高校野球
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高知、仙台育英、高松商も…甲子園で中学野球出身の監督が目立ってきた背景
甲子園常連校の監督といえば、名うてのベテランがほとんど。高校野球界で確固たる実績を築き、強豪に引き抜かれる甲子園請負監督は枚挙にいとまがない。 しかし、近年は必ずしもそうでない監督も目立つ。高知、仙台育英(宮城)、高松商(香...
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大阪桐蔭・前田や専大松戸・平野が…ドラフト候補投手の球速が落ちて変化球頼みのナゼ
ネット裏から春のセンバツを見ていて、気になったことがある。 ドラフト上位候補と評価していた投手たちが、軒並みピリッとしないからだ。 例えば、大阪桐蔭の左腕・前田悠伍。昨年からエースとして150キロ近い速球を、右打者の...
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センバツ試合当日早朝に雨天中止…健大高崎と山梨学院 関東勢応援団のてんやわんや
天気には逆らえない。 春のセンバツ高校野球第6日の23日は、天候不良により全3試合が翌日に順延された。中止決定は台風でもない限り、たいてい当日早朝に下される。関東から応援団を派遣しながら“ドタキャン”を食らった第1試合の健大...
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専大松戸・平野大地 最速151→140キロ台前半に“ガタ落ち”でもドラフト上位候補の根拠
スポーツマスコミいわく「150キロ右腕」。プロ球団が「ドラフト上位候補」と位置付けているのも事実。22日、常葉大菊川(静岡)を7安打完封した専大松戸(千葉)の右腕・平野大地のことだ。 ところが、この日は直球の球速の大半が14...
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センバツV候補の仙台育英にはプロ注目選手が5人!有望株が育つ秘密を野球部OBが明かす
「このチームにはプロ注目選手が5人もいます」 18日に開幕した春のセンバツ大会。ネット裏のセ球団スカウトがこう言うのは21日、慶応(神奈川)に延長十回、サヨナラ勝ちした仙台育英(宮城)のことだ。 昨夏の甲子園で東北勢初...
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球児の“ペッパーミル”に審判ダメ出し 高野連の頭の中はいまだに「青春スポ根ドラマ」幻想
高校球児たちに鼻で笑われる。 WBC日本代表の選手たちが行っているペッパーミルのパフォーマンス。18日のセンバツでも東北(宮城)の選手が一塁上でこれを行ったところ、審判から注意を受けたのだ。試合後、佐藤監督は「子供たちが自由...
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第95回センバツ3.18開幕「初戦で散る高校・残る高校」恒例の完全予想!
記念大会のため、例年より4校多い36校が出場する第95回センバツ高校野球大会(18日開幕、甲子園)の組み合わせ抽選会が10日に行われ、初戦の対戦相手が決まった。昨秋の明治神宮大会で連覇を達成した大阪桐蔭は敦賀気比と対戦。昨夏、東北勢...
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春のセンバツ初出場校それぞれの金策事情…「個人情報保護」で卒業生寄付も集められず
■主催者が報じた能代松陽の窮状 昨夏の甲子園大会に続き、春のセンバツに初出場する能代松陽(秋田)が金欠に喘いでいる。 「応援団派遣できるか センバツ初出場の能代松陽、支援金集めピンチ」 【写真】この記事の関連写真を...
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担当したルーキーや若手の面倒を見るだけがスカウトの仕事じゃない
キャンプ地もまだ肌寒いとはいえ、日中、スタンドで太陽を浴びていれば、どうしたって気持ち良くもなる。 大きな声じゃ言えないけれど、前夜は地元の焼き鳥屋の大将と痛飲、次の休日にゴルフをやる約束をしたんだっけ。「あのオヤジは結構、...
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春のセンバツ出場の「ドラフト候補」はこの3人だ! 伸びしろにプロスカウトが注目
今年の春のセンバツは粒ぞろいだ。 27日、第95回センバツ高校野球大会選考委員会が行われ、出場校が出そろった。今年は5年に1度の記念大会のため、例年よりも4校多い36校が大会に臨む。 【写真】この記事の関連写真を見る(...
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どこよりも早い「春のセンバツ優勝」予想! 専門家3氏と日刊ゲンダイが占う
第95回センバツ高校野球大会(3月18日開幕、甲子園)の選考委員会が27日に開かれ、記念大会のため、例年より4校多い出場36校が決定した。昨春のセンバツと昨秋の明治神宮大会を制した大阪桐蔭、昨夏の甲子園で東北勢として初めて優勝旗の「...
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関東・東京は横浜?二松学舎大付? センバツ出場校決定に今年も“あいまい選考”の不安
結局は玉虫色の決着か。 きょう(27日)に行われる第95回選抜高校野球大会(春のセンバツ)の選考委員会。これまで実施してきた選出校への電話連絡が廃止となり、大会公式サイトのライブ配信で結果が発表される。 今年は5年に...
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東海大菅生の不祥事は氷山の一角…アマ球界「諸悪の根源」を強豪中学チーム監督が明かす
週刊文春の報道を契機に部内体罰と報告義務違反が発覚した東海大菅生(西東京)の若林弘泰監督(56)。日本学生野球協会は20日、同監督に昨年12月5日から4カ月の謹慎処分を下した。同校は昨秋の東京大会で優勝しており、今春のセンバツ出場が...
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高校野球強豪高の気になる寮事情 冬休み中は? 何食付き? 携帯電話は?
年末年始は高校の選手が寝泊まりする寮も閉鎖になる。遠方から入学しても、この時くらいは家族と過ごして欲しい。寮母などの職員にも休暇が必要だ。 だいたい練習の休みと連動している。昔は12月31日~1月3日が多かったが、4日も休め...
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ヤクルト村神様を怒らせた!弟の指名を“匂わせ発言”したセ球団監督の勇み足
育成選手の指名に入っても、名前が呼ばれることはなかった。10月のドラフトで指名漏れの憂き目にあった、熊本・九州学院の村上慶太(18)。今季、日本人最多のシーズン56本塁打を放ち、史上最年少で三冠王を獲得したヤクルトの村上宗隆(22)...
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プロ注目の「スーパー1年生」投手が“甲子園”からこつぜんと消えた理由
甲子園優勝実績のある西の某強豪校に在籍し、昨年「スーパー1年生」と注目された投手の話だ。 地方から鳴り物入りで野球留学すると、1年時から主戦級。秋の地区大会で大活躍し、来秋のドラフト候補に挙げられていた。が、今春の大会ではベ...
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甲子園優勝旗の白河の関越え…データ分析を控え選手に任せる仙台育英・須江監督の指導力
今年の私の球界重大ニュースは、今夏に東北勢として初めて仙台育英(宮城)が甲子園大会を制したことである。 「青春ってすごく密。活動をしていても、どこかで止まってしまうような苦しい中、諦めないでやってくれた。全国の高校生がよくやっ...
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「1強」大阪桐蔭を止めるために来春センバツ出場校がやるべきこと
秋の日本一を目指す明治神宮大会は、大阪桐蔭(近畿=大阪)が5点差を逆転して広陵(中国=広島)を下し、大会史上初の2年連続優勝。来春のセンバツでも優勝候補筆頭として連覇を狙う。 何試合か神宮球場で観戦したが、相変わらず選手の層...
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ドラ1確実視の神宮大会V投手 大阪桐蔭・前田悠悟が来秋ドラフトの目玉になるための課題
プロ注目の逸材が躍動した。 昨24日の明治神宮大会決勝戦。大阪桐蔭が広陵を下し、大会史上初の連覇を達成。2年生のエース左腕・前田悠悟は1点リードの6回から登板し、4回無失点7奪三振と好投。昨年に続き、胴上げ投手となった。 ...
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【独自】飲酒・喫煙問題の聖望学園野球部で「指導者の暴力常態化」“本当の闇”を関係者が告発!
「記事に書いてあることはすべて事実です。しかし、肝心なことが書かれていません。実態はもっとひどいのです」 ■春夏5度の甲子園出場 声を潜めてこう話すのは、春夏合わせて5度の甲子園出場を誇る、埼玉県の強豪校・聖望学園の学校...
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関東大会制した山梨学院の安定感の裏に吉田監督の長男の存在 「小倉野球」なるノートに秘密
来春センバツの重要資料となる秋季関東大会で、昨年末まで臨時コーチを務めた山梨学院(山梨1位)が専大松戸(千葉1位)に9-3で完勝。11月18日から行われる明治神宮大会出場を決めた。昨秋の関東大会では準優勝に終わっていた。来春センバツ...
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ソフトBが1位指名公表 誉高イヒネ・イツアは“グリフィーJr.2世” 両親はナイジェリア人
「まさか1位指名とは…」 ある球団の東海地区担当スカウトは驚いたという。 ソフトバンクは昨10日、20日に迫ったドラフト会議で愛知・誉(ほまれ)高のイヒネ・イツア内野手(3年)を1位指名すると公表した。 永井編...
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国体も制し高校野球3冠!大阪桐蔭「松尾・海老根・川原」の“掛け値なし”プロの評価
昨5日の栃木国体決勝で、大阪桐蔭が聖光学院(福島)を5-1で下し、初の国体単独優勝を決めた。これで昨秋の明治神宮大会、今春センバツと合わせて3冠となった。 初回は「3番・捕手」の松尾汐恩(3年)が左前打でチャンスを広げ、「5...
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ドラフト前にスカウト困惑…九州国際大付監督が調査書「指名球団以外書かない」の波紋
10月20日のドラフト会議を前にプロのスカウトが困惑している。今夏の甲子園に出場した九州国際大付(福岡)の楠城徹監督(71)が怒っているというのだ。 事の発端は昨年のドラフト会議。最速146キロで抜群の制球力を誇る同校の山本...
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U18日本代表で打球の飛距離がズバぬけていたのは高松商・浅野翔吾だった
甲子園に出た選手たちが中心だったU18日本代表が、米国のフロリダに出発する前の話だ。 野手の木製バットへの対応については、大学日本代表との壮行試合でチェックできた。「あとはパワーだな。木製バットでどれくらい飛ばすことができる...
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花巻東・佐々木麟太郎「高校通算90号」達成も…スカウトが投手と三塁守備を見たがるワケ
花巻東の佐々木麟太郎内野手(2年)が高校通算89、90号を放った。 26日の秋季岩手大会決勝・専大北上戦に「3番・一塁」で出場し、一回の第1打席は左翼フェンス直撃の先制適時二塁打、二回の第2打席は右前適時打。三回の第3打席は...
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筒香←村上←清宮…「左の強打者3人」の高校時代を比較した頃
ヤクルトの村上宗隆が元巨人・王貞治さんの55本塁打に並んでいる。 世の中が高校通算111本塁打の早実・清宮幸太郎フィーバーに沸いていた2017年ころ、私は城北(熊本)の臨時コーチを務めていた関係で、同52発だった同じ熊本の九...
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2022年ドラフト高卒選手の「隠し球」はこの3人 “流しのブルペン捕手”がイチオシ
“流しのブルペンキャッチャー”こと安倍昌彦氏がまず注目するのは、身長186センチ、86キロの大型横手右腕・安西叶翔(常葉大菊川)だ。 ■常時140キロ台を投げる剛腕サイドハンド 「入学時はオーバーハンドだったのですが、球...
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教え子をバイ菌呼ばわり…何ひとつ笑えんし、ヘドが出る高校野球部監督の話
ある高校の野球部監督が、新型コロナウイルスに感染した部員の名前に「菌」を付けて「殺すぞ」と罵倒してクビになった。 どうしようもない。どうしようもないことは書きようがない。困った。まったく話にならんぞ。話にならんことは書きよう...
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浅野翔吾はU18で評価爆上がり! 「右の強打者」はプロ垂涎、ドラ1“一本かぶり”に現実味
打った瞬間、それとわかる当たりだった。日本時間11日、U18W杯(米フロリダ州)のメキシコ戦に「1番左翼」でスタメン出場した浅野翔吾(高松商)が左翼中段へ特大のソロ本塁打を放った。 【写真】この記事の関連写真を見る(22枚) ...