関東大会制した山梨学院の安定感の裏に吉田監督の長男の存在 「小倉野球」なるノートに秘密
来春センバツの重要資料となる秋季関東大会で、昨年末まで臨時コーチを務めた山梨学院(山梨1位)が専大松戸(千葉1位)に9-3で完勝。11月18日から行われる明治神宮大会出場を決めた。昨秋の関東大会では準優勝に終わっていた。来春センバツ出場は当確で、3季連続出場となる。
決勝はエースの林謙吾(2年)が先発し、7回途中2安打無失点。2番手の星野泰輝(2年)も好投した。林は中学時代は三塁手で、星野は外野手だった。高校で投手として仕込んだのだろう。昨夏エース番号を背負った投手も、ベンチ外の打撃投手から主戦投手に成長した。山梨学院では高校で伸びる選手が多い。
吉田洸二監督は丸太の棒を持ちながら走らせたり、後ろ向きでうさぎ跳びをさせるトレーニングを取り入れていて、これで投手の体幹が鍛えられる。さらに監督の長男・健人部長がコーチとしてチームを支えている。
共通の知り合いである城北(熊本)末次敬典監督(現・八女学院監督)が私を推薦してくれた縁で臨時コーチとして呼ばれたのが2018年。理由は「選手はもちろん、健人をいい指導者にするために、野球を教えて欲しい」とのことだった。