尊富士が抱える致命的「弱点」 新入幕優勝後2場所連続休場、全休なら幕下転落は確実だが…

公開日: 更新日:

 このままでは2度目のケガも時間の問題だ。

 名古屋場所(14日初日)の休場が決まった尊富士(25)。今年3月場所で110年ぶりの新入幕Vを果たしたものの、14日目の朝乃山戦で右足首のじん帯を負傷。賜杯と引き換えに、先場所から続いて2場所連続休場の代償を負った。

 尊富士は現在、十両2枚目。全休なら幕下転落は確実だ。それを防ぐため、途中出場する可能性もあるが、ある親方は「それは危険です」と、こう続ける。

「尊富士は右足首のケガがまだ癒えず、今場所前も関取衆とは稽古していない。ケガの影響で下半身の力も落ちているでしょう。ただでさえ、尊富士は143キロと小柄で、しかも鍛え上げられた上半身に比べ、下半身はヒザから下が陸上の長距離選手並に細い。足首も一般人と見紛うばかりの細さで、このままでは再び同じ箇所を痛めてもおかしくない。3月場所の負傷も、立ち合いで攻めている途中に痛めたものです。ヒザの故障なら周囲に筋肉をつけてカバーできるが、足首ではそれも難しい。足のサイズも小さく、足首への負担は他の力士以上です」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    参政党が消せない“黒歴史”…党員がコメ農家の敵「ジャンボタニシ」拡散、農水省と自治体に一喝された過去

  2. 2

    極めて由々しき事案に心が痛い…メーカーとの契約にも“アスリートファースト”必要です

  3. 3

    遠野なぎこさんを追い詰めたSNSと芸能界、そして社会の冷酷無比な仕打ち…悲惨な“窮状証言”が続々

  4. 4

    ドジャース大谷翔平がついに“不調”を吐露…疲労のせい?4度目の登板で見えた進化と課題

  5. 5

    “お荷物”佐々木朗希のマイナー落ちはド軍にとっても“好都合”の理由とは?

  1. 6

    清水賢治社長のセクハラ疑惑で掘り起こされるフジテレビの闇…「今日からシリケン」と“お触り続行”の過去

  2. 7

    カブス鈴木誠也「夏の強さ」を育んだ『巨人の星』さながら実父の仰天スパルタ野球教育

  3. 8

    千葉を「戦国」たらしめる“超過密日程”は今年の我が専大松戸に追い風になる手応えを感じています

  4. 9

    趣里はバレエ留学後に旧大検に合格 役者志望が多い明治学院大文学部芸術学科に進学

  5. 10

    参政党が参院選で急伸の不気味…首都圏選挙区で自公国が「当選圏外」にはじかれる大異変