イチロー先生には指導依頼が殺到中 弱小校には行かないの? 年内あと1校訪問予定
守備練習では外野に入って部員と一緒にノックを受けた。半身で捕球する姿勢で「僕がこうやって(半身で)捕っているの、映像などで見たことある? あえて半身で捕っていた。なぜかと言うと(捕る直前に)ボールが動く。その時に動ける体勢をつくれるように。(正面でも)油断しないように、(球が)動いてもいいように」と説明。フリー打撃も実演し、2日間の指導を終えた。
先月29、30日には、秋の東京大会を制し、来春センバツ出場が確実な国学院久我山で指導を行った。昨年12月には智弁和歌山を指導し、今夏に全国制覇を達成。強豪校2校に続き、今回は近年力をつけている新興校を指導。こうなると注目は次の4校目である。現在、所属事務所には手紙などで依頼が殺到しているという。
「訪問する学校を決める条件として何より重視しているのが“野球への純粋な情熱があるか、どうか”だそうです。イチローさんの理論についていける、ある程度のレベルの学校じゃないと厳しいかもしれないが、部員不足にあえいでいるようなあまり強くない学校からも依頼があるようです」と球界関係者。年内にあと1校訪問予定。全国の“弱小校”もイチロー先生の訪問を待っている。