元小結・白馬毅さんに10年前の“八百長”疑惑を改めて聞いた
ところで、やはり八百長疑惑のことも聞かねばなるまい。
「疑惑? 疑惑どころか、僕は一切、八百長なんてやってないし関わってもいない。これは神様に誓ってもいい。正直言って、何一つ納得してないです。あれは、相撲協会に無理やり辞めさせられた、と思っています」
白馬さんによると、「八百長をしたとされるメールの存在を聞かされたが、その画面を見せられたわけでも証拠を突きつけられたわけでもない」「仲介した『中盆』力士の告白だけ」と言う。
潔白を主張したのは白馬さんだけではなかった。いったん解雇処分を通告されたものの、協会を相手にした裁判に勝訴し復帰した蒼国来(現・荒汐部屋師匠)や、自ら相撲界から去った元小結・海鵬涼至(当時、谷川親方/現・日本大学相撲部コーチ)さんら複数いた。
海鵬さんは5年前、日刊ゲンダイのインタビューにこう答えている。