柳田悠岐の戦線復帰に球団内外で「微妙な温度差」…ソフトBは決して歓迎ムードだけじゃない
主砲の帰還が現実味を帯びてきた。
13日、ソフトバンクの柳田悠岐(36)がファーム施設でフリー打撃を再開したと地元メディアが報じた。
柳田は自打球を右足に当て、4月13日に登録抹消。「右足脛骨骨挫傷」と診断され、当初は5月上旬の復帰と言われていたものの、回復が大幅に遅れていた。
実戦復帰の時期はまだ未定だが、後半戦には間に合う可能性が出てきた。ソフトバンクはもっか首位と3ゲーム差の4位。大砲の山川はリーグ3位の9本塁打とはいえ、打率.208と不振。打率も長打も期待できる柳田が復帰すれば、上位球団は戦々恐々だろう。
ある球団OBは「そうなれば反攻のチャンスですが……」と、こう続ける。
「いかんせん、ケガの多い選手ですからね。毎年のように離脱を繰り返し、ハッスルプレーや今回の自打球のようなアクシデントによるケガも珍しくない。復帰後の外野守備で、ダイビングキャッチを試みて再び……となったら、それこそ目も当てられませんよ。柳田は気持ちでプレーするタイプなので、『少し抑えて』と言ったところで、いざとなれば果敢なプレーをするはず。ただでさえ、一軍には腰の手術明けの近藤もいる。柳田の一軍復帰後は近藤との兼ね合いも考えながら、DHやポジションをどうするか、首脳陣は起用法に頭を悩ませるでしょう」