阿部新体制を支える巨人編成部門の課題…フロント主導のチーム作りに舵を切るチャンス

公開日: 更新日:

 これまで巨人の最大のウイークポイントといえば編成部門だった。

 ときの監督の意向によって、チームの編成がコロコロ変わる。特に巨人の指揮官は常勝を求められるだけに、いきおい目先の勝利を追い求めたチームづくりをすることになる。長期的視野に立った編成抜きに、それでも比較的、コンスタントに成績を残してきたのはカネにモノを言わせたFAや外国人選手の補強によるところが大きかった。

【写真】この記事の関連写真を見る(20枚)

 しかし、それも限界がある。今季までの10年間はリーグ優勝3回の一方でBクラスも3回、優勝と同じ数だけ下位に沈んでいるのだ。

 巨人は6日付で、執行役員球団副代表編成本部長スカウト担当の大塚淳弘(64)が編成本部長スカウト担当を外れ、後任に編成副本部長兼国際部長の吉村禎章(60)を充てたのは、現状を打破する目的だろう。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  2. 2

    「高額療養費」負担引き上げ、患者の“治療諦め”で医療費2270億円削減…厚労省のトンデモ試算にSNS大炎上

  3. 3

    萩原健一(6)美人で細身、しかもボイン…いしだあゆみにはショーケンが好む必須条件が揃っていた

  4. 4

    おすぎの次はマツコ? 視聴者からは以前から指摘も…「膝に座らされて」フジ元アナ長谷川豊氏の恨み節

  5. 5

    “年収2億円以下”マツコ・デラックスが大女優の事務所に電撃移籍? 事務所社長の“使い込み疑惑”にショック

  1. 6

    歪んだ「NHK愛」を育んだ生い立ち…天下のNHKに就職→自慢のキャリア強制終了で逆恨み

  2. 7

    僕に激昂した闘将・星野監督はトレーナー室のドアを蹴破らんばかりの勢いで入ってきて…

  3. 8

    日本にむしろ逆風…卓球王国中国で相次ぐトップ選手の世界ランキング離脱と進む世代交代

  4. 9

    「(来季の去就は)マコト以外は全員白紙や!」星野監督が全員の前で放った言葉を意気に感じた

  5. 10

    迷走するワークマン…プロ向けに回帰も業界では地位低下、業績回復には厳しい道のり