で“猛威”を振るっている。 大会12日目の19日、関東第一(東東京)の高橋(3年)が打ったソロが、今大会7号。金属バット導入以降、過去最少だった1974年の11本をさらに下回る“勢い”で...
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甲子園出場監督5人を直撃「7回制の導入どう思う?」 現場から出たリアルな賛否、ユニークな発想も
夏の甲子園は19日に準々決勝4試合が行われるが、出場校の監督の間では反対意見も含めてかんかんがくがくの議論が巻き起こっている。 高野連が去る2日、熱中症対策として将来的な導入の検討を明らかにした「7回制」のことだ。 ...
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五輪でも甲子園でも話題「微妙な判定」に思うこと 実際にプレーしている我々は…
パリ五輪は金メダル・メダル総数ともに海外開催五輪の過去最多で幕を閉じました。 毎日のように飛び込んでくる快挙の報道に日本中が沸きましたが、その一方で、いくつかの競技では審判の判定が物議を醸していると聞きます。私は門外漢ですの...
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夏の甲子園で女子アナの実況中継はなぜないの? TV局のジェンダーフリーは看板だけか
熱戦続く甲子園・高校野球──。しかし、女性アナウンサーの実況中継はテレビもラジオもない。アルプスリポートは各校の地元放送局の女性アナが多かったりするが、メインの実況と解説は男性ばかりである。パリオリンピックも、開会式・閉会式をのぞけ...
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ネット裏スカウトが「金の卵」につけた値段 投手は今朝丸(報徳学園)、藤田(東海大相模)、野手は…
「例年なら多くのスカウトが初日から49校が出場するまでネット裏に陣取ってましたけど、今年は1、2試合目と3、4試合目を前半後半に分けてチェックしている球団もあった。単に暑さを考慮しただけでなく、注目選手の多くが地区大会で敗れたことも大...
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命懸けの灼熱甲子園 出場校それぞれの熱中症対策…水分、塩分、漢方、体脂肪、プール
開会式で花巻東の選手が体調不良を訴え、「入院が必要」と診断されて始まった今夏の甲子園。カラスが鳴かない日はあっても、選手が熱中症を訴えない日はない。 去る10日は宮崎商の遊撃手兼リリーフ投手の中村奈一輝(3年)が守備中に足が...
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熱闘甲子園で異変!強豪校が片っ端から早期敗退の謎を解く…大阪桐蔭だけじゃない相次ぐ序盤の番狂わせ
大阪桐蔭よ、おまえもか──。 「優勝候補筆頭」といわれた大阪桐蔭が昨14日の甲子園大会2回戦で、8日に甲子園初勝利を挙げたばかりの小松大谷(石川)に不覚を取った。先発した森陽樹(2年)は六回まで無失点投球も、七回に2点を失い降...
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大社(島根) 石飛文太監督の本音と建前「...高校野球って綺麗な事ばかりじゃないですよね?」
レギュラーは全員地元出身の県立高ながら、2年連続センバツ準優勝校でドラフト1位候補を擁する報徳学園を破った大社が明日(15日)、2回戦で創成館(長崎)と対戦する。いかにして報徳を倒したのか、どんな指導をしているのか、石飛文太監督に聞...
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智弁学園(奈良)小坂将商監督「(欲しい選手が)智弁和歌山とかち合うこともありますよ。人気は…(苦笑)」
14日に登場する智弁学園は近年、県内のライバルである天理とほぼ交互に甲子園に出場している。そんなライバル関係や、激戦区・近畿地方の生徒集めについて小坂将商監督(47)に聞いた。 ◇ ◇ ◇ ──天理へのライバル...
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早実・和泉監督(西東京)が語る昨夏V慶応へのライバル意識…「(報道陣は)みんなこれを聞いてきますよ」
11日の第1試合に夏は9年ぶりとなる早実(西東京)が登場する。昨年は慶応(神奈川)が107年ぶり2度目の優勝を果たした。西東京大会では苦戦が続いたが、ライバル校の活躍に思うところはあるのか。和泉実監督に話を聞いた。 ◇ ...
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オリックス吉田輝星が弟の甲子園を生観戦「凄く楽しかった。後輩の姿を見て凄く勇気をもらった」
「スタンドから見る甲子園はすごく楽しかった」 オリックスの吉田輝星が9日、甲子園で金足農(秋田)の試合を生観戦。6年前の夏に決勝まで勝ち上がり、旋風を巻き起こした輝星は、弟でエースの大輝(2年)の投球を見守り、「僕自身も後輩の...
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ネット裏のスカウトは金足農・吉田大輝をどうみたか? 実兄はオリックス吉田輝星
「見た目やマウンドでの雰囲気はやっぱり輝星に似てる(笑)。大輝の方が背も高く、体もがっちりしてるけどね」 こう言うのはセ・リーグのスカウト。9日の西日本短大付(福岡)戦に先発、7回154球を投げて9安打5失点で敗れた金足農(秋...
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聖カタリナ(愛媛)浮田監督は実業家から転身、「会社経営をそのままやってるイメージです」
明日(10日)登場する聖カタリナは夏の甲子園初出場。率いるのは2023年に実業家から転身したばかりの浮田監督だ。松山商では内野手、創価大、プリンスホテルでは捕手としてプレーした。22年の部内暴力で監督、部長ともども退任となった後に就...
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金足農(秋田) 中泉一豊監督が語った部内いじめ発覚からの歩み「まだ我々も変わろうとしている最中…」
明日9日は吉田輝星(現オリックス)を擁し、決勝まで勝ち上がった2018年の「金農旋風」で一躍話題になった金足農(秋田)が登場する。22年夏には部内いじめが発覚。日本学生野球協会から3カ月の対外試合禁止を食らうなど、決して順風満帆だっ...
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プロスカウトが肝を冷やした健大高崎2年生エースの「酷暑の150キロ連発」…心配な今後のフル回転
「2年生でこれだけ速い球を投げられるのですから、当然、能力は高い。怖いのは故障です」 とにかく暑い甲子園のネット裏で視察しているプロのスカウトが、こう言って肝を冷やした。 夏の甲子園第1日の第2試合、健大高崎(群馬)の...
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興南(沖縄)我喜屋優監督「野球しかしていない高校生の将来は誰が保証するのでしょうか」
明日8日は沖縄の興南が登場する。地方大会で準決勝に駒を進めた興南以外の3校はエナジックスポーツ(創部2021年)、ウェルネス沖縄(同18年)、KBC(同15年)。沖縄で〝横文字〟の新鋭校が増えている理由を学校法人興南学園の理事長でも...
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健大高崎(群馬)青柳博文監督「野球部の年間予算が1億円? わはははは…」
あす(7日)の大会初日は今センバツで優勝した健大高崎(群馬)が登場する。かつて走塁を重視する「機動破壊」で一世を風靡し、ついに紫紺の優勝旗を手にした。専用グラウンドや選手寮、室内練習場など様々な設備にも恵まれ、他校からは「あれだけの...
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甲子園初戦全カード勝敗予想!吉田輝星の弟を擁する金足農、センバツVエース離脱の健大高崎は?
7日に開幕する夏の甲子園大会の組み合わせ抽選会が4日に行われ、初戦の相手が決まった。 春夏連覇を狙う健大高崎は英明、6年ぶり6度目の優勝を目指す大阪桐蔭は興南と対戦する。初戦24試合の勝敗を占った。 【写真】この記事の...
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市船橋戦は「一番やってはいけない負け方」だった。野球を続けるのは7、8人、150キロ右腕の進路は…
非常に悔しい負け方でした。 専大松戸は夏の千葉大会5回戦で市船橋に1-5で敗れました。守備の乱れが敗因です。 試合を決したのは1点ビハインドで迎えた八回裏の守備でした。先頭打者を死球で出塁させると、捕逸から無死二塁に...
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プロが甲子園出場校からリストアップした選手は誰だ? 「突出した2人」含む23人を大公開
毎年、この時期になると、スポーツ紙の高校野球面に踊るのが「140キロ右腕」という投手の代名詞だ。 しかし、実際、甲子園に出てくると、球速が130キロに届かず評判倒れのケースも。逆に140キロの速球を投げても棒球で、火だるまに...
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甲子園出場「関西5強」本当の実力…大阪桐蔭、報徳学園、京都国際、智弁学園、智弁和歌山
智弁和歌山が昨29日の和歌山大会決勝で近大新宮を破り、2年ぶり27度目の優勝を飾った。 初戦から無失点で勝ち上がり、九回2死満塁から2失点。1955年以来69年ぶりの全試合無失点優勝はならなかったが、4-2で逃げ切った。 ...
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早実「満員スタンド」味方に期待できる“甲子園8強以上”…打力は昨夏Vの慶応以上
「いろんなものを背負いながら大阪に行って、もっともっと強いチームになってもらえるんじゃないかなと期待している」 早実・和泉実監督(62)は試合後、目に涙を浮かべながらこう言った。 昨28日の西東京大会決勝で、早実が昨夏王者の日...
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横浜高の落とし穴…決勝に5人出場、「スーパー1年生」に依存し過ぎたのではないか
24日の神奈川大会決勝後にゲンダイの取材を受けた。「結果論」になってしまうが、古巣・横浜の結果は気になるから、言わせてもらう。 東海大相模が横浜を6-4で下し、5年ぶりの夏の甲子園出場を決めた。原俊介監督は東海大静岡翔洋から...
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花巻東が甲子園へ!「ほぼ純血」で高勝率のカラクリは? 大谷、雄星、昨秋巨人ドラ1西舘ら輩出
25日の岩手大会決勝。花巻東がライバルの盛岡大付を4-3で破り、2年連続12回目の甲子園出場を決めた。 1-1の八回2死一塁で、投手の田崎晴大(3年)が右越えに決勝の適時三塁打を放って試合を決めた。 巨人の古城茂幸三...
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東海大相模が宿敵・横浜に逆転Vで甲子園へ! 元巨人ドラ1監督の逆襲がここから始まる
神奈川大会決勝が昨24日、横浜スタジアムで行われ、東海大相模と横浜の名門同士が激突した。 東海大相模は2点を追う八回に3番・中村が勝ち越しの適時二塁打を放つなど、この回一挙4得点。6-4で横浜を下し、5年ぶり12度目の夏の甲...