中日・中田翔「まだまだ無知です」 キャンプで見せた「大人の謙虚さ」…豪快スイング封印

公開日: 更新日:

 本人いわく、“中身が変わった”のだという。

 丸刈りを金髪に染め上げ、新天地でのキャンプ初日を迎えた中日の中田翔(34)。2日前にド派手な風貌で沖縄入りした際は、さっそくネットの餌食にあった。

【写真】この記事の関連写真を見る(29枚)

《いきなり金髪かよ》

《こういうところが超一流になれない原因》

《なにが野球人生のラストスパートだ》

《アピールするところが違うだろ》

 中日OBからも苦言、疑問を呈されるなど、入団決定直後の歓迎ムードに自ら水を差してしまった──とチーム関係者を心配させたが、評論家の橋本清氏はこう言う。

「茶髪、ヒゲすらよしとされない立浪中日でいきなり金髪とは驚きましたが、見た目で誤解されることが多いものの、こと野球に関しては真摯で貪欲で繊細な男です。日本ハム時代から知っていますが、1本でも多くホームランを打つため、1点でも多く打点を挙げるため、本当に細かいことまで考えている。巨人で出場機会を失い、本人もラストチャンスと言っている中日で現役を続けるチャンスを得て、今年に懸ける意気込み、覚悟は相当なものがある。当初は単身赴任を考えていた名古屋での新生活にしてもそう。最終的には家まで購入して4人の子供との同居を選んだ。学校の問題がありながら、全員で付いていくと背中を押してくれた夫人への思いも強い。巨人時代はチームの環境的にも立場的にも自分を押し殺すところも多かったようですが、ダメなら終わりの中日ではいい意味で開き直っているところもある。誰に遠慮することもなく、自分らしくやって結果を残したい。派手な見た目になって成績を残せなければ批判されるでしょうが、むしろそれで自分を追い込んでいるところもあるのだと思います」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  2. 2

    大谷 28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」とは?

  3. 3

    学力偏差値とは別? 東京理科大が「MARCH」ではなく「早慶上智」グループに括られるワケ

  4. 4

    ドジャース大谷の投手復帰またまた先送り…ローテ右腕がIL入り、いよいよ打線から外せなくなった

  5. 5

    よく聞かれる「中学野球は硬式と軟式のどちらがいい?」に僕の見解は…

  1. 6

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  2. 7

    進次郎農相の「500%」発言で抗議殺到、ついに声明文…“元凶”にされたコメ卸「木徳神糧」の困惑

  3. 8

    長嶋茂雄さんが立大時代の一茂氏にブチ切れた珍エピソード「なんだこれは。学生の分際で」

  4. 9

    (3)アニマル長嶋のホームスチール事件が広岡達朗「バッドぶん投げ&職務放棄」を引き起こした

  5. 10

    米スーパータワマンの構造的欠陥で新たな訴訟…開発グループ株20%を持つ三井物産が受ける余波