著者のコラム一覧
宮崎紘一ゴルフジャーナリスト

トラブル続出…調整能力欠くJGTOは男子ツアーを潰す気か

公開日: 更新日:

 シンガポールでシーズンが開幕した2020年日本男子ツアーは、前年と同じ25試合で行われる。

 2増2減と帳尻は合って、数字だけで見ると現状維持であり、可もなく不可もなしといった感じだ。

 だが、新設大会を巡って日本ゴルフツアー機構(JGTO=青木功会長)の常識を疑う“不手際”があり、今現在も関係者の間で問題がくすぶっているのは知られていない。

■いまだに開催コース未定

 その新設大会は10月29日開幕の「ザ・トップ」(賞金総額1億円、優勝2000万円)だ。なぜか開催コースが未定となっている。

「ザ・トップ」の主催者は愛知県名古屋市に本社を置く株式会社トップホールディングス(小田悟社長)。

 2014年から6年連続で東海テレビ放送と「トップ杯東海クラシック」を共催した。

 しかし小田社長が「冠スポンサーとして独立した大会にしたい」と熱望し、東海クラシックから独立して新たな大会を立ち上げた。そして本社と同じエリアにある名門の岐阜関CC(岐阜)での大会開催を計画した。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • ゴルフのアクセスランキング

  1. 1

    双子だから気になる岩井姉妹の“落とし穴”…スポンサーも「セットの価値」重視、のしかかる壮絶重圧

  2. 2

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  3. 3

    国内男子賞金王と大騒ぎしても女子ツアーでは五指にも入らない現実…今季「億り人」は女子7人で男子2人

  4. 4

    大きく出遅れた原英莉花に「最終日」はあるか…現時点では予選通過に“赤信号”

  5. 5

    原英莉花が国内ツアーをキャンセル、「罰金覚悟」で出場して得たスコットランド女子OPの収穫

  1. 6

    日本シリーズで思い出す 怖さ知らずのパッティングで制した青木功さんとのプレーオフ

  2. 7

    かつてのビッグトーナメントも松山英樹がいなければドッチラケ…国内男子ツアーの厳しい現状

  3. 8

    首位快走の荒木優奈は故郷“ゴルフ王国”の先輩に続くか 武器はナショナルチームで鍛えられた屈強メンタルとパット精度

  4. 9

    低迷する国内男子ツアーどう再建?「世界の青木功」からバトンを受けたJGTO新会長に聞く

  5. 10

    渋野日向子はこのまま落ちぶれた「笑顔の暗殺者」に…全英女子OP覇者の面影なく予選落ち

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    中山美穂さん急死、自宅浴槽内に座り前のめり状態で…大好きだった“にぎやかな酒”、ヒートショックの可能性も

  2. 2

    悠仁さまは東大農学部第1次選考合格者の中にいるのか? 筑波大を受験した様子は確認されず…

  3. 3

    山﨑賢人「興収100億円」を引っさげて広瀬すずと結婚も…“兄”菅田将暉の幸せな夫婦生活に抱く憧れ

  4. 4

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  5. 5

    悠仁さま筑波大進学で起こる“ロイヤルフィーバー”…自宅から1時間半も皇族初「東大卒」断念の納得感

  1. 6

    エジプト考古学者・吉村作治さんは5年間の車椅子生活を経て…80歳の現在も情熱を失わず

  2. 7

    豊作だった秋ドラマ!「続編」を期待したい6作 「ザ・トラベルナース」はドクターXに続く看板になる

  3. 8

    杉田水脈がハシゴ外され参院転出に“赤信号”…裏金非公認の免罪符「政倫審」弁明は現職のみ

  4. 9

    旧ジャニーズ激怒し紅白出場を“固辞”…Nスペ「ジャニー喜多川特集」放送後に起こっていること