千葉・長生村議会議長が運転中の女性職員に暴行 やりたい放題を周囲見て見ぬふりの言語道断
現在9期目、千葉県長生村の村議会議長の東間永次容疑者(77)が、公用車内で村の女性職員(27)の左腕を後部座席からブン殴って髪の毛を引っ張り、シートベルトで首を絞めて全治2週間のケガを負わせたとして、傷害の疑いで16日、千葉県警茂原署に逮捕された。
東間容疑者は4月7日、木嶋晴一副議長(72)、議会事務局長、被害女性を含む村役場職員3人の計6人で議会事務局職員の歓送迎会に出席。事務局長が運転する公用車のミニバンで村から約20キロ離れたいすみ市を訪れ、2次会まで参加した。
帰りは、ひとり酒を口にしなかった被害女性が運転を代わり、長生村へ戻っていた午後10時過ぎ、運転席の真後ろの席に座っていた東間容疑者が突然、女性に暴行。それでも女性は同乗者5人をそれぞれの自宅まで送り届けた。
「公用車の使用に関しては許可とかはなく、議会事務局長が予約して使っていました。被害女性の村職員は議会事務局の職員を兼務していて、一緒に歓送迎会に参加することになった。事務局長が公用車を予約して、そのまま(議長の送迎に)使ったことになります。村としては状況を把握しておらず、議会でそういうことが行われていたということ。局長も運転していたといいますし、女性職員も運転するのは仕事の一環だと思っていたのかもしれません」(長生村総務課)
後部座席で東間容疑者の隣に座っていた木嶋副議長は16日夜の会見で、「議長が大声を出したのは聞いたが、殴ったりする姿は見ていないし、記憶にない。女性が助けを求めるような声も聞いていない。車内は真っ暗で、何も見えない状況だった。こちらから公用車の手配はしていない。公用車だという認識はなかった」と苦しい言い訳に終始した。