著者のコラム一覧
羽川豊プロゴルファー

1957年栃木県出身。79年日本学生ゴルフ選手権優勝。翌80年にプロテストに合格すると、ルーキーイヤーの81年は日本オープン、日本シリーズに優勝。同年代の湯原信光、倉本昌弘とともに「ニューウェーブ三羽烏」と呼ばれた。82年にはメジャーのマスターズから招待され、初出場で15位。「世界最強レフティー」と絶賛された。現在はシニアツアーでプレー。テレビ解説者としても活躍している。

渋野日向子に「思い切りの良さ」が戻ってきた! スイング改造の道筋が明確に

公開日: 更新日:

 渋野日向子が10月に入って、「スタンレーレディス」「樋口久子 三菱電機レディス」と2勝を挙げ、ツアー終盤になって勢いがあります。

 今年は来季からの米女子ツアー参戦を目指してトップの位置を低くする大胆なスイング改造に取り組み、なかなか結果に結びつきませんでした。

 しかし、メジャーの全英女子オープンチャンピオンであり、根本的にゴルフがうまい。

 試行錯誤はまだ続き、納得のいくプレーはできていないのに、優勝できるのは力がある証拠です。

 スイング改造について、「完成度は日々変わっている。点数をつけるなら予選落ちしたマスターズGCレディースはマイナス。勝った三菱電機は50点ぐらい。毎日同じようなスイングができない。1日1回、打ちたいキャリーが出るとうれしい」と道半ばと認めています。

 スイングの不安を抱えながらも、プレッシャーに強かったり、競った時にここ一番のショットができる。完璧な状態でなくてもスコアを出せるのが渋野の強みです。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド