筒香嘉智はラストチャンスを生かせるか…32歳でジャイアンツとマイナー再契約も崖っぷち

公開日: 更新日:

 日本時間4日、前ジャイアンツ3Aの筒香嘉智(32)が、同球団と再びマイナー契約で合意した。日本からも好条件の提示があったとされる中、あくまで米球界でのプレーにこだわった。

 今季はマイナー3球団で計68試合に出場。打率.260、10本塁打、44打点だった。8月には米独立リーグでもプレーした。

 来春キャンプは招待選手として参加し、メジャー昇格を目指すが、大リーグに詳しいスポーツライターの友成那智氏はこう話す。

「今季の成績があって、再びマイナー契約を勝ち取ったものの、メジャー昇格は厳しいと言わざるを得ません。そもそも、開幕時にメジャーに残れるマイナー選手はひと握りです。いくらマイナーでも32歳のベテランを雇ってくれる球団は限られる。今回がラストチャンスかもしれません。ジャイアンツは長打力が不足しており、その点では可能性はありますが、筒香は守備に難がありますから。ジ軍はすでに一塁やDHは埋まっている。しかも、ジ軍の本拠地であるオラクル・パークは広い上に、左打者には不利といわれる。筒香のこれまでの成績を見ても、これを跳ね除けてホームランを打てるほどの長打力があるかといえば、疑問です。厳しい状況下でメジャー昇格を果たすには、マイナーで本塁打、安打を打ちまくり、突出した成績を挙げてアピールするしかありません」

 渡米から5年。崖っぷちから這い上がれるか。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  3. 3

    ロッテ佐々木朗希の「豹変」…記者会見で“釈明”も5年前からくすぶっていた強硬メジャー挑戦の不穏

  4. 4

    日本相撲協会・八角理事長に聞く 貴景勝はなぜ横綱になれない? 貴乃花の元弟子だから?

  5. 5

    松本人志「女性に謝罪」もウヤムヤ決着で復帰を急ぐ切実事情…劇場でダウンタウン復活も?

  1. 6

    大谷翔平はなぜワールドシリーズで活躍できなかったのか…ハワイで現地英語TV中継を見ながら考えた

  2. 7

    佐々木朗希に《ワガママ小僧》の指摘も…「ゴリ押し」メジャー挑戦に批判殺到、大炎上する必然

  3. 8

    国民民主党・玉木代表が元グラドルとの隠密不倫を認め陳謝…会見で“勝負ネクタイ”消え、目もうつろ

  4. 9

    ロッテ佐々木朗希「強硬姿勢」から一転…契約合意の全真相 球団があえて泥を被った本当の理由

  5. 10

    松本人志「文春裁判」電撃取り下げも待つのはイバラの道…“白旗復帰”画策にも視聴者・スポンサー・制作側から総スカン