川相氏もなぜ「臨時コーチ」か? 阪神招聘の魂胆と本気度

公開日: 更新日:

 近年の阪神は勝負どころの犠打失敗が目立つ上に、チーム失策数は3年連続でリーグワースト。弱点強化のため、川相氏の力を借りようというわけだが、さる球界関係者は、「本気で守備や小技を強化するというなら、川相さんを一軍の内野守備走塁コーチとして招聘すべきです」と、こう続ける。

「いくら経験豊富な指導者といえども、1カ月間のキャンプで成果を出せるものではない。昨季の山本昌氏の臨時コーチ招聘しかり、名前のある人物をキャンプに呼べばメディアは飛びつくし、来年は守備や小技の強化に力を入れてますよ、とファンにアピールできる。それが目的ではないか。仮に川相さんを正式なコーチで迎え入れようとすれば、今いるコーチをクビにしなければいけない。自分たちの食いぶちが減ると、生え抜きのOBから反発される可能性もある。臨時コーチであれば極力、波風を立てずに済みますから」

■内外野の守備走塁コーチに肩書

 阪神はこのオフ、テコ入れが急務と言われた内外野の守備走塁部門にメスを入れなかった。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    中日「ポスト立浪」に浮上する“第3の男” 侍J井端弘和監督、井上一樹二軍監督の名前が挙がるが…

  2. 2

    真田広之「エミー賞主演男優賞」快挙でようやく“上書き”される…葉月里緒奈との泥沼不倫劇

  3. 3

    小泉進次郎氏のトンチンカンが止まらない!「大学に行くのがすべてではない」「改憲はファストパス」まで飛び出す始末

  4. 4

    自己最多47号の大谷“独り勝ち”まである…防御率「30球団中26位」投壊ドジャースを襲うポストシーズン敗退危機

  5. 5

    一門親方衆が口を揃える大の里の“問題” 「まずは稽古」「そのためにも稽古」「まだまだ足りない稽古」

  1. 6

    巨人・大城に国内FA権「行使熟考説」…阿部監督がボロクソ批判も他球団は「お値ごろ捕手」に興味津々

  2. 7

    コメンテーター「早口すぎて何を言っているのか聞き取れない」ワースト5はこの人たちだ

  3. 8

    高市早苗氏の猛追に旧統一教会が見え隠れ…熱心な信者がXで「サナエ一択」を大拡散

  4. 9

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  5. 10

    高松商・浅野翔吾“清原超え”でスカウトこぞってドラ1評価!「走る筋肉ダルマ」の心技体