１９５７年栃木県出身。７９年日本学生ゴルフ選手権優勝。翌８０年にプロテストに合格すると、ルーキーイヤーの８１年は日本オープン、日本シリーズに優勝。同年代の湯原信光、倉本昌弘とともに「ニューウェーブ三羽烏」と呼ばれた。８２年にはメジャーのマスターズから招待され、初出場で１５位。「世界最強レフティー」と絶賛された。現在はシニアツアーでプレー。テレビ解説者としても活躍している。
小祝さくら 強さの秘訣は「自信」 競り合いや悪条件で光る
先週の女子ツアー「Ｔポイント×ＥＮＥＯＳゴルフトーナメント」は小祝さくらが優勝。今年に入って初戦「ダイキンオーキッドレディス」に続き、逆転で３戦２勝と強さを発揮しています。
２０２０―２１年シーズンで見るとすでに３勝目となり、賞金ランク１位に立ちました。今年の目標と公言している賞金女王タイトルに近づいているのがわかります。
強さの秘訣は、やはり自信でしょう。
春先の雨や風という悪条件が重なった中で周りの選手がバタバタと崩れても、スコアをしっかりつくれるのは自分がやるべきことが明確になっているからです。体も鍛えており、オフの取り組みがうまくいっている証拠です。
最終日は１５番パー４のティーマークがかなり前になり、２７７ヤードと距離が短くなりました。しかしグリーン右サイドには池があり、少しでも曲げたら大きなトラブルに直結します。
多くの選手はアイアンやユーティリティーで刻みましたが、小祝はそこで果敢にドライバーを持ちワンオン狙い。試合終盤に入り、Ｖ圏に多くの選手が並ぶ混沌とした優勝争いの中で守りに入るのではなく、攻めるという強い意志が見られました。
