甲子園出場&優勝を目指す学校が今やるべき練習、選ぶべき試合相手
エンゼルスの大谷翔平が日本時間15日にメジャー通算100号を放った。
開幕当初は警戒され、低めを攻められていた。本塁打を打つには、低めより高めの球の方がポイントが前になるため、打球が飛ぶ。投手に「低めに投げろ」と言うのは、長打を防ぐ理由がある。
今年の大谷を見ていると、投手としての方が内容がいい。打者として本塁打は40本に届かず(21年=46本)、投手としては12、13勝(21年=9勝)は挙げるとみている。
■大谷のフルスイングは高校生には無理
最近は大谷のフルスイングのマネをする高校生が増えているが、力のない高校生がやっても、大谷のように最後まで振り切れない。バットにボールが当たった瞬間に終わってしまうパンチショットのような形になってしまい、推奨できない。
高校野球は春季大会が大詰め。最後の夏に向け、日が延びた今が最も練習できる時期である。
これからは守備や走塁の細かいプレーを練習したい。コロナ禍の影響で練習時間が限られることもあり、早い時間からガンガン打つチームが多いが、全体練習では実戦で使う投内連係や中継プレー、あるいは走塁などを反復した方がチーム力は上がる。私が考えるだけでも「100通り」はある。