ダルビッシュが温める大谷封じの分厚い「黒革の手帖」 観察眼だけじゃない“とっておきの武器”

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 日本時間10日の地区シリーズ第4戦でドジャースに大敗したパドレスのシルト監督は、2日後の第5戦へ向け、「金曜日(同12日)の第5戦が楽しみだ。とても面白い試合になるだろう。我々は(第5戦の先発)ユウ・ダルビッシュに自信を持っている。ブルペンも万全の状態だし、素晴らしい先発とブルペンで臨める」と自信を見せた。

 パドレスは地区シリーズ第2戦に先発し、7回1失点で勝利投手になっているダルビッシュ有(38)が、負けたら終わりの最終決戦に先発する。第2戦ではドジャース大谷を完璧に封じた。さる米球界関係者がこう言った。

「最初の打席は1球も同じ球種を投げなかった。2打席目はスプリット、3打席目はカーブを多投して大谷に自分のスイングをさせず、3タコに封じた。研究熱心なダルのこと。5戦目にもつれた時のために、第2戦とは別の配球を考えているのではないか」

 ダルは第2戦後、「球種だけでなくて、足を上げている時間をちょっと変えたりとか工夫した。反応だったり、自分の球に対するスイングとかも見ながら」と大谷対策を明かしていた。そんな鋭い観察眼の他にも、ダルにはとっておきの“武器”がある。

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