朝乃山
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朝乃山の大関昇進を後押ししたカド番大関・貴景勝の“惨状”
「自分の中ではないと思っていました」 一夜明け会見でこう話したのが、大関昇進が確実となった朝乃山(26)だ。3月場所14日目に鶴竜に敗れて4敗目。この時点で大関昇進基準の「三役で3場所33勝」には届かず、昇進を「ない」と思った...
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朝乃山が大関昇進へ…最高位獲得へ克服すべき“弱点”とは
昇進基準には満たなかった。 22日、横綱白鵬の優勝で波乱もなく、静かに幕を閉じた大相撲“無観客”3月場所。大関とりのかかっていた朝乃山(26)は、千秋楽で大関貴景勝を破って11勝目を挙げたものの、これで3場所32勝。大関昇進...
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電光石火の相撲で朝乃山を撃破 白鵬が“打撃技”封印のワケ
ヒジや張り手を振り回していた昨日までとは、まるで別人だ。 結びの一番で朝乃山(26)を下し、2敗をキープした横綱白鵬(35)。前日の正代戦は、張り手にこだわるあまり自滅。テレビの前のファンも、今日はどんな手を使うのか? と興...
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朝乃山は2敗キープ 大関とりの“最低ライン”は条件付き11勝
師匠の高砂親方(元大関朝潮)が中継席で見守る中、何とか2敗をキープした。 大関とりを狙う朝乃山(26)は16日、正代に勝利。得意の右四つの体勢をなかなかつくれずに苦戦したものの、右を差して寄り切った。これで7勝2敗。ここ2場...
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2日目は懸賞わずか1本 白鵬の人気凋落を無観客あぶり出す
怒りのビンタが誰もいない客席にこだました。 8日に初日を迎えた「無観客」3月場所(大阪)。歓声のない本場所に力士が困惑する中、結びの一番で登場したのが横綱白鵬(34)だ。 相手は先場所敗れた遠藤。立ち合いから右手で強...
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大相撲無観客3月場所 序盤に垂涎の取組ギッシリ“真の狙い”
いやでも応でも気合が入ること間違いなし。 6日、相撲協会が発表した3月場所(8日初日、大阪)の初日、2日目の取組が、相撲ファン垂涎の好カードが目白押しとなったのだ。 初日の結びの一番は横綱白鵬(34)vs遠藤(29)...
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大相撲無観客で懸賞金争奪戦が激化 1600本→1000本まで減
誰がターゲットになるのか。 当初、約1600本の懸賞が集まっていた8日初日の大相撲3月場所(大阪)。1日の理事会で無観客開催が決定するや、懸賞を取り下げるスポンサーが続出し、現在は1000本程度に減ってしまった。 ■タ...
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新型コロナで力士も外出自粛…「荒れる春場所」に拍車の声
8日初日の3月場所(大阪)は、通称「荒れる春場所」と言われている。寒暖の差が激しく、体調を崩す力士が多いため、番狂わせも起きやすいということだ。 その荒れる場所がさらに荒れそうな気配を漂わせている。新型コロナウイルスの影響で...
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大相撲初の無観客場所が「土俵」と「財政」に起こす波紋
1日、相撲協会は臨時理事会を開き、8日初日の3月場所(大阪)を無観客で行うと発表した。 完全な無観客は今回が初。期間中に力士から感染者がひとりでも出れば、その時点で場所そのものを中止にする意向もこの日、示された。 そ...
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大相撲揺り戻し群雄割拠 誰が優勝か、さあさ寄っといで!
パソコンにそのまま打ち込むと出るわ出るわ「特賞流」「特商柳」、1字ずつ変換して「徳勝龍」。これから主役のひとりだぞ、学べよワープロ。 「自分なんかが優勝していいんでしょうか?」 いいんだよ。幕尻だなんて、そんな無粋なこ...
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徳勝龍は近大、正代は東農大 大卒力士の活躍が目立つ背景
2人目が出てくるのも、時間の問題かもしれない。千秋楽まで徳勝龍(33)と正代(28)が賜杯を争った1月場所。前者は近大、後者は東農大のいわゆる「学生相撲」出身力士だ。 大卒力士の活躍はいまに始まったことではない。大卒では唯一...
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正代が7勝1敗で優勝争い 鳴りを潜めた“ネガティブと悪癖”
「男子三日会わざれば刮目して見よ」 このことわざを体現しているのが、快進撃を続けている平幕の正代(28)だ。 19日は先場所に続いて、大関候補の朝乃山に勝利。相手の激しい突っ張りにも臆せず、逆に圧力をかけながら前進。左...
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2横綱1大関に続き朝乃山も撃破 好調遠藤を支える謎の新妻
クールな色男の表情が、心なしかほころんで見えた。 16日、平幕の遠藤(29)が、大関とりを目指す関脇朝乃山(25)を撃破した。立ち合いで朝乃山の当たりに負けず、左からのおっつけ。相手の右差しを封じ、前に前に出て難敵を寄り倒し...
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「僕はメンタルが」初黒星の朝乃山 ネックは体よりアタマ
前日までの覇気もなく、支度部屋では終始うつむいていた。 15日、大関とりを狙う朝乃山(25)に土がついた。立ち合いから阿炎のもろ手突きで上体を起こされると、怒涛の突っ張りに耐えきれず、押し倒された。 支度部屋では意気...
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宮城野部屋ケンカ騒動が角界に浴びせた冷や水 稽古萎縮も
12日に初日を迎える大相撲1月場所。賜杯は大関昇進を目指す朝乃山か、それとも貴景勝の手に渡るのか。あるいは白鵬が久々の2場所連続Vを達成するかなど、話題になっている。 そんな盛り上がりに水を差したのが宮城野部屋のケンカ騒動だ...
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朝乃山“必殺の右四つ”で年間最多勝 大関昇進への死角は?
角界で「最も大関に近い男」と呼ばれている。 24日、横綱白鵬の優勝で幕を閉じた大相撲11月場所。今場所、目覚ましい活躍をしたのが朝乃山(25)だ。 千秋楽のこの日は正代に敗れたものの、11勝4敗。今年は6場所で55勝...
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“後継者”朝乃山を奇襲で退け…白鵬白星にも笑顔なしの真相
白鵬(34)と朝乃山(25)は、ともに右四つを得意とする力士。衰えの見えるベテラン横綱が、成長著しい若手の挑戦をはねのけるのか? それとも新小結が世代交代を印象づけるのか? 固唾をのんで見守ったファンは多かっただろう。 そし...
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2敗が5人で混沌…秋場所を制する力士候補と賜杯に近いのは
本命か対抗馬か、大穴もあるか。 2横綱1大関が休場中の大相撲9月場所。案の定、賜杯争いは混沌とし、誰が優勝してもおかしくない場所になった。 17日現在、トップを走るのは2敗の御嶽海(26)、貴景勝(23)、朝乃山(2...
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朝乃山“四つ相撲”で大関横綱に2勝3敗 あるか年内大関とり
盤石の相撲で大関を下した。 3連敗中の朝乃山(25)は昨11日、栃ノ心と対戦。ヒザのケガで不調にあえいでいる相手とはいえ、立ち合いで左上手を取ると、渾身の右四つで寄り切った。 この日で初日から続いた大関横綱5連戦が終...
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朝乃山不発で3連敗も…上位陣の“包囲網”は認められた証し
またもや不完全燃焼だった。 先場所で初賜杯を抱いた朝乃山(25)が、2日目から3連敗。10日は大関高安の下手出し投げで土俵に転がされた。 これで1勝3敗。初日から大関横綱戦が続くのは自身初とあれば、この成績も無理はな...
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朝乃山は横綱白鵬に完敗…それでも得られた正攻法での収穫
最強横綱と先場所V力士が激突した。 8日、結びの一番は横綱白鵬(34)vs 朝乃山(25)。先場所、初賜杯を抱いた朝乃山が、白鵬にどう立ち向かうかが注目された。 ともに右の相四つ。まず、白鵬は朝乃山の左上手を立ち合い...
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稀勢の里を描いた「愚直」の荒井太郎氏に聞く7月場所展望
7日に初日を迎える大相撲7月場所(名古屋)。大相撲ブームを牽引した横綱稀勢の里(33=現荒磯親方)が1月場所を最後に土俵を去り、角界は新時代に突入している。そこで好評発売中の「愚直 平成最後の日本人横綱 稀勢の里の魅力とはなんだった...
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先場所V朝乃山をKO 白鵬が稽古で繰り出した“右張り手の罠”
必殺の「右」が炸裂した。 1日、横綱白鵬(34)の元に、先場所優勝力士の朝乃山(25)が出稽古に訪れた。白鵬は快く受けて立つと、11番。最初の一番こそ朝乃山が押し出したが、その後は白鵬の独壇場。最後は強烈な右張り手から上手投...
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朝乃山は三役おあずけ…優勝したのに番付はなぜ“前頭筆頭”
それでも平幕から抜け出せなかった。 24日、大相撲名古屋場所(7月7日初日)の番付が発表された。新小結に阿炎(25)と竜電(28)。先場所初優勝し、トランプ杯を手にした朝乃山(25)はといえば、前頭筆頭止まりだった。 ...
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凱旋パレードで金メダリスト超え 朝乃山は7月場所が正念場
優勝力士の姿に、富山県民が酔いしれた。 16日に地元の富山でパレードを行った朝乃山(25)。5月場所を制した力士を一目見ようと、集まった観衆は約2万5000人。これは2016年リオ五輪で金メダルを獲得した同県出身のレスリング...
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令和初Vの朝乃山 懸念は爆笑会見の高砂親方のサービス精神
本人よりも師匠が心配である。 5月場所で“トランプ杯”を初めて手にした力士となった平幕の朝乃山(25)。もっとも、今場所は白鵬と新大関の貴景勝不在の飛車角落ちのような場所での優勝だけに、来場所は真価が問われることになりそうだ...
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4横綱も認めた朝乃山の素質と伸び代 そして来場所への課題
「土俵入りとか土俵に上がったとき、声援がすごかった。でも、一番悔しいのは、“トランプ杯”をもらう立場なのに、目の前で勝てなかった」 朝乃山(25=前頭8枚目)がそう嘆いた通り、竜頭蛇尾の結末だったことは否めない。 千秋...
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極秘リハから米側の注文まで トランプ相撲観戦の全舞台裏
「トランプ大統領を通じて、相撲が単なるスポーツではなく、日本古来の伝統や文化であることを米国や世界に発信できたのは名誉なこと。本当にありがたい」 こう言ったのは相撲協会幹部。26日に米国のトランプ大統領(72)が大相撲夏場所千...
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平幕朝乃山が唯一1敗で “トランプ杯”争奪戦に白鵬歯ぎしり
それを手にするのは誰か、いよいよわからなくなってきた。 22日、1敗の横綱鶴竜(33)が結びの一番で、妙義龍に不覚。同じく1敗の栃ノ心(31)も阿炎に敗れ、トップを走るのは1敗の平幕、朝乃山(25)ただひとりという事態になっ...
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3月場所は戦国時代 衰え目立つ白鵬“次なる野望”と注目若手
角界の誰もが「いまや誰が優勝してもおかしくない」と口を揃える。 10日に初日を迎える大相撲3月場所。先場所は平幕の玉鷲(34)が、先々場所は貴景勝(22)が初優勝を飾った。上位と下位の力量差も縮まり、ベテラン、若手が入り交じ...