侍Jは投手中心でWBCへ…吉田正尚&近藤健介のザル守備は「守り切る野球」のアキレス腱

公開日: 更新日:

 侍ジャパンに選ばれた30人のうち、投手は想定より1人多い15人となった。増員理由について栗山監督は「投手を中心にしっかり守って我慢しながら勝ち切っていく形」と説明した。

■遊撃は源田1人

 その分、野手陣は手薄になった。中でも遊撃手は源田1人で、控えは阪神では二塁にコンバートされる中野だけだ。外野手にしても、守備に定評があるのは鈴木とヌートバーの2人では心もとない。

 巨人OBで元投手コーチの高橋善正氏(評論家)がこう言う。

「『野球は投手』というし、元投手コーチの立場からすれば、栗山監督が投手を多く選出した気持ちは理解できる。ただし、内野の要ともいうべきショート問題は気になるところ。本来は巨人の坂本がサポートメンバーとして控えていたら心強かったが、中野は昨季遊撃で12球団ワーストの18失策と遊撃の守備に不安がある。阪神の岡田監督も『今年はセカンド。キャンプではショートはやらせない』と言ってましたから。基本的に遊撃は何があっても源田が守り通すしかないけど、ケガをしたり、極度の打撃不振に陥ったらどうするつもりなのか」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    中居正広 WBC"静かなリポート"で体調不安説が再燃…元SMAPメンバーの活躍で奮起か?

    中居正広 WBC"静かなリポート"で体調不安説が再燃…元SMAPメンバーの活躍で奮起か?

  2. 2
    明治22年創業の洋食店が135年の歴史に幕…老舗が消える背景に「味の継承」の難しさ

    明治22年創業の洋食店が135年の歴史に幕…老舗が消える背景に「味の継承」の難しさ

  3. 3
    ダルビッシュこそ侍J米国ラウンドの最終兵器! パドレス指揮官の“困惑発言”ではっきり

    ダルビッシュこそ侍J米国ラウンドの最終兵器! パドレス指揮官の“困惑発言”ではっきり

  4. 4
    春闘「下請け泣かせ42社リスト」大企業の賃上げは中小企業の犠牲で成り立つ

    春闘「下請け泣かせ42社リスト」大企業の賃上げは中小企業の犠牲で成り立つ

  5. 5
    台湾新幹線の車両更新で「日本が逆転受注」のウラ事情 日台親善のうつろさ浮き彫りに

    台湾新幹線の車両更新で「日本が逆転受注」のウラ事情 日台親善のうつろさ浮き彫りに

  1. 6
    サンモニ、報ステとも時間帯視聴率「1位」 首相官邸から目の敵にされる番組ほど面白い

    サンモニ、報ステとも時間帯視聴率「1位」 首相官邸から目の敵にされる番組ほど面白い

  2. 7
    米国で最も人気のある犬 31年首位「ラブラドルレトリバー」2位転落、王座を奪ったのは

    米国で最も人気のある犬 31年首位「ラブラドルレトリバー」2位転落、王座を奪ったのは

  3. 8
    田中みな実と宇垣美里の明暗…キャラ丸かぶり元女子アナ「女優」で成功するのはどっち?

    田中みな実と宇垣美里の明暗…キャラ丸かぶり元女子アナ「女優」で成功するのはどっち?

  4. 9
    WBC準決勝で侍Jと対戦メキシコには重大欠点! 身体能力ケタ違いも集中“プッツン”あるある

    WBC準決勝で侍Jと対戦メキシコには重大欠点! 身体能力ケタ違いも集中“プッツン”あるある

  5. 10
    株価大幅下落の今がチャンス!家計を助ける3月確定株主優待「食品・外食」など33銘柄

    株価大幅下落の今がチャンス!家計を助ける3月確定株主優待「食品・外食」など33銘柄