著者のコラム一覧
羽川豊プロゴルファー

1957年栃木県出身。79年日本学生ゴルフ選手権優勝。翌80年にプロテストに合格すると、ルーキーイヤーの81年は日本オープン、日本シリーズに優勝。同年代の湯原信光、倉本昌弘とともに「ニューウェーブ三羽烏」と呼ばれた。82年にはメジャーのマスターズから招待され、初出場で15位。「世界最強レフティー」と絶賛された。現在はシニアツアーでプレー。テレビ解説者としても活躍している。

ワイアラエCCで見せ場をつくった平田憲聖は1打の重みを実感して夢をかなえてほしい

公開日: 更新日:

 ハワイのワイアラエCC(7044ヤード・パー70)は、「ソニー・オープン」の舞台として日本のファンにもお馴染みです。大会名が「ハワイアン・オープン」だった1983年、青木功さんの放った18番の奇跡のイーグルショットは、まさに感動ものでした。松山英樹も3年前の大会を制しています。

 松山が前週優勝した「ザ・セントリー」の舞台(プランテーションコース at カパルア=7596ヤード・パー73)は、樹木は少ないものの、アップダウンが激しく、高低差の計算も難しいコース。そこで松山のツアー記録となる通算35アンダーは圧巻でしたが、それに比べてワイアラエは、ほぼフラットなシーサイドコースで「そんなに難しそうには見えない」という声を聞きますが、そんなことはありません。

 ここはホール両サイドに立ち並ぶヤシの木やモンキーポッドなどの樹木が林間コースを彷彿させ、フェアウエーが狭い。下が硬いので第1打がフェアウエーに落ちても、ラフまで転がってしまうことも多々ある。ラフやバンカーに入れるとイーグルやバーディーが欲しい18番(パー5)のように、第2打でグリーンに乗せることは容易ではありません。時にハワイ特有のトレードウインド(貿易風)とは逆のコナウインドも吹きますから距離感に迷いも生じます。飛ばし屋より、ショットの精度が高い選手が有利なコースといえます。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「二刀流」大谷翔平と「記録」にこだわったイチロー…天才2人の決定的な差異

  2. 2

    元フジテレビ長谷川豊アナが“おすぎ上納”告白で実名…佐々木恭子アナは災難か自業自得か

  3. 3

    元フジテレビ長谷川豊氏“危機管理のプロ”が古巣告発は禁じ手? 大反響の動画チャンネル行脚の裏事情

  4. 4

    2人の殿堂入りは確実…大谷翔平&イチロー「軌跡」にこれだけの酷似点

  5. 5

    おすぎの次はマツコ? 視聴者からは以前から指摘も…「膝に座らされて」フジ元アナ長谷川豊氏の恨み節

  1. 6

    26億円投入のお台場巨大噴水事業が「フジ日枝案件」と露見…小池都知事による激怒と錯乱と珍答弁

  2. 7

    “かつての名門”武蔵の長期低落の深刻度…学習塾「鉄緑会」の指定校から外れたことも逆風に

  3. 8

    実にゆったりと楽そうに歌っている感じがする

  4. 9

    「(来季の去就は)マコト以外は全員白紙や!」星野監督が全員の前で放った言葉を意気に感じた

  5. 10

    岩井姉妹らツアールーキーたちを狙い撃ち? まるで嫌がらせ…米女子ゴルフの「厳しい洗礼」はトラウマ級