中日・根尾、日本ハム上原、日体大・矢沢…後出し感満載の「二刀流バーゲンセール」
「ユーチリチイ」訳せば「何でも屋」「便利屋」「穴埋め要員」「代替要員」。
これをもって「二刀流」と書けば売れると商品化する後出し感。
「後に続く人が出てきたらうれしい」
と大谷翔平は言っている。それは「もし出てくれば」。あくまで「もし」「if」「まず無理だけど、万が一にも」「青天のへきれき」。
やれるもんならやってごらん、という自信の裏返しと見た。
■二匹目のどじょう
雨後のタケノコのように「二刀流」という看板をかけられた中日の根尾、日ハムの上原、今秋ドラフトの目玉とされる日体大の矢沢なんか「三刀流」と書かれた。3つ目は何かというと「代走でも出た」。おじさんドヨヨンと尻から落ちて、しばらく立ち上がれんかったじゃねえか……。
キミたちは大谷の敷いてくれたレールをただ歩けばいい幸せ者だ! せっかく「こいつぁうまい商売になる」と二匹目のどじょうを狙う球団が「二刀流」のレールに乗っけてくれても、「ナニが二刀流だ、どの刃も錆びて使いものにならねえ! そんなこと言うならオレなんか、飲む、食う、寝る、起きる、クソする、合わせて『五刀流』だぞ。カネ返せ!」と言われる覚悟で行ってみよ~。