大谷の二刀流復帰がドジャース「大物FA投手獲得」のネックに…過去には奪三振王が移籍拒否

公開日: 更新日:

 大谷翔平(30)、山本由伸(26)が所属するドジャースの4年ぶり8度目の世界一で幕を閉じたメジャーリーグ

 ワールドシリーズ(WS)後、旧所属球団に5日間与えられる独占交渉期限が日本時間5日に終了し、FA交渉が解禁された。

 大リーグ公式サイトによれば今オフ、日本人選手では菊池雄星(前アストロズ)、藤浪晋太郎(前メッツ)、ド軍からはWS第5戦で胴上げ投手になったビューラー、チーム最多13勝のフラーティの両右腕がFA市場に出た。

 今季のド軍投手陣は先発、リリーフとも故障者が続出し、ロバーツ監督は苦しい台所事情の中、やりくりを強いられた。現状、来季のローテ入りが確定しているのは、エース右腕グラスノー、山本の2人。投手復帰する大谷をはじめ、メイ、ゴンソリンの3人は右肘靱帯修復手術明けで不透明だ。選手に契約の選択権があるオプションを行使して残留を決めたかつてのエース左腕カーショーは今オフ、左足の親指と半月板を手術し、開幕には間に合わない見込み。今季、先発で起用された右腕ミラー(25=2勝4敗、防御率8.52)、左腕ウロブレスキ(24=1勝2敗、同5.70)らの若手は未知数だけにローテ入りは微妙だ。

 今オフのFA市場には2022年最多奪三振(243)の右腕バーンズ(前オリオールズ=今季15勝9敗、防御率2.92)、サイ・ヤング賞2度(18、23年)の左腕スネル(前ジャイアンツ=同5勝3敗、3.12)、ブレーブスのエース左腕フリード(同11勝10敗。3.25)ら大物投手が揃う。大谷超えの大型契約を狙う外野手ソト(前ヤンキース)とともに今オフの目玉に位置付けられている。

 当然、ヤンキース、メッツとともにメジャー有数の資金力を誇るドジャースも大物投手の獲得に動くはずだが、敏腕として知られるフリードマン編成本部長、ゴームスGMは交渉に苦戦を強いられそうだ。

「大谷の存在がネックになるからです」と、米在住スポーツライターがこう言う。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    大山悠輔が“巨人を蹴った”本当の理由…東京で新居探し説、阪神に抱くトラウマ、条件格差があっても残留のまさか

  2. 2

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  3. 3

    大山悠輔逃し赤っ恥の巨人にOB評論家《良かった》 FA争奪戦まず1敗も…フラれたからこその大幸運

  4. 4

    ソフトB“二軍の帝王”砂川リチャードが一軍で打てない根本原因…師匠・山川穂高が喝破

  5. 5

    西武激震!「松井監督休養、渡辺GM現場復帰」の舞台裏 開幕前から両者には“亀裂”が生じていた

  1. 6

    巨人・岡本和真の意中は名門ヤンキース…来オフのメジャー挑戦へ「1年残留代」込みの年俸大幅増

  2. 7

    パワハラ騒動で楽天退団 安楽智大の去就どうなる? 兄貴分・田中将大の自由契約で話題沸騰中

  3. 8

    ポストシーズンの分配金が示す光と陰…一般職員の年収は約5万ドルで平均未満、“やりがい搾取”の一面も

  4. 9

    大逆風の田中将大まさかの〝浪人〟危機…ヤクルト興味も素行に関する風評が足かせに

  5. 10

    田中将大獲得に及び腰なのは《復活うんぬん以前の問題》…“外野”がフォローするほど現場との温度差浮き彫り

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 2

    中山美穂さん急死、自宅浴槽内に座り前のめり状態で…大好きだった“にぎやかな酒”、ヒートショックの可能性も

  3. 3

    悠仁さま筑波大進学で起こる“ロイヤルフィーバー”…自宅から1時間半も皇族初「東大卒」断念の納得感

  4. 4

    辻仁成は「寝耳に水」 中山美穂離婚報道の“舞台裏”

  5. 5

    西武激震!「松井監督休養、渡辺GM現場復帰」の舞台裏 開幕前から両者には“亀裂”が生じていた

  1. 6

    中山美穂さん急逝「加齢の悩み」吐露する飾らなさで好感度アップ…“妹的存在”芸人もSNSに悲痛投稿

  2. 7

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  3. 8

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  4. 9

    大山悠輔が“巨人を蹴った”本当の理由…東京で新居探し説、阪神に抱くトラウマ、条件格差があっても残留のまさか

  5. 10

    紅白出演をソデにした旧ジャニーズ痛恨の“判断ミス”…NHKに出たい若手タレントが大量退所危機