大船渡163km佐々木朗希は夏の暑さ対策をやっているのか
各地で高校野球の夏の地方大会が始まっている。
先日、臨時コーチを務める城北(熊本)へ行ってきた。直前のこの時期、確認して欲しかったのが「バント守備」。1試合で1、2回は必ずある。避けて通れないものだ。
とはいえ、一朝一夕ではできないから、反復練習するしかない。例えば無死一塁の守備のケースで、一塁手が前進するタイミングが早過ぎてはダメ。一塁ベースを早く空けることになり、一塁走者に盗塁をされてしまう。「バントシフト」と言っても、実は何通りもあって前進する人数が変わるのだ。
①2ストライク後や打者が3、4番など犠打と分からない場面は投手だけ。
②投手、三塁手の2人。
③投手、一塁手、三塁手の3人。
封殺を狙うために勝負をかける③は1人当たり1球だけ。さらに初球から3人で強引に前に出てしまうと攻撃側を警戒させることになり、バスターやヒットエンドランに変更されてしまうかもしれない。状況によるが、1ストライク後が効果的。バント守備の目的は犠打をさせ二塁で刺すこと。これをベンチからのサインで使い分けるのだ。