ドジャース山本由伸が2勝目も…直球はカブス今永に大きく劣り、回転数「MLB平均以下」の意外

公開日: 更新日:

 ドジャース山本由伸(25)が日本時間26日、敵地ワシントンでのナショナルズ戦に登板。6回を4安打無失点、7奪三振、1四球で2勝目(1敗)を挙げた。五回には顔面付近に飛んできた169キロの投手ライナーを好捕して敵地ファンの歓声を浴びた。

 2戦連続クオリティースタートとなったが、これまで安定感を欠いたルーキー右腕についてロバーツ監督は「変化球はファンタスティックだが、もう少し精度を上げてほしい」と注文をつけていた通り、課題は直球の質向上にあった。

 指揮官が指摘した通り、パドレスとの韓国開幕シリーズ第2戦(3月21日)以降、ストレートの平均球速は約153キロとまずまずながら、回転数はメジャー平均約2300よりも少ない2176。2試合7回3分の1を4安打2失点12奪三振と好投し、侍ジャパンの3大会ぶり3度目の優勝に貢献した昨年3月のWBCで計測された直球の回転数2269をも下回った。

 回転数が多いほど、球の伸びやキレが増すとされるが、数値を見ても直球は精彩を欠いているのだ。直球の伸びがない上に、制球が甘く、真ん中か外寄りの配球が目立ち、これまで許した3本塁打のうち2本は甘く入ったストレートをとらえられたものだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    参政党が消せない“黒歴史”…党員がコメ農家の敵「ジャンボタニシ」拡散、農水省と自治体に一喝された過去

  2. 2

    極めて由々しき事案に心が痛い…メーカーとの契約にも“アスリートファースト”必要です

  3. 3

    遠野なぎこさんを追い詰めたSNSと芸能界、そして社会の冷酷無比な仕打ち…悲惨な“窮状証言”が続々

  4. 4

    ドジャース大谷翔平がついに“不調”を吐露…疲労のせい?4度目の登板で見えた進化と課題

  5. 5

    “お荷物”佐々木朗希のマイナー落ちはド軍にとっても“好都合”の理由とは?

  1. 6

    清水賢治社長のセクハラ疑惑で掘り起こされるフジテレビの闇…「今日からシリケン」と“お触り続行”の過去

  2. 7

    カブス鈴木誠也「夏の強さ」を育んだ『巨人の星』さながら実父の仰天スパルタ野球教育

  3. 8

    千葉を「戦国」たらしめる“超過密日程”は今年の我が専大松戸に追い風になる手応えを感じています

  4. 9

    趣里はバレエ留学後に旧大検に合格 役者志望が多い明治学院大文学部芸術学科に進学

  5. 10

    参政党が参院選で急伸の不気味…首都圏選挙区で自公国が「当選圏外」にはじかれる大異変