女子バスケ史上初の銀 米プロ「WNBA」が付けた日本人選手の“値段”

公開日: 更新日:

 日本バスケットボール協会が11日、東京五輪の総括会見。三屋裕子会長は史上初の銀メダルを獲得した女子5人制について「(エースの渡嘉敷来夢を故障で欠いたが)ホーバス・ヘッドコーチは、今ある戦力を最大限生かして結果につなげた」と米国人指揮官の手腕を高く評価。2024年パリ五輪に向けて「東京を経験した若手をどう育てていくか。Wリーグ(女子日本リーグ)と話し合っていきたい」と、さらなるレベルアップを見据えた。

【写真】この記事の関連写真を見る(16枚)

 今大会、日本の平均身長は出場12カ国で2番目に低い176センチ。上背のなさを3ポイントシュートと相手ディフェンスを置き去りにする素早いオフェンスで世界に対抗した。勝負どころで3点シュートを決め、チームの3P成功率38.4%は全体トップだった。

 もっとも米国との決勝では平均身長184センチと高さのある相手に苦戦し、3Pをはじめとするシュートをブロックされるシーンも目立った。フィジカルの課題を解消するため、三屋会長は「JBA(協会)としては海外で揉まれるのは重要だと考えている。希望する選手にはバックアップしていきたい」と国外移籍を後押しする姿勢を見せた。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    小倉一郎さん「がん」が肺、胸骨、脳の4カ所に…大病を機に、やりたい3つのことすぐ行動に

    小倉一郎さん「がん」が肺、胸骨、脳の4カ所に…大病を機に、やりたい3つのことすぐ行動に

  2. 2
    ポスト三浦瑠麗は決まりか… 岩田明子氏「めざまし8」「サンジャポ」出演を視聴者はどう見た

    ポスト三浦瑠麗は決まりか… 岩田明子氏「めざまし8」「サンジャポ」出演を視聴者はどう見た

  3. 3
    道端ジェシカ容疑者 МDМA所持の疑いで逮捕…母親は「しばらく連絡していない」と憔悴しきり

    道端ジェシカ容疑者 МDМA所持の疑いで逮捕…母親は「しばらく連絡していない」と憔悴しきり

  4. 4
    上田桃子まさかの大逆転負け…「バウンスバック率」が物語る“ミスで仏頂面”のマイナス

    上田桃子まさかの大逆転負け…「バウンスバック率」が物語る“ミスで仏頂面”のマイナス

  5. 5
    高市早苗氏こそ「国会軽視」…土日に“言い訳ツイート”20回超、シンパも心配する異常ぶり

    高市早苗氏こそ「国会軽視」…土日に“言い訳ツイート”20回超、シンパも心配する異常ぶり

  1. 6
    中居正広 WBC"静かなリポート"で体調不安説が再燃…元SMAPメンバーの活躍で奮起か?

    中居正広 WBC"静かなリポート"で体調不安説が再燃…元SMAPメンバーの活躍で奮起か?

  2. 7
    球児の“ペッパーミル”に審判ダメ出し 高野連の頭の中はいまだに「青春スポ根ドラマ」幻想

    球児の“ペッパーミル”に審判ダメ出し 高野連の頭の中はいまだに「青春スポ根ドラマ」幻想

  3. 8
    台湾新幹線の車両更新で「日本が逆転受注」のウラ事情 日台親善のうつろさ浮き彫りに

    台湾新幹線の車両更新で「日本が逆転受注」のウラ事情 日台親善のうつろさ浮き彫りに

  4. 9
    朗希のWBCメキシコ戦はメジャーの大品評会と化す “25歳ルール”クリアなら総額450億円契約も

    朗希のWBCメキシコ戦はメジャーの大品評会と化す “25歳ルール”クリアなら総額450億円契約も

  5. 10
    田中みな実と宇垣美里の明暗…キャラ丸かぶり元女子アナ「女優」で成功するのはどっち?

    田中みな実と宇垣美里の明暗…キャラ丸かぶり元女子アナ「女優」で成功するのはどっち?