大船渡・佐々木朗希に“逆指名”させようともくろむ球団が

公開日: 更新日:

 163キロのストレートを投げ、今秋のドラフトでは12球団の1位入札もあるんじゃないかとの声もある佐々木朗希(大船渡)。

 去る2日には日本ハムの吉村GMが佐々木を1位指名すると明言。「あまりにも能力が違い過ぎる」と、いの一番で獲得に名乗りを上げた。この時期にあえて1位指名を表明したのは佐々木サイドに誠意を示し、なおかつ少しでも競合する確率を減らしたい意図があるのだろうが、「それなら1位は別の選手に……と降りる球団はおそらくない」とは、ある球団のスカウトだ。

 そんな佐々木から、あろうことか逆指名を取り付けようともくろんでいる球団がある。

 12球団に先駆けて1位指名を公表した日本ハムは仕方がないとして、日本ハムとその球団以外からの指名なら大学か社会人に進ませる絵図を描いているらしい。

 現行のドラフト制度で高校生の逆指名は許されていない。本人の口から日本ハムとその球団以外の指名ならプロには行きませんと言うのは実質的に不可能だ。しかし、日本ハムとその球団以外のスカウトや関係者を「お宅は意中の球団には入っていない」と敬遠することはできる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元横綱・三重ノ海剛司さんは邸宅で毎日のんびりの日々 今の時代の「弟子を育てる」難しさも語る

  2. 2

    巨人・岡本和真を直撃「メジャー挑戦組が“辞退”する中、侍J強化試合になぜ出場?」

  3. 3

    3年連続MVP大谷翔平は来季も打者に軸足…ドジャースが“投手大谷”を制限せざるを得ない複雑事情

  4. 4

    高市政権大ピンチ! 林芳正総務相の「政治とカネ」疑惑が拡大…ナゾの「ポスター維持管理費」が新たな火種に

  5. 5

    自民党・麻生副総裁が高市経済政策に「異論」で波紋…“財政省の守護神”が政権の時限爆弾になる恐れ

  1. 6

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 7

    沢口靖子vs天海祐希「アラ還女優」対決…米倉涼子“失脚”でテレ朝が選ぶのは? 

  3. 8

    矢沢永吉&甲斐よしひろ“70代レジェンド”に東京の夜が熱狂!鈴木京香もうっとりの裏で「残る不安」

  4. 9

    【独自】自維連立のキーマン 遠藤敬首相補佐官に企業からの違法な寄付疑惑浮上

  5. 10

    高市政権マッ青! 連立の“急所”維新「藤田ショック」は幕引き不能…橋下徹氏の“連続口撃”が追い打ち