佐藤心結は飛距離が武器 強い下半身は中学時代の砲丸投げで鍛えられた

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佐藤心結(20歳)昨季メルセデスランキング39位

 高校3年で出場した2021年の「スタンレーレディス」では、優勝した渋野日向子とプレーオフを戦ったが、同年にプロ入りしてからは影が薄い。

 中学時代は陸上部。砲丸投げをやっていたので、下半身が強い。トップからの切り返し以降で右脇の引きつけが強く、昨年の平均飛距離は253.92ヤード(10位)。

 飛ばし屋だがスコアに結びつかない。22年は同級生の川崎春花や尾関彩美悠がツアーで優勝し、昨年は神谷そらが2勝、桜井心那は4勝を挙げた。

「焦りもあったのでしょうが、昨季も36試合中、前年と同じ15試合で予選落ちです。長く指導を受けていたコーチと22年末に別れ、今はツアー仲間に助言を求めたり、自分で考えながら戦っている。トラックマン(弾道計測器)も力になっているようだが、課題である小技のレベルを上げることと同時に、メンタルも鍛えるべき。ピンチのときに表情が曇り、気持ちの切り替えもうまくない。失敗を引きずり、連続予選落ちが多い。ミスをしても同伴者と会話したり笑顔を見せて次の一打に集中すればショットは安定し、優勝争いに顔を出すようになるはずです」(ツアー関係者)

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