バブルぶっ壊し夜の街へ…豪州記者が明かした本音「こんな五輪取材は金輪際ごめん」

公開日: 更新日:

♪Jolly Jolly~

 前週の「週末もここで会いましょう!」との約束から1週間。東京五輪の閉会式前夜に新宿のミックスバーを訪ねると、オーストラリア人がカラオケに興じていた。

 団体は前週より3人少ない。

「3人は先週の朝6時まで飲んで、ホテルに直行。荷物を取って空港に向かい帰国したんだ」

 カラオケの合間にJ(仮名)が説明してくれた。一行は開幕1カ月前に来日。米英豪と異なる国の異なるメディアに所属してはいるが、いずれも五輪取材数回のベテランだ。かつての同僚同士が前々週末、ネットでこの店を探し出して来店。前週末、閉会式前々日と、この日と合わせて4回来たという。

■制約だらけの五輪取材は金輪際ごめん

「ホテルの部屋で独り飲めというお触れは知っているよ。半月は我慢してたけど、クレージーな暑さの中のハードな仕事……。外で飲まないわけにいかないだろ」


 Jは酔眼朦朧、隣の女性客にしなだれかかって苦境を訴えた。以下、Jの独白――。東京には初めて来たけど素晴らしい街だね。オーストラリアにカラオケがないわけじゃないけど、この店のような20席くらいのミックスバーはない。この狭い空間で日本、中国、韓国などの客に交じって歌うのが、こんな楽しいとは思いもよらなかったよ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    藤川阪神のドラ1指名は高卒投手か…最速150キロ超で《潜在能力の高さは世代ピカイチ》

  2. 2

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  3. 3

    谷原章介長男の芸能界挑戦で改めて感じる器の大きさ…実父・いしだ壱成と共演の可能性も

  4. 4

    目黒蓮“おバカキャラ封印”でますます上がる俳優業のハードル 「何をやってもキムタク」化の不安

  5. 5

    小泉孝太郎を他者第一にした "師匠"いかりや長介の教え

  1. 6

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  2. 7

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 8

    失敗を失敗でなくしてくれた…ふかわりょうの恩人に対する深い愛情

  4. 9

    森七菜の移籍トラブルと重なる伊藤健太郎の不義理退所…チラつくステージママの影

  5. 10

    昇格決定的の中日・井上二軍監督は立浪監督と何から何まで“正反対”《明るさと社交性のある熱い男》