女子バスケ日本代表は「弱小ジャパン」に逆戻りか…金欠で“世界の経験があるHC”招聘は絶望的

公開日: 更新日:

 弱小ジャパンに逆戻りか。

 日本バスケットボール協会は11日、パリ五輪で女子日本代表を指揮した恩塚亨監督(45)が任期満了で退任すると発表。前任でバスケ男子日本代表のトム・ホーバスヘッドコーチ(HC)に復帰を要請する案があったものの、女子の予算不足で断念。男子監督の続投オファーを出しているという。

 ホーバスHCといえば、リオ五輪後の2017年に女子日本代表監督に就任。バスケ女子代表史上初の外国人HCだった。タイムアウト時には日本語で選手を叱咤激励。片言の敬語で鼓舞する姿が一躍話題となった。東京五輪では史上初となる銀メダルを獲得し、その手腕が評価されたが、男子代表監督に〝異動〟し、女子代表を退任。ホーバス政権でアシスタントコーチを務めていた恩塚監督が後を引き継ぐことになったが、パリ五輪は3戦全敗で1次リーグ敗退。ホーバスイズムの継承者は期待外れに終わった。

 恩塚監督は06年からビデオコーディネーター、07年からはアナリスト、17年からはコーチとして代表チームに長く関わってきた。20年近く代表を支えたベテラン指導者でも、トップとなれば別の話。カリスマ性や統率力も求められる。後任について、東野技術委員長はこう言った。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  2. 2

    ジャンポケ斉藤慎二 ロケ車内での性的行為には“常習説”…吉本契約解除は「トカゲの尻尾切り」

  3. 3

    阪神フロントすでに来季組閣に着手 藤川次期監督の「右腕」ヘッドコーチ候補5人の名前

  4. 4

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  5. 5

    裁判長期化の松本人志は復帰してもお笑いの道は難しい さんまタイプで、タモリとは違うスタイル

  1. 6

    日本ハム優良2助っ人が流出危機…新庄監督まさかの「公開残留要請」、オリ&西武が調査か

  2. 7

    巨人・岡本和真「メジャー断念」に現実味…“元エースと4番”の同時流出はあり得ない?

  3. 8

    谷原章介長男「ジュノンボーイ」グランプリに期待 語られなかった実の父は「死ぬまで俳優」宣言

  4. 9

    エロオイルマッサージで女性客6人が被害訴え…おっさんセラピストのヘタくそな言い訳

  5. 10

    開店半年で会員200人…摘発された錦糸町のハプバー「人気の秘密と集客の手口」