ミスター雁之助さん デスマッチの鬼は介護職員に大転身
群雄割拠した1990年代のプロレス界。大仁田厚率いるFMWはデスマッチ路線で大人気となった。本日登場のミスター雁之助さんは、大仁田さんとタッグを組んで世界王座を獲得するなど若手のホープとして大暴れした。FMW倒産後は、後継のWMF、全日本プロレス、自主興行「鬼神道」などで活躍。引退は18年4月だったが、今、どうしているのか?
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熊本県熊本市南区。ミスター雁之助さんと会ったのは、サービス付き高齢者向け住宅「ブロッサムはません」だった。
入念なアルコール消毒と検温、買ったばかりのマスク着用で館内に入ると制服姿で迎えてくれた。
「今年3月から介護職員として働いています。仕事は、食事や入浴、排泄の介助、おむつ交換など入居者さまの身の回りのお世話全般ですね」