丸川五輪相“ああ勘違い”空回り 妄言連発に自民からも苦言

公開日: 更新日:

「未確認のことをきちんと調べないで断定したり、発言内容が後から覆ったり。プライドが高いから勘違いしているのか、ちょっとお粗末過ぎる」

 最近の言動に対し、身内の自民党内からもこんな苦言が聞かれるのが、丸川珠代五輪担当相だ。

 15日の記者会見では、東京五輪パラリンピックの大会関係者向けに米ファイザー社から2万人分のワクチンが追加で無償提供されることを喜々として発表していた。既に選手団向けの2万人分と合わせ4万人分となるが、そもそも丸川大臣は4月段階で五輪選手向けのワクチン優先接種について、「現時点で全く検討していないし、これから先も具体的な検討を行う予定はない」「私たちはワクチンを前提としない大会という準備をしている」と完全否定していた。ファイザーの“好意”で状況が変わったとはいえ、丸川大臣は自身の発言を記憶しているのだろうか。

 15日来日したIOC(国際オリンピック委員会)のコーツ調整委員長のスケジュールについても不可解な発言をしていた。既にIOCは5月中旬にはコーツ氏の「6月15日来日」を発表済みだったのに、丸川大臣は今月8日の会見でその件について聞かれると、「まだ決まっていない。来るとは聞いていない」と否定。しかし、やはりコーツ氏は15日にやって来た。丸川発言は一体何だったのか。大臣に正しく情報が入っていないのか。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    藤川阪神のドラ1指名は高卒投手か…最速150キロ超で《潜在能力の高さは世代ピカイチ》

  2. 2

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  3. 3

    谷原章介長男の芸能界挑戦で改めて感じる器の大きさ…実父・いしだ壱成と共演の可能性も

  4. 4

    目黒蓮“おバカキャラ封印”でますます上がる俳優業のハードル 「何をやってもキムタク」化の不安

  5. 5

    小泉孝太郎を他者第一にした "師匠"いかりや長介の教え

  1. 6

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  2. 7

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 8

    失敗を失敗でなくしてくれた…ふかわりょうの恩人に対する深い愛情

  4. 9

    森七菜の移籍トラブルと重なる伊藤健太郎の不義理退所…チラつくステージママの影

  5. 10

    昇格決定的の中日・井上二軍監督は立浪監督と何から何まで“正反対”《明るさと社交性のある熱い男》