マエケン初黒星も…今季は「最多勝まで十分あり得る」理由

公開日: 更新日:

 ツインズ・前田健太(33)が日本時間15日のレッドソックスとのダブルヘッダー第1試合(7イニング制)に登板。4回3分の1を7安打3失点(自責点1)で、今季1敗目を喫した。

 本拠地ミネソタ州で起きた警官による黒人男性射殺事件を受けて同13日の試合が中止。登板順がずれ込み、難しい調整を強いられた中、二回に自身の送球エラーを挟んで4連打で3失点。五回に1死三塁のピンチを招いたところで降板した。

 試合後の前田は「フォーシームは良かったけど、変化球の曲がりが良くなかったので、そこを修正していければ」と話した。

 移籍1年目の昨季は11試合に登板して6勝1敗、防御率2・70。抜群の安定感が評価されてア・リーグのサイ・ヤング賞最終候補3人に選ばれた。同賞はインディアンス・ビーバーに譲り、メジャー初の栄誉は手にできなかったが、今季もタイトル争いに名を連ねそうだ。

 ツインズ打線は開幕から好調で、この試合の前までチーム打率・254はリーグ3位、総得点55は同4位、総本塁打13は6位タイだ。バクストン外野手(打率・467、5本塁打)、DHクルーズ(同・444、4本塁打)の長距離砲2人が牽引する打線は出塁率と長打率を合わせたОPS・776(リーグ3位)と破壊力抜群だ。前田が登板した2試合で、打線は計8得点。今後も強力打線の援護が期待できる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    松本人志「事実無根」から一転、提訴取り下げの背景…黒塗りされた“大物タレント”を守るため?

  2. 2

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  3. 3

    《小久保、阿部は納得できるのか》DeNA三浦監督の初受賞で球界最高栄誉「正力賞」に疑問噴出

  4. 4

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  5. 5

    石井琢朗コーチが三浦監督との《関係悪化説》を払拭、「ピエロ」を演じたCS突破の夜

  1. 6

    血税が国民民主党の「ホテル代112万円」に消えた…“浮かれ不倫”玉木雄一郎代表に問われる説明責任

  2. 7

    国民民主党・玉木代表が元グラドルとの隠密不倫を認め陳謝…会見で“勝負ネクタイ”消え、目もうつろ

  3. 8

    ソフトB悪夢の本拠地3連敗「2つの敗因」…26イニング連続無得点よりも深刻なチーム事情

  4. 9

    西武激震!「松井監督休養、渡辺GM現場復帰」の舞台裏 開幕前から両者には“亀裂”が生じていた

  5. 10

    発掘! 国民民主・玉木代表がハマった“元グラドル観光大使”小泉みゆきの過激ボディー