山田隆道
著者のコラム一覧
山田隆道作家

1976年、大阪生まれ。早大卒。「虎がにじんだ夕暮れ」などの小説を執筆する他、プロ野球ファンが高じて「粘着!プロ野球むしかえしニュース」などの野球関連本も多数上梓。各種スポーツ番組のコメンテーターとしても活躍中。

イチ虎ファンとして…ヤクルトに感じた憧れと羨望のまぶしさ、阪神の理想形を体現している

公開日: 更新日:

 ヤクルトは強いと思った。先週末の阪神との首位攻防3連戦。虎党の私がもっとも感じたのはヤクルト打線の圧力とまぶしさだ。阪神投手陣の誰が投げても簡単にアウトになってくれなさそうな手ごわさ、投手が立ち眩みしそうな輝きをヤクルト打線から感じたのだ。

 その要因は、我が阪神のひとつの理想形をヤクルトが体現しているように見えたからだ。中でも特に目を奪われたのはヤクルト打線に名を連ねるベテラン・青木宣親、中堅・山田哲人、若手・村上宗隆の3人である。

 かつて一時代を築いたレジェンド・青木は、盛りのすぎた39歳となった今も、ベテランなりの渋い働きでチームを支えている。29歳の山田は今やチームの中心打者としてだけでなく、球界を代表するスター打者の一人として不動の地位を築いている。そして、そんな山田が元気なうちに若き大砲・村上が昇り竜の勢いで頭角を現し、先輩の山田を食う活躍をしている。ヤクルトでは世代ごとに中心打者が立派に育ち、それぞれが効果的に機能しているのだ。

 ここ数年、私は阪神にこれを求めていた。鳥谷敬福留孝介がまだ阪神にいたころ、糸井嘉男も含めて、この3人がレギュラーを張っているうちに、大山悠輔が大成することを夢見ていた。鳥谷と福留がいなくなり、佐藤輝明という金の卵が出てきた今は、糸井がベテラン然とチームを支える中で、大山が不動の4番に座り、その大山が大きな傘となって、佐藤が伸び伸びバットを振る。つまり、糸井・鳥谷・福留の誰かが青木で、大山が山田で、佐藤が村上になることを願っていた。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    テレ朝・玉川徹氏は鎮火せず、NHK解説委員・岩田明子氏の時は…番組発言“炎上騒動”の大違い

    テレ朝・玉川徹氏は鎮火せず、NHK解説委員・岩田明子氏の時は…番組発言“炎上騒動”の大違い

  2. 2
    ロシア下院議員が激怒! 「軍服150万人分消失」の怪事件はクーデターの予兆か

    ロシア下院議員が激怒! 「軍服150万人分消失」の怪事件はクーデターの予兆か

  3. 3
    今度は「安倍晋三記念紙幣」発行を求める文書が出回る…保守系や自民議員が発起賛同

    今度は「安倍晋三記念紙幣」発行を求める文書が出回る…保守系や自民議員が発起賛同

  4. 4
    復帰のレンドンは220億円の“不良債権” お粗末守備が来季の大谷とエンゼルス最大の障害に

    復帰のレンドンは220億円の“不良債権” お粗末守備が来季の大谷とエンゼルス最大の障害に

  5. 5
    大谷翔平の「貢献度」がジャッジよりも低く出る不公平なカラクリ 米紙記者が指摘

    大谷翔平の「貢献度」がジャッジよりも低く出る不公平なカラクリ 米紙記者が指摘

  1. 6
    HIS(上)ハウステンボス売却は“日米経済安保”に発展か…不動産取引の裏に隠された深刻事態

    HIS(上)ハウステンボス売却は“日米経済安保”に発展か…不動産取引の裏に隠された深刻事態

  2. 7
    近ツーの“PTA代行サービス”が好調 背景に「できれば引き受けたくない」親の究極の選択

    近ツーの“PTA代行サービス”が好調 背景に「できれば引き受けたくない」親の究極の選択

  3. 8
    萩生田政調会長はまるで旧統一教会の“番犬”…「解散請求」を阻む嘘とゴマカシ

    萩生田政調会長はまるで旧統一教会の“番犬”…「解散請求」を阻む嘘とゴマカシ

  4. 9
    巨人原監督の続投は“消去法”…契約は「監督として3年」ではなく「球団と3年」の裏事情

    巨人原監督の続投は“消去法”…契約は「監督として3年」ではなく「球団と3年」の裏事情

  5. 10
    日本ハム近藤健介FA宣言なら争奪戦確実! あるのか巨人得意の“後出しじゃんけん”

    日本ハム近藤健介FA宣言なら争奪戦確実! あるのか巨人得意の“後出しじゃんけん”