大阪国際女子はゴール直前まで男性PMが先導 元陸連幹部「マラソンとは呼べない」と激怒

公開日: 更新日:

 大阪国際女子マラソンは松田瑞生(26)が2時間20分52秒の大会新記録で圧勝。終盤はややペースが落ちて、日本女子選手4人目となる2時間20分切りは達成できなかったが、日本女子歴代5位の時計で7月の世界選手権(米オレゴン州)代表候補に入った。

【写真】この記事の関連写真を見る(13枚)

 それにしても、レースを見ていた人は「あれ?」と思ったのではないか。

 序盤から松田と上杉真穂(26)の2人が先頭集団を引っ張る男子3人のペースメーカー(PM)についた。大会要項には「ペースメーカーに男性競技者を起用した場合は、記録の扱いは女子単独レースではなく、男女混合レースとなる」とある。その時点で「女子マラソン」とは言えないが、この3人の「ミッション」は1キロを3分19秒から20秒で刻み、2時間19分56秒から2時間20分39秒ぐらいの記録でゴールさせること。選手がついてくれば、「2時間20分切り」や大会記録(2時間21分11秒)が更新できる「筋書き」だった。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志氏はパチプロ時代の正義感どこへ…兵庫県知事選を巡る公選法違反疑惑で“キワモノ”扱い

  2. 2

    タラレバ吉高の髪型人気で…“永野ヘア女子”急増の珍現象

  3. 3

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 4

    中山美穂さんの死を悼む声続々…ワインをこよなく愛し培われた“酒人脈” 隣席パーティーに“飛び入り参加”も

  5. 5

    《#兵庫県恥ずかしい》斎藤元彦知事を巡り地方議員らが出しゃばり…本人不在の"暴走"に県民うんざり

  1. 6

    シーズン中“2度目の現役ドラフト”実施に現実味…トライアウトは形骸化し今年限りで廃止案

  2. 7

    兵庫県・斎藤元彦知事を待つ12.25百条委…「パー券押し売り」疑惑と「情報漏洩」問題でいよいよ窮地に

  3. 8

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 9

    大量にスタッフ辞め…長渕剛「10万人富士山ライブ」の後始末

  5. 10

    立花孝志氏の立件あるか?兵庫県知事選での斎藤元彦氏応援は「公選法違反の恐れアリ」と総務相答弁