ソフトバンクは深追いせず…FA福田がオフの“隠れた目玉”に

公開日: 更新日:

 流出は避けられそうもない。

 巨人との日本シリーズを制し、3年連続日本一を達成したソフトバンク。12球団一の資金力を誇っているだけにFA戦線への殴り込みが期待されるものの、現在は若手育成が急務とあって、補強にはさほど熱心ではない。

 逆に「隠れたオフの目玉」と注目されているのが、今季国内FA権を取得した福田(30)だ。三拍子揃ったスーパーサブとしてチームを支え、日本シリーズでも1本塁打、3打点と活躍した。

 ある球団OBは「カネが欲しいのなら残留だが、出場機会優先なら移籍しかない」と言う。

「福田のポジションは主に外野か一塁。外野は中堅柳田、左翼グラシアルが鉄板。残る右翼で上林(24)の育成を優先させる方針です。一塁には内川、中村がいる。福田は誰かがケガをしない限り、スタメン出場は難しい」

 今季は80試合の出場にとどまり、打率・259、9本塁打、26打点だった。

「サブとしては優秀だけどスタメンで使い続けるには……というのが首脳陣の評価です。スタメンで起用された時期もあるが、結果を残せなかった。今季の年俸は3600万円。仮に残留なら年俸8000万円の2年契約くらいはしてもらえるが、他球団とのマネーゲームには乗らないでしょう」(前出のOB)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    「二刀流」大谷翔平と「記録」にこだわったイチロー…天才2人の決定的な差異

  2. 2

    星野監督1年目…周囲から浮いても関係ない「今岡は変わった」と思わせたくてアップから全力だった

  3. 3

    巨人捕手戦争の行方に異変あり…他球団スコアラー指摘「甲斐は絶対的な存在じゃない」「固定ならむしろラッキー」

  4. 4

    「(来季の去就は)マコト以外は全員白紙や!」星野監督が全員の前で放った言葉を意気に感じた

  5. 5

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  1. 6

    【新連載】星野監督は講演会でいきなり「おまえはクソ生意気らしいから野村さんと全然あかんかったんやろ!」

  2. 7

    2人の殿堂入りは確実…大谷翔平&イチロー「軌跡」にこれだけの酷似点

  3. 8

    小笠原慎之助ナショナルズ入り!水面下で激化していた争奪戦の舞台裏…プロ野球でタイトル無縁でも大人気のワケ

  4. 9

    今年のロッテは期待大!“自己チュー” 佐々木朗希が去って《ようやくチームがひとつに》の声

  5. 10

    阪神・佐藤輝明の機能不全は岡田監督の“旧時代的アドバイス”が元凶か…名球会会員は“前さばき”の悪循環を指摘

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「二刀流」大谷翔平と「記録」にこだわったイチロー…天才2人の決定的な差異

  2. 2

    元フジテレビ長谷川豊アナが“おすぎ上納”告白で実名…佐々木恭子アナは災難か自業自得か

  3. 3

    元フジテレビ長谷川豊氏“危機管理のプロ”が古巣告発は禁じ手? 大反響の動画チャンネル行脚の裏事情

  4. 4

    2人の殿堂入りは確実…大谷翔平&イチロー「軌跡」にこれだけの酷似点

  5. 5

    おすぎの次はマツコ? 視聴者からは以前から指摘も…「膝に座らされて」フジ元アナ長谷川豊氏の恨み節

  1. 6

    26億円投入のお台場巨大噴水事業が「フジ日枝案件」と露見…小池都知事による激怒と錯乱と珍答弁

  2. 7

    “かつての名門”武蔵の長期低落の深刻度…学習塾「鉄緑会」の指定校から外れたことも逆風に

  3. 8

    実にゆったりと楽そうに歌っている感じがする

  4. 9

    「(来季の去就は)マコト以外は全員白紙や!」星野監督が全員の前で放った言葉を意気に感じた

  5. 10

    岩井姉妹らツアールーキーたちを狙い撃ち? まるで嫌がらせ…米女子ゴルフの「厳しい洗礼」はトラウマ級