パ球団トレード打診も…阪神は藤浪を“飼い殺し”にするのか

公開日: 更新日:

 阪神のもとに、パの複数球団からトレードオファーが届いている――。

 不振で二軍調整中の阪神・藤浪晋太郎(25)についてこんな情報が駆け巡ったのは、キャンプ中のことだった。さる阪神OBがこう言う。

「以前からパの複数球団が藤浪のトレード調査を進めている。楽天石井一久GMは、キャンプ時に宜野座球場で阪神の球団幹部と会談、そこで先発投手のトレードを持ち掛けた。藤浪の話題も出たというのですが、そもそも阪神はトレード自体に乗り気ではなかったそうです」

 楽天はその後、開幕直前にDeNAとの間でトレードを行った。中継ぎ左腕の浜矢を放出し、先発型の熊原を獲得した。

「藤浪に関心を示しているのは楽天に限らない」とは、セ球団の関係者だ。

「同一リーグのセ球団同士はなかなか難しいですが、パの全球団が欲しがっていて、阪神に水面下で打診した球団もある。楽天は則本、岸の両エースが故障離脱中。二軍には目の病気から一軍復帰を目指すベテランの今江が余剰戦力になっており、投手を加えた複数トレードに発展しても不思議ではない。他にはロッテが昨オフ、涌井のトレードが急浮上したように交換要員はいる。藤浪を獲得する以上は、それなりの投手や野手が必要になる。ソフトバンク日本ハム西武オリックスも、阪神がOKさえすればすぐに交渉のテーブルに着くでしょう。もっとも、当の阪神に藤浪を出す勇気はないでしょうが……」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    亡き長嶋茂雄さんの長男一茂は「相続放棄」発言の過去…身内トラブルと《10年以上顔を合わせていない》家族関係

  2. 2

    「時代と寝た男」加納典明(17)病室のTVで見た山口百恵に衝撃を受け、4年間の移住生活にピリオド

  3. 3

    「こっちのけんと」の両親が「深イイ話」出演でも菅田将暉の親であることを明かさなかった深〜いワケ

  4. 4

    中居正広氏に降りかかる「自己破産」の危機…フジテレビから数十億円規模損害賠償の“標的”に?

  5. 5

    (1)長嶋茂雄氏の「逆転巨人入り」は、銚子の料亭旅館の仲居さんの一言から始まった

  1. 6

    我が専大松戸がセンバツ王者で無敗の横浜に大金星も、達成感、喜びをあまり感じない理由

  2. 7

    永野芽郁「キャスター」“静かにフェードアウト説”一蹴!主演映画も絶好調で“稼げる女優”の底力発揮

  3. 8

    “バカ息子”落書き騒動から続く江角マキコのお騒がせ遍歴…今度は息子の母校と訴訟沙汰

  4. 9

    長嶋茂雄さんは当然のように電車改札を「顔パス」しようとして、駅員に捕まった

  5. 10

    日本ハム最年長レジェンド宮西尚生も“完オチ”…ますます破壊力増す「新庄のDM」