アーティスティックスイミングは「ルール変更」で勢力図が激変! 全出場国がメダル射程圏内の“怖さ”

公開日: 更新日:

 1984年から五輪競技入りしているシンクロナイズドスイミング改め、アーティスティックスイミング(AS)。日本勢はこれまで計14個のメダルを獲得していて、パリの大舞台での活躍に期待がかかる。

 種目は「チーム」と「デュエット」の2つ。チームは、テクニカルルーティン(TR)、フリールーティン(FR)、アクロバティックルーティン(AR)、デュエットはTRとFRを演じ、それぞれの合計点で順位が決まる。ちなみに、ARは今大会から採用される新項目だ。

 観戦する上で念頭に置くべきは、後述する2023年から本格化した採点ルールの変更だろう。取り巻く環境が大きく変わる中、日本勢にメダルの可能性はあるのか。注目ポイントはどこなのか。3人の五輪メダリストに話を聞いた。今回はその【前編】。

  ◇  ◇  ◇

 AS界に激震が走ったといわれる採点ルールの変更。これまでは、例えばFRなら難易度、完遂度、芸術性の3つの観点から100点満点で採点されていた。これを一新、完遂度(各技ごとの難度点×各技ごとの出来栄え)+芸術点の合計となり、得点の上限は青天井に。技を重ねれば重ねるほど、各技の難度を上げれば上げるほど、より多くの得点を狙えるようになった。武田美保氏が新ルールについて詳しく説明する。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • その他のアクセスランキング

  1. 1

    ユニクロ女子陸上競技部の要職に就任 青学大・原晋監督が日刊ゲンダイに語った「野望」

  2. 2

    選手は不満言うなら今のうち?バレーボールSVリーグ大河正明チェアマンの「手のひら返し」で好機到来か

  3. 3

    鈴木大地・日本水連会長「罰ゲーム発言」に続き参院選出馬報道でまたしても波紋広がる

  4. 4

    卓球・木原美悠の父が教え子へのわいせつ容疑で逮捕!かつて語っていた天才愛娘へのスパルタ指導の中身

  5. 5

    不手際連発の水連にうんざり?日本トップスイマー相次ぐ海外逃避…「アスリートファーストではない」と批判噴出

  1. 6

    貴ノ浪が43歳で急逝 横綱・大関は「寿命が短い」本当の理由

  2. 7

    「何かをやる女」大坂なおみに浮上の気配…生活面はともかくコート上のメンタルはめちゃくちゃ強い

  3. 8

    5年以内に箱根経験者から2時間3分台の記録が生まれ、世回大会で優勝争いする日本人選手が出てきます

  4. 9

    バレーSVリーグに現役選手から不満爆発!《ハテナがつく事ばかり》の現状招いた真犯人

  5. 10

    やり投げ北口榛花 貫禄の大会連覇で見せたさすがの修正力…9月の世界陸上へ敵なし

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    遠山景織子の結婚で思い出される“息子の父”山本淳一の存在 アイドルに未練タラタラも、哀しすぎる現在地

  2. 2

    桜井ユキ「しあわせは食べて寝て待て」《麦巻さん》《鈴さん》に次ぐ愛されキャラは44歳朝ドラ女優の《青葉さん》

  3. 3

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  4. 4

    元横綱白鵬「相撲協会退職報道」で露呈したスカスカの人望…現状は《同じ一門からもかばう声なし》

  5. 5

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  1. 6

    西内まりや→引退、永野芽郁→映画公開…「ニコラ」出身女優2人についた“不条理な格差”

  2. 7

    永野芽郁“二股不倫”疑惑でCM動画削除が加速…聞こえてきたスポンサー関係者の冷静すぎる「本音」

  3. 8

    佐々木朗希が患う「インピンジメント症候群」とは? 専門家は手術の可能性にまで言及

  4. 9

    綾瀬はるかは棚ぼた? 永野芽郁“失脚”でCM美女たちのポスト女王争奪戦が勃発

  5. 10

    江藤拓“年貢大臣”の永田町の評判はパワハラ気質の「困った人」…農水官僚に「このバカヤロー」と八つ当たり