高校日本代表「私のイチオシ選手」は他にいる 高松商・浅野翔吾は時間がかかりそう
U18W杯が米フロリダ州で開幕した。
苦戦しそうな高校日本代表にあって、巨人が10月20日のドラフト会議で、高松商(香川)の浅野翔吾外野手(右投げ両打ち)を1位指名する可能性があると一部で報じられた。
高校生外野手の1位での入団となれば球団史上初だそうだ。それだけ今年は「不作」ということかもしれない。
今夏の甲子園で3本塁打を放ち、高校通算67発の右の大砲は171センチと身長は高くないものの、ヘッドスピードが速いため、打球が飛ぶ。
さらに俊足で強肩。甲子園出場校の野手では最も目立ったものの、即戦力ではない上に、より打撃が重視される外野手という点も含め、一軍定着まで3、4年はかかるとみている。
現在のプロ野球は間違いなく「投高打低」だ。三冠王を狙うヤクルト・村上宗隆だけは別格で、9日現在、3割打者がセ・リーグに5人、パ・リーグに4人しかいない。両リーグで好成績を残している外国人野手は皆無で、打率2割8分、25本塁打がやっとというのも、投手のレベルの高さを表している。