楽天・田中将大の二軍テスト続行を明言…“外様”今江監督ならではの「常識的判断」

公開日: 更新日:

 一軍登板待ったなし!と思いきや、次も二軍登板である。

 4日の二軍戦で6回途中8安打2失点だった楽天田中将大(35)。昨年10月の右肘クリーニング手術以来、初めて100球以上を投げ、田中自身も「リハビリ期間はもう終わったと思う」と話せば、青山投手コーチも一軍登板を示唆していた。

 ところが6日、今江監督は「リハビリが終わった後でどんな投球をするか」と、次回も二軍登板を明言。テスト終了にはまだ早い、ということだ。

 田中は2013年に24勝無敗、防御率1.27と異次元の成績を叩き出し、チームを日本一に導いた「生けるレジェンド」。一軍登板を待ち望む声も多いが、地元放送局関係者は「今江監督はロッテが長かった選手ですからね」と、こう続ける。

「青山コーチのように13年に球団に在籍していたチームメイトからすれば、田中は絶対的な存在。露骨にひいきはしないまでも、田中に対してはどうしても甘い判断になってしまうのではないか。一方、今江監督は当時ロッテの選手。田中のことはリスペクトしていても、それ以上の特別な思いはないでしょう。その意味では誰よりもフラットに見ている」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  2. 2

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  3. 3

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  4. 4

    ドジャース初戦はパドレスのエース「奪三振マシーン」と対決!大谷とは“浅はからぬ因縁”が

  5. 5

    巨人・菅野智之 完全復活の裏に「格の落ちる相手投手」にぶつける阿部監督の心遣い

  1. 6

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  2. 7

    石破自民が掲げる衆院選公約案に国民冷ややか…「可愛さ余って憎さ百倍」で“石破離れ”が加速

  3. 8

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  4. 9

    悠仁さまの処遇めぐり保護者間で高まる懸念…筑付高は東大推薦入試で公平性を担保できるのか

  5. 10

    かつての大谷が思い描いた「投打の理想」 避けられないと悟った「永遠の課題」とは