“スーパー高校2年生”4人の名前 2021年ドラフト先取り情報

公開日: 更新日:

 高校野球独自大会が全国各地で行われている。8月10日から甲子園交流試合も開催される。注目の2年生4人をピックアップした。

 ◇  ◇  ◇

 投手では高知高の森木大智投手が筆頭だ。浜口監督の「この大会は3年生中心で戦う」という方針により、登録メンバーから外れたものの、高知中時代に軟式で150キロを投げて話題になった剛腕は健在だ。

 広島OBで投手コーチ、編成部長などを歴任し、現在は徳島県の中学、高校野球の技術指導員を務める川端順氏が、「隣県・高知の有名人ですから、昨年見に行きました。1年夏の時点ですが、バランスがいいという印象ですね。下半身、左膝が開かないから、投げる際に胸のマークが最後まで見えない。体の軸に頭が乗っていてボールの出どころも隠せていました。ほとんど欠点は見当たりませんでしたが、一点だけ気になったところがあります」と、こう続ける。

「編成時代のクセで右投手が見やすい三塁側に回って見た。すると、テークバックの時に手首に力が入り過ぎるため、球速は出てもスピンが利かない。いわゆる棒球なんです。ゆったりとしたフォームからリリースの瞬間に力を入れられるようになれば、球が伸びるようになる。球速は出ているのに、なぜか打たれるということが減ってきます。素材はいいですし、これは直せますから、来年の上位候補でしょう」

 高知のマスコミ関係者が証言する。

「今月12日に高知は明徳義塾と練習試合を行い、森木がリリーフで2イニングを投げましたが、149キロをマークして無失点ながら、下位打線に4安打を浴びました。明徳の馬淵監督はU18侍ジャパンの監督でもある。来年の代表候補という目線で見ていたのか、盛んに首をひねっていました」

 ノースアジア大明桜(秋田)の風間球打投手は開催中の秋田大会で自己最速を2キロ更新する150キロをマークした剛腕だ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    大山悠輔が“巨人を蹴った”本当の理由…東京で新居探し説、阪神に抱くトラウマ、条件格差があっても残留のまさか

  2. 2

    巨人がもしFA3連敗ならクビが飛ぶのは誰? 赤っ恥かかされた山口オーナーと阿部監督の怒りの矛先

  3. 3

    ヤクルト村上宗隆と巨人岡本和真 メジャーはどちらを高く評価する? 識者、米スカウトが占う「リアルな数字」

  4. 4

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  5. 5

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  1. 6

    西武激震!「松井監督休養、渡辺GM現場復帰」の舞台裏 開幕前から両者には“亀裂”が生じていた

  2. 7

    阪神・大山悠輔「5年20億円」超破格厚遇が招く不幸…これで活躍できなきゃ孤立無援の崖っぷち

  3. 8

    巨人・岡本和真の意中は名門ヤンキース…来オフのメジャー挑戦へ「1年残留代」込みの年俸大幅増

  4. 9

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  5. 10

    大山悠輔逃し赤っ恥の巨人にOB評論家《良かった》 FA争奪戦まず1敗も…フラれたからこその大幸運

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・大山悠輔「5年20億円」超破格厚遇が招く不幸…これで活躍できなきゃ孤立無援の崖っぷち

  2. 2

    織田裕二がフジテレビと決別の衝撃…「踊る大捜査線」続編に出演せず、柳葉敏郎が単独主演

  3. 3

    兵庫県・斎藤元彦知事を待つ12.25百条委…「パー券押し売り」疑惑と「情報漏洩」問題でいよいよ窮地に

  4. 4

    W杯最終予選で「一強」状態 森保ジャパン1月アジア杯ベスト8敗退からナニが変わったのか?

  5. 5

    悠仁さまは東大農学部第1次選考合格者の中にいるのか? 筑波大を受験した様子は確認されず…

  1. 6

    指が変形する「へバーデン結節」は最新治療で進行を食い止める

  2. 7

    ジョン・レノン(5)ジョンを意識した出で立ちで沢田研二を取材すると「どっちが芸能人?」と会員限定記事

  3. 8

    中山美穂さんの死を悼む声続々…ワインをこよなく愛し培われた“酒人脈” 隣席パーティーに“飛び入り参加”も

  4. 9

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  5. 10

    「踊る大捜査線」12年ぶり新作映画に「Dr.コトー診療所」の悲劇再来の予感…《ジャニタレやめて》の声も