東京五輪
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<1>2本柱「IR」と「東京五輪」への期待 バブルは寸前ではじけた
令和3年夏の東京オリンピックは、外国人観光客ナシで幕を閉じた。これはインバウンド的に見てもあり得ないシナリオとなった。日本政府は東京五輪を視野に「2020年に4000万人」という目標を掲げ、訪日外国人客をかき集めてきたが、これがまっ...
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福島県相馬市長 「迅速なワクチン接種『相馬モデル』には震災で培った経験が生きています」
先月半ばに高齢者はおろか、16歳以上の希望者の接種がほぼ完了。あとは今月17、18日の中学生の2回目を待つのみ。新型コロナウイルスワクチン接種加速の好例として名高い「相馬モデル」。地区単位で接種日時を指定し、集団接種を行う独自制度の...
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「エンターテインメント」と「ナショナリズム」のバランスを探る作業には終わりがない
東京五輪は中止にするべきだったと思っています。トライアスロンの選手が完走後に倒れ込んで嘔吐する姿やアーチェリーの選手が熱中症で倒れたといった報道を目にするたび、この国のいびつさをいや応なく思い知らされたスポーツの祭典。なぜ真夏の東京...
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エースとして日本卓球界を牽引してきた水谷隼選手に感慨を抱いた
今回の東京五輪では日本選手が記録的な数の金メダルを獲得しましたが、中でも「金メダルを取れて本当によかった」と思わせてくれたのが、卓球の水谷隼選手(32)です。伊藤美誠選手(20)とペアを組んだ新種目の混合ダブルスで、これまで歯が立た...
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最悪だった開会式 165億円もかけて、なぜキティちゃんもドラえもんも使わなかったの?
今まで、こんなにイチャモンをつけられた五輪はなかったよね。1年延期になったから、それも仕方ないけど。 そもそも、コロナ禍で国民の自由は奪われ、飲食店は「営業妨害」と言っていいぐらいの自粛を強いられているのに、なぜ五輪だけ特別...
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【緊急寄稿】谷口源太郎「IOCによって五輪は終わりに近づいている」
東京オリンピックは、オリンピックを終焉へと近づける大会となった。新型コロナウイルスの感染拡大で緊急事態宣言が発せられるなかで人の命や尊厳をないがしろにして大会は強引に開催された。そこまでするだけの価値、意義があるのか。誰のための、何...
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東京五輪グッズ売買活発 記念硬貨や切手が値上がり“プレミア状態”のナゼ
8日に閉幕した東京五輪。開催の是非はさておき、日本勢のメダルラッシュで大会が盛り上がるにつれ、閑古鳥が鳴いていた公式グッズのオフィシャルショップには客が殺到したという。 公式ユニホームのレプリカTシャツやタオル、競技別のキー...
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東京五輪ほぼ収穫なし スカウトの評価を上げたのは巨人のメルセデスだ
日本が全勝で金メダルを獲得した五輪の野球は、米国にいる我々メジャー球団のスカウトもテレビ観戦した。 結論から言うと、収穫はほとんどなかった。つまり五輪が終わった段階で、かつての田中(現楽天)やダルビッシュ(現パドレス)のよう...
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2人の“ルーキー侍”栗林良吏と伊藤大海に懸念される東京五輪フル回転の反動
約60試合を残す後半戦で懸念されるのは、金メダルを獲得した東京五輪で大車輪の活躍を見せた2人のルーキー侍の反動だ。 侍ジャパンの守護神として全5試合に登板して2勝3セーブを挙げた広島の栗林良吏(25=トヨタ自動車)は、米国と...
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稲見萌寧に協会からメダル報奨金1000万円 それでも“お釣り”が来る貢献度
【NEC軽井沢72ゴルフトーナメント】第1日 「稲見のメダル獲得が育成強化の追い風になれば……」 【写真】この記事の関連写真を見る(08枚) 日本ゴルフ協会(JGA)内では、こんな声が聞こえてくる。 東京五...
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東京五輪の“学芸会”開閉会式は日本のダサさと思考停止ぶりを世界に知らしめた
すったもんだのオリンピックが終わった。コロナ禍で精いっぱいの健闘をされた選手の皆さんには敬意を表したい。しかしながら開閉会式の中継を見て覚えたのは、「オリンピックはすっかり広告代理店が仕掛ける学芸会になってしまった」という諦念である...
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北京冬季五輪は人権問題がネックに 米国がボイコットなら日本は追従するのか?
米国が動き出した。 米ホワイトハウスは11日、バイデン大統領が12月に民主主義諸国の首脳らが参加する「民主主義サミット」をオンライン形式で開くと発表した。サミットでは「専制主義からの防衛」「汚職との闘い」「人権尊重の促進」が...
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卓球が競泳が…名将退任ラッシュと強化費縮小でパリ五輪のメダル半減に現実味
退任ラッシュが止まらない。 史上最多58個のメダルラッシュで幕を閉じた東京五輪。盛況に終わった宴の後で、メダル獲得に貢献した指揮官たちの退任が相次いでいる。 【写真】この記事の関連写真を見る(16枚) 卓球の男...
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開催都市としてのビジョンなき東京「五輪開会式」からメッセージ性が消えるのは必然
ニュースでは連日、金メダルの行方と同じ枠内で、コロナ感染者数が報道された。喜んでいいのか悲しむべきか、歓喜と不安が世論を包み込んでいた。まさに「一利一害」という言葉がそのまま当てはまる事態であり、五輪開会式は、そのことを象徴するよう...
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侍ジャパン選手に金メダル後遺症あるか? 大変なのは野手より投手
5戦全勝で金メダルを獲得した侍ジャパンで4番を張った広島の鈴木誠也(26)が、10日のソフトバンクとのエキシビションマッチで早くも試合に出た。本来は12日から一軍合流予定だったそうだが、「出ておきたかった。侍ジャパンとの温度差を感じ...
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河村たかし名古屋市長が“ガブリ”で弁償を口に…金メダルの原価は「9万8145円」
「不快な思いをさせて大変申し訳ございませんでした。深く反省しております」――。本当に反省しているのかどうかはさておき、12日、名古屋市の河村たかし市長が会見で謝意と弁明を口にした。 【写真】この記事の関連写真を見る(15枚) ...
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IOCバッハ会長の凄まじい嫌われっぷり 広島訪問「警備費」県と市負担にネットで大ブーイング!
<五輪のパフォーマンスに利用された感じ><別に来なくて良かったのに><で、何しに来たん><塩撒きたい気分> 国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長が先月16日、広島を訪問した際の警備費用約379万円を、県と市が折半して負...
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作家・本橋信宏 緊急事態宣言下の東京五輪「光と影」を逍遥する
緊急事態宣言下、ほとんどが無観客で開催された異例ずくめの東京五輪。「アンダーグラウンドシリーズ」で“東京の異界”をつぶさに見続けてきたノンフィクション作家の本橋信宏氏が、静かな狂乱に包まれた焦熱の開催地、東京の街をそぞろ歩いた。 ...
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オリンピックに思う近代五輪の終焉
今回の東京五輪で何かが変ったと感じるのは、私だけだろうか。 夏空に回転するスケートボードの少年少女たちの演技を見て、近代五輪は終ったと、はっきりそう思った。 パリ五輪では新たにブレイクダンスも加わるという。これらを都...
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菅首相は夢想に逃げるな コロナも開催費も膨らんだ東京五輪の検証はこれから
『政府の人たちは明日からもずっと、テレビが「東京オリンピック!あの感動をもう一度」とかの番組を流しっぱなしにしてほしいだろな』(香山リカ・医師コラムニスト) これは8月8日の香山先生のツイッターの言葉。 なんか地味に笑...
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東京五輪でメダルを「手にした」稲見萌寧と「逃した」畑岡奈紗の大きな違い
米LPGAツアー4勝を挙げ、世界ランキングの日本人選手上位を守り続けてきた畑岡奈紗には、金メダルしか頭になかったはずだ。 今年は6月の全米女子オープンで笹生優花とのプレーオフに敗れはしたが2位。7月初めのマラソン・クラシック...
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女子バスケ史上初の銀 米プロ「WNBA」が付けた日本人選手の“値段”
日本バスケットボール協会が11日、東京五輪の総括会見。三屋裕子会長は史上初の銀メダルを獲得した女子5人制について「(エースの渡嘉敷来夢を故障で欠いたが)ホーバス・ヘッドコーチは、今ある戦力を最大限生かして結果につなげた」と米国人指揮...
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メダルの色と数を気にするメディアは置いてけぼり…選手たちはすでに別次元を歩み始めた
オリンピックが開催されてよかった――と思うのは、選手たちの笑顔を見る時だ。あるいは、涙を見る時だ。スポーツは結果がすべてである。そのゴールに向かって4年に1度の好機に命を懸けてきた日々が凝縮される。結果は二つに一つ。勝つか負けるかし...
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バッハ会長は最後まで「ぼったくり男爵」だった!広島訪問全費用を地元に“ツケ回し”
最後まで「ぼったくり」だった。 9日に帰国したIOC(国際オリンピック委員会)のバッハ会長(67)が7月16日に広島市を訪問した際の警備費用(379万円)について、広島県と市が折半することが分かった――と12日付の中国新聞デ...
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今度はオリパラ事務局長に「高額ゴチ接待&公用車の私用」疑惑 霞が関での評判は…
また、辞任騒動になるのか。「東京五輪・パラリンピック推進本部事務局」(通称オリパラ事務局)の事務方トップに“高額接待”と“公用車私用”疑惑が浮上し、大問題になっている。 文春オンラインが、「“オリパラ事務局のドン”平田竹男内...
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“侍金”が泣いている…プロ野球「間延び日程」のナゼ、人気復活の吉兆を無駄にするのか
巨人の坂本勇人(32)が11日、東京ドームで行われた一軍の練習に合流した。 東京五輪を戦う侍ジャパンの主力として、全試合に出場。開幕戦でサヨナラ打を放つなど打率.333、1本塁打、4打点で金メダル獲得に貢献した。この日は打撃...
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テレ朝女性社員の「泥酔宴会報道」で富川悠太アナがコメントを避けたワケ
テレビ朝日の社員らが、東京五輪閉会式が行われた8日夜に東京・渋谷の飲食店で10人におよぶ宴会をした問題について、同局は10日放送のニュース番組「報道ステーション」であらためて言及した。宴会は朝まで続き、酒に酔ったスポーツ局の女性社員...
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女子ボクシング金メダル入江聖奈めぐり 早くも芸能界で争奪戦ぼっ発!
東京五輪ボクシング女子フェザー級で金メダルを獲得した入江聖奈選手(20)に芸能界が熱視線を送っている。 入江は、金メダル獲得の瞬間(3日)、リング上で何度もジャンプして全身で喜びを表現。「何回もほっぺをつねったんですけど、夢...
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「コロナ感染者は増えても死者が少ないからいい」と笑う竹中平蔵・高橋洋一対談に怒り心頭
数々の問題を残しオリンピックが終わった。関係者は「終わりよければ全てよし。やれやれ」と胸をなで下ろしているかもしれないが、そうは問屋が卸さない。「まだ祭りは終わらない。ここから悪魔の祭りが始まる」と誰かが呟いていたが、コロナの感染爆...
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大手主要各紙は「メダル最多」と大ハシャギだが…能天気に喜んではいられない
五輪閉会式翌朝の主要各紙の多くは1面で「メダル最多58個」を見出しに立て、日経は2面で同様にした。その中で東京新聞だけはそれを特に押し出さず、スポーツ面の総括記事の中で、金メダルの目標30個に対し27個を得たことを尾県貢総監督が「限...