名球会入り藤川球児氏…恩師の岡田監督を「生みの親」と礼賛も阪神コーチにならないワケ

公開日: 更新日:

「正直、岡田監督の顔を見るとホッとします。『ああ、監督や』と」

 去る10日、日米通算245セーブで名球会入りした元阪神藤川球児氏(42・球団本部付SA=スペシャルアシスタント)が、甲子園でのヤクルト戦の試合前に記念ブレザーを贈られた。救援投手として見いだしてくれた恩師・岡田彰布監督(65)に関し、冒頭の言葉に続けて、こう言って持ち上げたという。

「ドシッと構えてくれているというか。僕にとっても生みの親。そういう思いは強いですね」

 2005年優勝メンバーの藤川氏は現在、SAとしてフロント入りし、外国人選手の編成に携わっている。球団は将来の監督候補として期待を寄せているという。

 岡田監督の任期は2年といわれており、「ポスト岡田」の育成も任務の一つといわれる。虎のレジェンドの“入閣”を期待する向きもあるが、さる阪神OBは、「いやいや」とかぶりを振って、こう続ける。

「2人の仲は悪くないですが、野手出身の岡田さんと投手出身の球児は野球観が合わない、という声が聞こえてきます。岡田さんも球児も、独特の理論を持ってますから、相いれない部分があるのかもしれません。岡田さんは同じ内野手出身で早大の後輩である鳥谷(敬)のことはよく褒めていますが……。球児の入閣はちょっと考えづらいですね」

 火の玉ストッパーが再び縦縞のユニホームを着るのはいつになるのか……。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    大山悠輔が“巨人を蹴った”本当の理由…東京で新居探し説、阪神に抱くトラウマ、条件格差があっても残留のまさか

  2. 2

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  3. 3

    大山悠輔逃し赤っ恥の巨人にOB評論家《良かった》 FA争奪戦まず1敗も…フラれたからこその大幸運

  4. 4

    大逆風の田中将大まさかの〝浪人〟危機…ヤクルト興味も素行に関する風評が足かせに

  5. 5

    楽天・田中将大の二軍テスト続行を明言…“外様”今江監督ならではの「常識的判断」

  1. 6

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    楽天・田中将大は今や球団の「厄介者」…大幅負け越し&パワハラ関与疑惑に年俸2億円超ダウン

  4. 9

    清原ジュニアが現役引退表明…今度はテレビ局が争奪戦か? こんなにいる慶大野球部出身アナウンサー

  5. 10

    「エンゼルス佐々木朗希」誕生へ…菊池雄星との大型契約&異例の早期決着で獲得に布石

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  2. 2

    巨人50億円補強を前に既存戦力に“大盤振る舞い”のウラ…丸佳浩、山﨑伊織にオコエ瑠偉まで笑顔の契約更改

  3. 3

    大逆風の田中将大まさかの〝浪人〟危機…ヤクルト興味も素行に関する風評が足かせに

  4. 4

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  5. 5

    補強?育成?ソフトBまさかの日本シリーズ惨敗で大混乱…物議を醸した《支配下7人クビ》のひずみ

  1. 6

    八村塁が突然の監督&バスケ協会批判「爆弾発言」の真意…ホーバスHCとは以前から不仲説も

  2. 7

    「エンゼルス佐々木朗希」誕生へ…菊池雄星との大型契約&異例の早期決着で獲得に布石

  3. 8

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  4. 9

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  5. 10

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース